【明慧日本2023年5月8日】遼寧省葫芦島市連山区の法輪功学習者・李桂華さん(58)は今年の1月11日、自宅で警官に押し入られて身柄を拘束された。4月28日、連山区裁判所で、開廷され、懲役3年6カ月の実刑、罰金1万元(約20万円)の不当な判決を宣告された。家族は控訴の準備をしている。法輪功は世界の人々に親しまれる伝統修煉法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
李さんは1992年にやっかいな病気を患い、全身が浮腫んでお腹も膨らみ、食事の後は消化不良で、胃腸の動きを順調にするため李さんは重労働で改善するしかできず、また、ごま油を飲んで排便するようにしていた。村の漢方医によると、この病気は長くなると、肝臓に水が溜まって破裂して死亡する可能性があるという。李さんは法輪功を学んでから「真・善・忍」の教えに従い、病気が完治した。
2022年3月17日、李さんと高作奎さんは蜂蜜溝村の近くで村民に法輪功の資料を届けに行く時、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報されたが、コロナ禍のため帰宅できた。同年10月、2人はネットで指名手配された。2023年1月11日11時、3人の私服警官はコミュニティの関係者を装って、李さんの娘の家に押し入った。そこで李さんは連山区寺児堡派出所に連行された。所長の李暁飛、副所長の劉佳銘は李さんを葫芦島市留置場に移送した。連山区検察庁の龍胆は李さんを起訴し、連山区裁判所に送った。担当の裁判官は張亮である。
4月28日午前10時、連山区裁判所は李さんに裁判を開き、李さんの親友2人は弁護人として出廷し、法律に基づいて忌避申立書を読み始めたとき、止められた。
李さんの弁護人は法輪功が合法であることから弁護するつもりだったが、裁判官に理由もなく阻止された。弁護人は法廷での弁護権が守られていると主張したが、裁判官は黙っていて反論しなかった。
弁護人は、起訴者側が法廷で証言を問いただす原則に違反しており、全ての資料を出さず、「証拠なし」に属すること、法輪功は邪教ではなく組織もないことを指摘した。また「法律破壊を実施する罪」は次の要素が必要、一、ある法律は当事者の利益を侵害した。二、当事者は犯罪行為だと知りながら、当法律を破壊する行為がある。三、ひどい結果をもたらした。しかし、当事者は一般市民として法律の実施を破壊する能力がない。つまり、起訴は成立しないと主張した。
また弁護人が持ってきた音声、ビデオ、書類など30種類以上の資料は審判長に押収された。一方、起訴者側は実物の証拠を1つも出せないまま、「犯罪事実が明白、証拠が十分で確実である」として法廷に採用された。
弁護士はまた弁護内容を取り出して読もうとしたが、裁判官に止められ、資料として出すだけでいいと言われた。
法廷は11時半に終わり、午後1時48分わずか2時間あまり経ったあと、裁判所は家族に電話をかけて判決書の内容を伝えた。
弁護人は判決書が出された時間を分析し、すでに用意されたいたこと、つまり法廷は形だけのものだと判断した。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)