大法を学んで、夫婦間のトラブルがうまく解決できた
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 文/遼寧省の大法弟子

 【明慧日本2023年4月18日】私は法輪大法の修煉を2021年の初夏に始めました。 修煉の初期には、常に師父の教えをしっかり守り、基準を満たす大法弟子になれるようにと努力しました。

 私は2児の若い母親です。2人の子供の世話や仕事、夫との不仲が原因で、私の心性はジェットコースターのように、時には上がり、時には下がるという状態です。

 私は、第一子を出産して以来、ずっと夫と仲が悪く、良くない関係が続いていました。二人目の子供が生まれてからは、離婚を時々考えるようになりました。大法を修煉してから、これらのことは直面しなければならない関と難であることだと認識しましたが、こんなにも早く、こんなに大きなことがやってくるとは思ってもいませんでした。

 ある日の夕食後、夫は散歩に出かけ、私と子どもたちは家にいました。夜の8時頃、突然、アメリカから電話がかかってきました。最初は詐欺の電話かと思い、電話を取って切りました。その後もその電話がかかってきたので、その間に2、3度切りました。しかし、私が出ないと、この電話は止まらないようだったので、電話に出ました。電話に出ると、女性の声で、「あなたは誰々さんですか?」とストレートに聞かれ、私は「そうです」と答えました。そして、彼女は「あなたと何々さん(私の夫の名前)は離婚したのですか?」と聞いてきました。それを聞いて、私は心臓がバクバクして、警戒しました。しかし同時に、自分は大法弟子であることがわかっていたので、冷静になっていました。

 その女性は、私の夫と自分の妹のことを話しました。「うちの妹とあなたの夫は2年前から愛し合っていて、結婚へ向かっています。あなたたちはもう離婚しましたよね。あなたの家の事情を私は知っています」。その一言一句が私の胸に突き刺さりました。しかし、1日に何度も『論語』を暗唱していた私は、意外と落ち着いて、電話を切るまで夫の浮気相手のお姉さんととても穏やかに話をしました。

 この時、夫が 外から帰ってきました。私は、「騒いではいけない。落ち着いて夫に説明を求めよう」と思いました。しかし、夫はそのことを認めず、弁解しました。夫がこの女性の妹と何かあることは間違いないと心の底で思いながらも、私は冷静でした。私は夫に、「今日、あなたと喧嘩しなかったのは、私は法輪大法を学んでいるからです。もし私が修煉をしていなかったら、今日の件をこのように対応することはできなかったでしょう」と言いました。

 夜10時頃でしたが、子どもたちはまだ起きていて、上の子はなんとなく私たちのことがわかっているようでした。私は自分に、「理性的になるように」と言い聞かせました。そして、子供たちを寝かせてから、夫と話し合いました。そうこうしているうちに、夫はその問題が露見したことを知り、怖くなったようでした。私は夫に、「私は大法を修めているから、離婚しないようにしたい。現在の人のようにお金を要求して、問題を解決するようなことはしない。普通の人なら、絶対に大騒ぎして、いわゆる精神的損害賠償を求めるところだよね」と話しました。

 夫に「どうしたいの?」と聞かれました。私は、「以前の私なら、マンションの住人のみんなに知らせて、大騒ぎする。この夜中にもかかわらず、あなたの両親に電話をして、離婚のことを話して、大騒ぎするだけではなく、悪い言葉をいっぱい言うかもしれない。でも今日は違う。私は傷ついているけど、みんなに迷惑をかけるようなことはしません」と話しました。

 私が大法を学んでいることを知っている夫は、最初は賛成してくれなかったものの、大法を学び続けている私の様子を見て、何も言わなくなりました。私の話を聞いて、夫は何も言いませんでしたが、私の態度に驚いたはずです。というのは、修煉する前の私は、とてもきつくて譲らない性格で、家でもそうでしたが、会社でも有名だったのです。

 私は心を落ち着かせて、「これは私の乗り越えるべき関だ」と思いました。そこで私は静功を煉り、心から師父に「師父、私は師父に失望させたくないのです。この難関を越えたいのです。師父のご加護で私は冷静でいられました。師父、ありがとうございます」と話しました。その時、師父が「覚者は執着心がまったくなく、幻のために迷っている世人を静かに観ています」[1]と説かれた法を頭の中に打ち込みました。私にはたくさんの執着や情があるので、それらを取り除くべきものだと理解したのです。

