陝西省の張翠芳さんに3度目の不当な審理
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 【明慧日本2023年5月22日】陝西省楡林市(ゆりんし)在住の法輪功学習者・張翠芳さん(60代女性)が、法輪功への信仰を堅持するため、2023年5月1日に3度目の出廷を余儀なくされた。現時点で、裁判の結果は出ていない。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 張さんは1998年9月から法輪功を実践し始め、心身ともに元気になった。張さんは2022年8月1日、法輪功の情報資料を配布していたところ、楡陽区(ゆようく)国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官らに連行され、8カ月近く拘禁された。

 張さんは2023年3月9日、楡陽区裁判所に出廷したが、いかなる質問をされても答弁を拒否し、裁判官は審理を中止した。

 2023年3月中旬、明慧ネットが楡陽区政治法務委員会の責任者により張さんへの迫害を暴露すると、彼らは激怒した。3月23日前後、彼らは、張さんを裁判所に連れて行き、第2回の審理を行い、検察官は張さんが法輪功のパンフレットを渡したとする2人の証人を提出した。

 裁判所は、5月1日の第3回審理について、張さんの家族に通知しなかった。 法廷に家が誰もいないのを見て、張さんは、審理について事前に、家族が何の通知も受けていないことがわかり、裁判所の法的手続きの違反に抗議した。その後初めて、裁判官は裁判所で働いていた甥と娘にそのことを知らせたが、2人ともそのような急な通知で仕事を休むことができなかった。結局、何年も前に一酸化炭素中毒で知的障害を負った張さんの夫が、張さんの審理に唯一の家族として連れてこられた。

 以前、府谷県610弁公室の職員は2014年にも張さんの自宅を家宅捜索し、法輪功の書籍や情報資料を押収した。また、自宅に法輪功の資料があったため、張さんは2017年7月31日に再び連行され、2017年末に懲役1年6カ月の不当判決を受けた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/5/4/459491.html)
 
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