唐山市の高振才さん、徐素琴さん夫妻は迫害されて死亡
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 【明慧日本2023年5月11日】河北省唐山市の法輪功学習者・高振才さんは、不当判決を受け、刑務所に3年6カ月間拘禁された。刑務所で迫害を受けた末、出所した高さんは2カ月足らずの今年2月26日、71歳でこの世を去った。妻・徐素琴さんも、夫と再会できず、夫が出所する前の2022年11月中旬に死亡した。

 河北省唐山市路南区に在住の高さんは、開欒炭鉱の定年退職者だった。2019年7月3日朝7時、高さんは自宅に押し入った唐山市路南公安支局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)と永紅橋派出所の警官10数人に連行され、唐山第一留置場に拘束された。その後、唐山路北区検察庁に提訴され、路北区裁判所から懲役3年6カ月の判決を宣告され、冀東刑務所に送り込まれた。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党(以下、中共)によって迫害されている。

 今年1月2日、高さんは刑期満了で帰宅したが、刑務所内の迫害で、目がほとんど見えなくなり、極度に痩せて身の回りのことができなくなった。高さんが出所する1カ月ほど前に、妻・徐さんは死亡していた。

 高さんは2013年、徐さんは2009年にそれぞれ法輪功を学び始めた。明慧ネットの報道によると、徐さんはかつて、頑固な乾癬を患っており、痒くてよく掻き、高さんは毎日、妻の乾癬のかさぶたを取るのを手伝っていた。徐さんはさまざまな治療法を試したが、効果はなかった。

 しかし、2009年に徐さんは法輪功を学び始めた。そのおかげで、薬を使わずに頑固な皮膚病が治った! それを目の当たりにした高さんは「定年退職したら、法輪功を学びたい」と言った。

 2013年、定年退職したばかりの高さんは、突然腰痛と足の痛みに襲われ、歩くことができず、寝たきりになってしまった。あまりの痛みで入院したが、1カ月治療を受けても好転しなかった。苦しみの中で、高さんは法輪功を学ぶ決心をした。2013年10月、高さんは法輪功の師父の説法の録音テープを聞き始め、暫くして、腰足の痛みが緩和した。法輪功を学ぶことで、高さんは健康を取り戻した。法輪功を学んだ後、高さんはまるで別人のようになり、真、善、忍の基準に従って自分に要求し、乱暴な言葉遣いをやめ、徐々に気性を改め、他人に親切に接し、周りから良い評判を得た。

 2019年7月3日朝7時、高さんは警官に自宅から連行され、唐山第一留置場に拘禁された。それから1年以上経った2020年11月11日、高さんと法輪功学習者・楊暁明さん、陳琳さんの3人は路北区裁判所で裁判が行われた。高さんは懲役3年6カ月の実刑を言い渡され、刑務所に拘禁されて迫害された。

 高さんが連行された後、妻・徐さんは夫の解放を求めに派出所へ行き、警官に法輪功の真実を伝えたが、中共の嘘を信じた警官はそれを聞き受け入れず「お前の夫が正直に白状すれば、1カ月後に解放してやる」と言って徐さんを騙した。1カ月が過ぎ、釈放されるどころか、高さんの逮捕状が届いた。

 高さん夫妻の一人娘は派出所へ行き「父は何も悪いことをしていません。憲法には信仰の自由があると書かれているので、父を解放してください。警官のあなたたちが法を犯しているので、訴えます」と言いました。派出所と国保の警官は娘に「お前に対する証拠を握っている。すぐにお前を逮捕できる。お前の母親も法輪功を学んでいるので、家族全員を逮捕できる」と脅迫した。警官は、高さんの娘を派出所で1日尋問した。その後、警官とコミュニティの職員が徐さん親子に何度も嫌がらせをし、徐さんに法輪功を放棄する誓約書にサインを強要し、法輪功を学んでいない娘にまでサインさせた。

 国保と派出所の警官、コミュニティーの職員は隣人を利用して、徐さんを長期にわたって監視・尾行した。徐さんの友人が徐さんの家に訪ねてきたとき、食べ物を持ってきたが、これらの監視員たちに家に押し入られ「今後二度と来るな」と脅された。このような長期的な監視と夫に対する心配などから、徐さんは心身に大きなダメージを受け、熱や浮腫などの症状が現れ、やがて身の回りのことができなくなって死亡した。

 2023年1月2日、高さんは刑務所から帰宅したとき、妻が亡くなったことを知らなかった。親族は、もう隠し通せないと見て、初めて高さんに真実を告げた。失明寸前で、身の回りのことができなくなった高さんは、妻が亡くなったことを聞いて「共産党は私たち家族をひどく迫害した」と叫んだ。その後、高さんも死亡したという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/4/28/459304.html)
 
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