 私は辛くて、思想業も出たりしました。その時は、『論語』を唱えることにしました。翌日の朝、夫はとても優しく、「僕も離婚はしないし、離婚することに同意しない」と言ってきました。

 義母が2人の子供の世話を手伝ってくれています。昼休みに仕事から帰るとき、義母には私たち夫婦の問題が知られないように私はいつも通りに振舞いました。しかし、食事の後、我慢できず、ついに義母に「お母さんが若いころ、あの問題はどうやって乗り越えたのですか」と聞いてしまいました。義父も若い頃、夫と同じことをしていたため、義母も義父の浮気相手から電話がかかってきたそうです。そして、義母から事情を聞かれたので、一部始終を話したのですが、私はどう対処したいかの話はしませんでした。

 私たち夫婦は以前から関係が悪く、離婚も時々話し合っていたのです。今回の件を聞いた義母は、自分の息子が悪いのだから、私が絶対に離婚して騒ぐと思ったのです。義母は私の考えを聞きながら、息子に電話をかけ、「すぐ帰ってこい」と怒りました。

 私は、その相手の女性は病院に勤め、29歳だと話すと、義母はすぐその病院の友人に電話をして、10分もかからずその人を見つけ出しました。義母は、私にその人に電話するかどうかと聞きました。これも試練だと思い、私の心の底では迷っていました。しかし、「その女性にとって2年間はどんなに大事か! 夫の浮気相手の人が可哀そうだ。彼女は自分の愛情を間違った対象に使ってしまい、被害者ではないか」と思いました。

 私は「電話はしないほうがよい。誰のためにもならないから」と言いました。義母は驚いて、「あなたは被害者なのに、なぜ他人のことを考えるの? バカじゃないの?」と言いました。そして、義母は義父に電話をし、「これはあなたが若い頃にやったことの応報だ。それで息子の婚姻も危うくになった」などと言い出し、喧嘩をしました。

 この事態になったのは、すべて私の動揺した心が引き起こしたことだと思います。義母は電話で夕方、私の家に来るようにと義父を呼び、直接会って決着をつけると言いました。

 義父は気性が荒く、夫は普段から義父を恐れています。私は「義父が来たら、きっと夫を叱るに違いない。それで夫は私の前で面目を失うだけでなく、子供たちの前でも威信を失う。義母と義父もこれが原因で大喧嘩になり、収拾がつかなくなる」と思いました。

 この戦いを止めるのは、私しかいないと思ったので、義母に「お義父さんを怒らないでください。夫から事情を聞くとき、優しい口調にしてください。夫のプライドを傷つけないようにしてくださいね。この件をどう解決するかは私が決めます」と伝えました。

 それを聞いた義母は驚きながら、私の言う通りにしました。義母は、「これは小さいことではないので、あなたがこんなふうに対応するとは思わなかった。本当にありがとう」と言いました。

 それから、私は、昨年の初夏に法輪功を修煉し始めたと義母に話しました。「法輪功は宇宙の大法であり、宇宙の大法の基準は真、善、忍であり、もし私がどうしても離婚することになったら、子供にも両家の親にも『善』ができず、夫にも『忍』になれなかったでしょう。私が離婚しなかった理由は、心から夫やその女性を憎んでいないし、かえってかわいそうだ」と思ったからです。

 義母は私にとても感謝していました。私は「私を変えたのは大法です。もし修煉をしていなかったら、このように対処できなかった」と話しました。義母は、「今夜の夕食をごちそうする」と言ってくれたので、私は笑って、「お母さん、私がごちそうするよ。私たちが絶対離婚すると思ったでしょう?」と言いました。義母は、「そう言われると、泣きそうになるわ」と言いました。

 この文章を書きながら、私は師父の法をさらに確信しています。私は法輪大法に出会い、大法修煉の道に足を踏み入れることでとても幸運だと思っています。私はまだ修煉を始めて間もないのですが、よく修めていないとき、師父が周りの同修や同僚の口を借りて、私を啓発してくださいました。師父、感謝いたします! 

 これから、私は自分をよく修め、師父の要求にしたがってしっかりとやり遂げ、後天的に形成された執着をすべて取り除きたいと思っています。

 私は大法を修煉する日が浅いので、不足のところがあれば、同修の皆さん、慈悲をもってご指摘をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「境界」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/3/20/457896.html)
 
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