【明慧日本2023年5月4日】遼寧省朝陽市在住の法輪功学習者(以下、学習者)・陳華さん(64歳女性)が、最近、当局に懲役1年の不当な判決を言い渡された。陳さんが中国国外に住む子供と会っていることを警察が知り、陳さんを「海外の反中国勢力と共謀した」として起訴した。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
2022年6月1日、陳さんが夫の郝志強さん (65歳、法輪功学習者ではない、凌源製鉄工業の前社長)に付き添われて髪を整えに出かけたとき、朝陽市公安局国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)、カラチン左翼モンゴル族自治県(略称は喀左県)の警官が自宅に押し入り、陳さんの家を家宅捜索し、法輪功の本、法輪功の創始者の写真、パソコン、携帯電話などの私物を押収した。
郝さんは法輪功を実践していないが、陳さんと一緒に連行された。警察は、最初に彼らをホテルに拘束して住居監視し、その後、刑事拘留のために喀左県拘置所に移送した。陳さんはその後、朝陽市の女子拘置所に連行された。
夫婦が連行の理由を警察に尋ねると、警官は「あなたは何をしたか知らないのですか? 私たちはあなたを10日以上監視してきました。それを知らないのですか?」と言った。
2022年7月初旬、喀左県検察庁は夫婦の逮捕を許可した。夫婦を起訴するものは何も見つからなかったので、喀左県公安局の政治指導員である張峰は国保の警官に、凌源市(りょうげんし)に陳さん夫婦の以前の住居に行って調査するよう命じた。張は、陳さん夫婦が子供たちに会に行くため海外旅行をすることもあると知り、「海外の反中勢力と共謀した」として2人を起訴した。
郝さんは法輪功を実践していないにもかかわらず、不当に判決を下された(刑務所外での執行)。陳さんはまだ朝陽市女子拘置所に拘禁され、2023年6月に拘禁期間が終了する。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)