中国法会|すべての時間は衆生を救うため
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文/山東省の大法弟子口述 同修整理  

 【明慧日本2023年5月17日】

 尊敬する師父、こんにちは!
 同修の皆さん、こんにちは!

 私は学歴があまりない田舎の女性(74)です。1996年、夫のお腹に腫瘍ができましたが、手術をする勇気がなく、法輪大法を修めた後、腫瘍が自ずと消えてしまいました。そこから、私も一緒に法輪大法を修煉し始めました。

 私たちは大法を信じて疑わず、師父に対する感謝の気持ちを三つのことの実行と、法を正す師を手伝い衆生を救うことに全力を注ぎました。26年来の修煉の道のりには、心性の向上が得られたときの喜びもあれば、迫害による苦難もありました。師父に見守られて、私たちはくじけることなく今日まで辿り着きました。

 2008年、私は大法の真相を人々に伝える際に警察に逮捕され、8年の不当な懲役刑を言い渡されました。帰宅後、私は失われた歳月を取り戻そうと、法を多く学び、法に則って自分を正しました。

 師父はこのようにおっしゃっています。「法を正す時期の大法弟子にとって、個人の解脱は修煉の目的ではありません。衆生を救い済度することこそ、皆さんがやって来た時の大きな願いであり、法が正される中で歴史が皆さんに賦与した責任と使命です。ですから、大量の衆生は皆さんが救い済度する対象になります」[1]

 「現在から、特に中国大陸の大法弟子、新しい学習者も古い学習者も長い間執着している人心を放下し、全面的に早く世の人々を救い済度してください」[1]

 そこで、私は目下の法を正す進展において、人々に真相を伝え彼らを救うことが急務であると分かりました。その責任は重大で、すぐに行動を起こさなければならないと思った私は、夫にこう言いました。「家で法を学ぶだけではだめで、人を救いに外に出るべきです。それが師父に要求されている三つのことの一つです」。主人も同じ意見で、「うちの田舎は交通が不便なので、三輪車を買って、一緒に市場に行って、そこで真相を伝えよう」と言いました。それから、真相を伝えるために、毎日午前中に出かけ、大きな市場や通りに行ったり、隣町の市場まで行ったりして、時には120キロほど遠出することもありました。

 交通警察の検問に引っかからないように、私たちは彼らが出勤する前に目的地に到着し、彼らが退勤した後に帰宅の途に着くことにしました。ここ数年、師父の保護の下、私たちはトラブルに見舞われたことはありませんでした。

 私たちは雨の日も晴れの日も、1年中、人々を救うために出かけています。時々大雨が降って出ることができませんが、雨が止んだらすぐに出かけていきます。そして毎年、旧暦の大晦日の3日前までやり通してきました。

 田舎では、旧正月の12月20日を過ぎると、皆がお豆腐を作ったり、饅頭を蒸したり、魚の揚げ物を作ったりして、年末の用意で忙しくなりますが、私たちは何も準備しません。レストランを開いている娘は、私たちが忙しいのを知っていて、お正月になると、何でも用意してくれます。こうして、私たちは節約できた時間を全部大法のことに使いました。

 娘はレストランが忙しくて、手伝いに来てほしいと電話で頼んでくることもありましたが、私は「私の時間はとても貴重で、もっと重要なところに使わなければならない。自分で何とかして」と返事をしました。大法の真相を知っていて、私たちが毎日何をしているか知っている娘は、そう言うと再び頼んできたことがなく、文句も不満もありませんでした。私たちはこの良い家庭環境の中で、何の心配もなく衆生を救うことに専念できます。生活はシンプルで、食事も腹ごしらえさえできれば何でも食べます。心に大法があり、衆生を救う使命もあって、私たちは幸せで充実した生活を送っています。

 7年来、私たちが伝える大法の真相を聞き、2万人を超える人々が三退しました。多い時は1日で50人以上も三退し、30人、20人、十数人などのケースもありました。今では1週間で、70〜80人に三退を選択してもらっています。

