【明慧日本2023年5月6日】北京在住の法輪功学習者・張芳さん(67歳女性)は、約1年間拘禁された後、2023年2月15日、法輪功を学んだとの理由で、北京市朝陽区裁判所に懲役1年2カ月の不当判決と2千元(約3万9000円)の罰金を科された。 張さんは控訴した。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
張さんは2022年3月9日、自宅で朝阳区四惠派出所の警官らに連行された。警察は、バスの中で法輪功について人々に話したとして、誰かが張さんを通報したと主張した。監視ビデオカメラを確認した後、警察はバス停で張さんに似た人物を見つけたため、張さんを連行することにした。
張さんは最初、北京第一拘置所に拘禁され、3カ月以上コンクリートの床で寝ることを余儀なくされた。張さんの逮捕が6月2日に許可されて初めて、看守は張さんがベッドで寝ることを許可した。警察は張さんに対して精神科の検査を行い、張さんが法輪功を学んだために精神的な問題を抱えていると非難しようとした。
中国共産党政権が1999年に法輪功に対する迫害を命じて以来、張さんは何度も連行されて家宅捜索を受け、労働教養と不当判決を言い渡された。
張さんは2001年12月12日、朝陽区太陽宫派出所の警官らに連行されて王四営洗脳班に拘禁され、看守が張さんの食事に詳細不明の薬物を加えた。張さんは舌がこわばり、嘔吐が続いた。張さんの状態が深刻だったので、看守は張さんを病院に連れて行った。
張さんは2002年4月19日に再び連行された。朝陽区洗脳班で15日間拘留された後、張さんは北京女子刑務所で懲役3年の不当判決を言い渡された。
張さんは2008年、7カ月間放浪生活を余儀なくされた後、再び連行された。張さんは懲役2年6カ月の強制労働を与えられ、湖北省女子強制労働所に連れて行かれた。
張さんと張さんの夫で法輪功学習者・陳鳳章さんは2017年10月15日に、沙峪派出所の警官らに連行され、順義区拘置所に30日間拘禁された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)