黒竜江省依蘭裁判所 朱さんに不当裁判を開廷
■ 印刷版
 

 【明慧日本2023年5月21日】黒竜江省依蘭県裁判所は今月8日、法輪功学習者・朱得山さんと白洪友さんに対して裁判を開廷した。半年間、拘禁された朱さんはやせ細っており、被告席にゆっくりと歩み寄る姿は、蒼白な顔色で、息苦しさを感じながら、両目を閉じ、全身が痙攣し、絶えず泣き叫んでいた。ずっと独り言を言っていたが、言葉はまとまらず、思考は混乱していた。自ら座る力も失われ、法警の2人が支えていなければ倒れてしまうほどだった。

 その後、朱さんは救急車で病院に搬送され、裁判は一時中断となった。現在、弁護士と家族は「強引な管理方式を変え、健康診断と医療を求める」という申請書を裁判所に申し出た。

 モンゴル族の朱さんは、1967年に生まれ、教師で、依蘭県達連河鎮に在住。朱さんは中学生時代に多種の病気を患ったことがあった。1996年10月、朱さんは法輪功を学び始め、1カ月後、すべての病気が治った。それから朱さんは毎日幸せな生活を送っていて、真・善・忍にしたがってより良い人を目指し、どんな時でも思いやりのある人である。

 2022年10月23日の早朝、当時、朱さんは家におらず、妻は家にいた。依蘭県の国内安全保衛部門(以下、国保)、東城派出所、および関邱派出所の警官らが朱さんの家にやってきて「電力会社のもの」と偽装して、朱さんの妻にドアを開けさせた。警官らは室内に押し入り、2人が朱さんの妻を押さえて、それから狂ったかのように家宅捜索を行った。その後、警官らは朱さんの勤務先に行き、朱さんを連行した。

 朱さんの妻は何度も国保に行って朱さんの解放を求めたが、大隊長に拒否された。20年来、朱さんはずっと健康で、薬を1回も飲んだことがなかった。しかし、今回は半年間拘禁され、以前患っていた持病が再発し、精神疾患を患っている。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/5/13/460483.html)
 
関連文章