 私が伝える真相を、ほとんどの人が受け入れてくれます。三退を勧める時、私は微笑を浮かべて簡単に挨拶し、焦らず、ゆっくりと話していきます。衆生のためだと思い、恐れる心やマイナス思考もなく、純粋な心ですべての人に接し、相手の肩書などを考えず、分別する心もありません。私は一番正しく、一番よいことをしているので、師父も守って下さいます。三退した人の多くは再び私に会うと、いつも親指を立てて、「あなたは本当に優しい人です」と言ってくれます。真相に耳を貸そうとせず、通報したい人もいましたが、私が正念を持っているとご覧になった師父は、危機を取り除いて下さいました。

 真相を伝えることを通じて、私は師父がおっしゃる「慈悲は天地の春を溶かし 正念は世中の人を救う可し」[2]の法理をより深く理解し、善の力がいかに大きいかを実感しました。以下で、真相を伝える過程でのいくつかのエピソードを同修の皆さんと共有したいと思います。

 通行人に真相を伝える

 最初の頃、大法の真相に賛同しない人に妨害されることを恐れて、私は一度に複数の人に真相を伝える勇気がありませんでした。ある日、5人が前を歩いていて、私は4人にだけ話してから帰ろうとしたところ、話しかけなかった残りの老人に呼び止められました。彼は「私にもお守りをください」と言いました。私はすぐに自分の間違いに気づき、「お兄さん、私が間違っていました。ごめんなさい。『法輪大法は素晴らしい! 真善忍は素晴らしい!』とよく唱えれば、災難がやって来ても安全でいられます」と言い、祝福の言葉を送りました。彼は私から真相を聞き、本名で三退しました。

 このことから、私は世人はみな救われることを待ち望んでいるのだと実感し、分別の心をもってはならず、すべての人に平等に接し、1人も抜けてはいけないことも認識しました。

 学生さんに真相を伝える

 今年の夏休み、毎日多くの大学生が教習所で運転を習っており、人の波が絶えませんでした。ある日、道端で教習を待つ十数人の学生を見て、私はその中の1人の青年に近づき、「こんにちは、異常気象や天災・人災が絶えず、疫病の次の波も来ており、人々は不安の中で生きています。三退すれば安全でいられることを聞いたことがありますか?」と尋ねました。若者は「いいえ」と返事すると、私はこう言いました。「三退とは、中共の組織から離脱することです。法輪大法は人を救うために伝えられており、あなたが中共の組織から脱退し、『法輪大法は素晴らしい! 真善忍は素晴らしい!』と心を込めて唱えれば、感染しないだけでなく、病気にかかることなく、良く勉強できて良い未来を手にすることができます。お金があっても、命があってはじめて使うことができます。命がなくては、何もありません」

 若者が「学校は許さないでしょう?」と言うので、私は「いかなる組織的な手続きをする必要はなく、学校に知らせる必要もありません。あなたが心から同意すれば、すべて私が責任を負います。私は誰にも知らせません。神さまが知っており、あなたと私が知っていれば十分です」と言いました。私の話を理解した若者は笑顔でこう言いました。「ではおばさん、私は共青団から脱退します。私の名前は某某某です」

 隣にいた十数人の学生たちもよく分かって、みんな本名で三退しました。中には私が書けない名前もあり、彼らは自分で書いてくれて、私が渡す大法のお守りを大事にカバンに収めました。

 道路工事作業員に真相を伝える

 今年は道路工事や配管工事が多く、幹線道路沿いに常に多くの作業員がいます。ある日、路肩で二十数人が働いているのを見かけました。ある人が作業せず、他の人に仕事を指図しているのを見て、彼が職工頭かもしれないと考えた私は、「彼に先に大法のことを正しく認識してもらえれば、後はやりやすくなる」と思い、まず彼に声をかけることにしました。「お兄さん、こんにちは! あなたに福音を届けに来ました。要りますか?」と私が聞くと、彼は「福音を拒む人っていますか?」と言いました。そこで、私は三退や「蔵字石」のこと、および中央党校では25人が揃って別名を使って離党したことを彼に伝えました。

