瀋陽の法輪功学習者の李方芳さん 懲役5年6カ月の判決
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 【明慧日本2023年5月21日】瀋陽市の法輪功学習者・李方芳さんは2022年8月3日不当に連行された。当日夜、鉄西区公安支局に移送され、翌日、瀋陽市第一留置場に拘禁された。2023年1月、李さんは瀋陽市経済開発区裁判所に開廷され、同月末、懲役5年6カ月の不当な判決を言い渡され、罰金1万元を科された。

 李さんが実刑判決を下されたのは、今回で3回目である。李さんは控訴したが、中級裁判所に原審のまま維持され、しかも開廷と判決も家族は通知を受けていなかった。

 李さんは今年約50歳で、瀋陽大学外国語学部卒で、マクドナルド東北地区の元マネージャであった。李さんの両親が法輪功を修煉してまもなく持病が治ったため、李さんも2004年に修煉を始め、しばらくして長年罹っていた胃病が治った。李さん一家も真・善・忍に従いより良い人を目指し、常に法輪大法の素晴らしさを人々に伝えている。

 2008年の北京オリンピック直前、中国共産党の人員らが瀋陽で法輪功の学習者を大々的に連行した。2008年6月24日の午後、李さんと両親は自宅で平和分局の14番街派出所の警官によって連行され、家宅捜索も行われた。後に李さんの父は解放されたが、李さんと母は沈陽市留置場に拘束された。2009年5月21日、李さんと母は沈陽市和平区裁判所で3年の刑を言い渡された。さらに同年10月13日、李さん親子は遼寧省の女子刑務所に連れて行かれた。李さん親子は2011年6月23日に釈放されたが、拘禁期間中に拷問や強制労働などの悲惨な迫害を受けた。

 2013年11月14日、李さんは朱蘭英さんの家族と共に、和平区の渾河湾派出所を訪れて朱さんの解放を求めたが、派出所の外で警官らによって連行された。派出所の中では、李さんは2日間断食して、絶えず『法輪大法は素晴らしい』と叫びながら迫害に抗議した。同月18日、李さんは沈陽市留置場に移送された。2014年10月27日、李さんは沈陽市和平区裁判所によって懲役7年6カ月の不当な判決を言い渡された。2015年8月ごろ、李さんは遼寧省女子刑務所第7課に連れて行かれた。明慧ネットの情報によると、遼寧省女子刑務所第7課は、李さんが修煉を堅持したとして、2019年7月の猛暑に独房に閉じ込めた。李さんは20日以上も手錠をかけられ、食事や睡眠、トイレや洗面も許されず、迫害によって心臓病を発症し、入院することとなった。李さんは何度も『法輪大法は素晴らしい』と叫んだとして邪悪な者に倒され、プラスチックテープで口を封じられ、縛られ、全身が痙攣し、発作を引き起こした。2021年5月13日、李さんは7年半の冤罪から解放された。

 2022年8月3日、李さんは人々に法輪功迫害の実態を伝えていた際、中国共産党の虚言に騙された人に通報され、現地の派出所の警官らに連行され、拘束された。

 2023年1月、瀋陽市経済開発区裁判所は開廷し、しかも当局の弁護士を指名して李さんに対して裁判を行った。当月末、一審で李さんに懲役5年6カ月の不当な判決、罰金1万元(約20万円)を科した。李さんは控訴したが、中級裁判所に原審のまま維持された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/5/11/460119.html)
 
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