【明慧日本2023年5月1日】湖南省長沙市在住の法輪功学習者・孫煜山さん(25歳男性)は、2022年1月20日、清水塘派出所の警官らに連行され、家宅捜索された。2023年2月15日、瀏陽(りゅうよう)市裁判所に懲役3年3カ月の不当判決と1万元(約19万円)の罰金を言い渡された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
孫さんは2022年1月20日に連行され、22日に長沙市第二拘置所に連行された。3月25日、開福区検察庁は孫さんに対しての逮捕許可を発布した。孫さんの案件は後に、瀏陽市検察庁に移管された。検察官・陳愈超は、6月7日に孫さんを起訴し、瀏陽市裁判所に訴訟を移した。
陳は当初、7月28日に裁判を予定していたが、何の説明もせずに、裁判前日にキャンセルした。孫さんの家族は、その理由を聞いたが、職員は答えなかった。
2023年2月15日の裁判当日、法廷は数台のパトカーと救急車に囲まれていた。政府関係者も数人出席した。裁判所は、その後も急に裁判を行う場所を変え、孫さんの弁護士と家族に伝えていなかった。
別のルートから、孫さんの弁護士と家族は審理場所を知り、急いで法廷に行ったが、裁判所は、裁判への出席を10人だけ許可していた。その後、孫さんの家族の強い抗議を理由に、ほとんどの者の参加を許可した。裁判官は、孫さんの家族の弁護人による弁護の弁論を繰り返し妨害した。
孫さんは、法輪功を実践するにあたっていかなる法律にも違反していないと主張した。また孫さんは、派出所に拘束された3日間、警察は自分に1回の食事しか提供しなかったことを明らかにした。
現在、孫さんは長沙市第二拘置所に拘禁されている。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)