 彼は「法輪功はなぜ北京に行って騒ぎを起こし、中南海を攻撃したのですか?」と質問を投げかけてきたので、私はこう説明しました。「お兄さん、あなたは内情を知らないようです。天津警察による法輪功学習者への逮捕と殴打に起因して、私たちは陳情するために北京に行きました。当時の朱鎔基総理は私たちと接見し、釈放を約束した後、学習者は静かに家に帰りました。私たちは武器も持たず、いかなる過激な行為も取らず、何ゆえ攻撃と言えますか? それは江沢民政権が法輪功を弾圧するためにでっち上げた嘘であり、世間を欺くためのものです」

 彼は「そんなことは知りませんでした。テレビの宣伝だけを聞いていました」と言いました。その後、私は学習者を対象とした生体臓器摘出の実態、および「天安門焼身自殺」というデマの真実も話してあげました。彼は静かに聞いていて、絶えず頷いていました。最後に、私はこう言いました。「お兄さん、あなたも多くのことを経験されてきたと思います。自らの命を守るために、中共の組織から脱退しましょう」。彼は潔く離党を選択し、「携帯電話で見ていた予言はすべて的中しましたね。本当に時期が来たかもしれません。共産党はもう運が尽きたみたいです」と付け加えました。

 その後、私は他の作業員にも三退を勧め、25人が脱退を選択しました。

 警官に真相を伝える

 ある時、私は市場で卓上カレンダーを配っていて、3人の車に乗っている私服警官に出会いました。私が卓上カレンダーを手にして、「お兄さん、カレンダーは要りませんか?」と声をかけると、彼はすぐに顔色を変えて「私が誰なのか知っているのか?」と言いました。私は「誰であろうと、命を守ることが最も重要ではありませんか。世の人々はみな、私の師父の肉親であり、救われるべき存在です。私はみなが救われて、安全でいることを願っています」と答えました。

 彼は今、「私の車には手錠があるのを知っているか?」と言いました。私は「手錠は悪い人に使われるもので、良い人には関係がありません。そうでしょう?」と言いながら、師父に加持を求め、彼の背後にある邪悪な要素を解体するよう発正念をしました。すると、彼はゴロッと態度を変え、「そうだ。泥棒を捕まえに来たんだ」と相槌を打ち、車で去っていきました。師父に守られて、私は無事でした。

 悪行を働く人に真相を伝える

 ある時、ある若者に真相を伝えようとした際、彼は聞くどころか、「610弁公室」に通報すると言い、携帯電話を取り出して私の写真を撮ろうとしました。私はすぐに心の中で師父に加持を求め、同時に彼がうまく写真を撮れないよう発正念をしました。

 私は彼に「これはあなたの命にかかわることで、しかも、あなたからは一銭も取りません。こうするのはあなたにはよくありません」と言って、彼の携帯電話を持っている手を軽く叩きました。その時、彼は携帯電話を持ってぐるぐる回って、携帯電話が故障したようでした。その後、彼はしょぼんとなって去って行きました。

 これまでの真相を伝える過程で、私は自分の焦る心のせいで警官に連行されたこともあります。警官は強引に私をパトカーに押し込み、病院に連れていって身体検査を受けさせました。道中、私は「法輪大法は素晴らしい!」と唱えながら心の中で師父に助けを求めました。留置所に移送されたとき、私は心の中で師父にこう言いました。「師父、私は家に帰らなければなりません。衆生を救う使命をまだ全うしていません」。すると、留置所は私の血圧が高すぎることを理由に受け入れを拒否し、警察は私を家に送り返すしかありませんでした。

 正法の時期が最後に差し掛かり、まだ4億人ほどしか救われておらず、師父の要求からまだまだ程遠いです。今後、私はもっと力を入れて衆生を救い、自分の誓いを果たし、師父について家に帰ります。

 師父に感謝します!

 同修の皆さんに感謝します!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』「人心を放下し、世の人々を救い済度する」
 [2] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「法は乾坤を正す」

 (明慧ネット第19回中国本土大法弟子修煉体験交流会)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/11/12/451566.html)
 
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