【明慧日本2023年5月1日】黒竜江省の法輪功学習者・郭麗鳳さん(56歳女性)は、法輪功への信仰を理由に、2022年5月から年金の支給を中国共産党(以下、中共)に一時停止された。法輪功迫害の事実を説明するための郭さんの絶え間ない努力により、郭さんの年金支給は2022年10月に復活した。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中共によって迫害されている。
牡丹江農業支局を定年退職した元従業員・郭さんは、2022年5月に年金の銀行口座が凍結され、6月22日に銀行に問い合わせに行ったが、北大営派出所の3人の警官に連行された。
派出所では、警官らが郭さんを尋問し、指紋とDNAサンプルを収集し、写真を撮り、声を録音した。郭さんは1万元(約19万円)の保証金の支払いを余儀なくされた後、夕方、保釈された。
郭さんは9月5日に派出所に戻り、所長に年金の一時停止を銀行に命じた理由を尋ねた。
所長は、郭さんが法輪功を学び、法執行機関を弱体化させることによって法律に違反したと答えた。
郭さんは、中国では法輪功を犯罪化したり、カルトと分類したりする法律はないと主張した。
郭さんに異議を唱えることができなかった所長は「異議があれば、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)に訴えることができる。彼らはすでにあなたに対して訴訟を起こした」と言った。
郭さんは警官らにこう言った。「年金は私の個人資産です。 私は自分自身の努力によってそれを獲得しました。 凍結された自分の年金の返還を求めることを違法と定めているのは、どの法律ですか? 母は現在、重篤な状態にあり、治療費を支払うためにお金が必要です。皆さんには家族がいないのですか?」
所長は言い訳を見つけてすぐに立ち去った。
郭さんは9月26日に国保に行ったが、郭さんの案件を担当する警官は不在だった。10月末に担当する警官が戻ってくるとすぐに、郭さんは警官に事実を明らかにした。その警官は郭さんの年金を元に戻すことに同意した。10月25日、郭さんの銀行口座は再開され、5月から10月までの年金が支払われた。