86歳の梁淑智さんに懲役3年の判決
■ 印刷版
 

 【明慧日本2023年4月18日】遼寧省瀋陽市の法輪功学習者・梁淑智さん(86歳女性)は、平和区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官に連行された。今年3月27日、瀋陽市遼中裁判所は梁さんに懲役3年、罰金2万元(約39万円)の判決を下した。梁さんは判決を不服として、すでに瀋陽中級裁判所に控訴した。

 瀋陽市第一留置場は、梁さんの健康問題で、梁さんの入所を断った。しかし、遼中裁判所側は梁さんを刑務所に送ることを企んでいる。

 梁さんは瀋陽市平和区三亜コミュニティに住んでいる。法輪功を学ぶ前、梁さんは病院から上咽頭癌と診断された。梁さん自身は医療従事者でありながら、よい治療法が見つからず、早期退職するしかなかった。しかし、幸運にも1996年に法輪功を学んだ後、梁さんの病気は完治した。

 1999年7.20、中国共産党が法輪功迫害を発動させた。自ら法輪功の素晴らしさを体験した梁さんは、より多くの人が法輪功の恩恵を受けられるように、法輪功の真実を伝え始めた。2002年、梁さんは法輪功迫害の真相が書かれた紙を貼ったとして、警官に連行され、懲役3年を宣告され、遼寧省女子刑務所に収容された。

 2021年6月8日、和平区国保と馬路湾派出所の警官が梁さんの家に押し入り、梁さんを連行し、パソコン、プリンター、法輪功の関連書籍などの私物を押収した。その後、家族の強い要求で、梁さんは「保釈」として、家に帰れた。しかし、和平区国保の警官は梁さんの案件を遼中区検察庁に送致した。2022年6月6日、遼中区検察庁は、いわゆる「追加調査」のため、梁さんの件を国保に差し戻した。6月17日、和平区国保の警官は再び梁さんの案件を検察庁に送付した。その後、梁さんは遼中区裁判所に起訴された。

 2022年8月2日、和平区国保や馬路湾派出所、コミュニティの警官と検察庁の裁判官らは梁さんの自宅に行き、梁さんに起訴状にサインを強要した。梁さんはそれを拒否した。

 今年1月31日午後、遼中区裁判所の裁判長・林暁嬌は梁さんの家族に電話をかけ「梁淑智の身柄を今すぐ拘束することができる。法輪功を放棄しなければ、正月(旧暦)15日以降に逮捕する。その後は裁判にかける。梁淑智を説得しなさい」と話した。

 そして、2月8日、瀋陽遼中裁判所は86歳の梁さんに対して裁判を行った。法廷で弁護士は法律に基づき、梁さんの無罪を主張した。当日、裁判官は梁さんに裁判の結果を宣告しなかった。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/4/3/458413.html)
 
関連文章