山東省龍口市の学習者及び家族20数人が連行される
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 【明慧日本2023年5月22日】山東省龍口市の複数の派出所の警官が5月9日午前6時頃、一斉に法輪功学習者(以下、学習者)及びその家族20数人を連行し、家宅捜索を行った。情報筋によると、煙台市当局は約半年前から、龍口国内安全保衛部門に指示し、学習者の電話の盗聴や監視カメラでの監視をしていたという。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 龍口市南山で連行されたのは、学習者・葛麗娟さん(吉林省長春市出身)、陳桂芳さん(妹・陳燕さんの家で連行される)、焦さん(天津市出身)、王文華さんと夫・李延東さん(夫は法輪功を学んでいない。当日帰宅)、陳桂芝さん(帰宅したが、今後6カ月間どこにも行かないようにと言われ、監視下におかれた)、王鳳梅さん(大慶市出身で、77歳。帰宅)、王周林さん(北京市出身、男性)、王樹徳さん、張淑琴さん夫妻と息子・王博さん、娘・王洋さん(娘は法輪功を学んでいない。当日帰宅)、王文強さん(男性、家宅捜索された時入院中)、孫淑華さんである。南山派出所、北馬派出所、新嘉派出所、東萊派出所はこの連行に関与した。 

 龍口市東海で連行されたのは、学習者・孫広軍さん(健康の理由で龍口留置場の入所を拒否され、帰宅)、孫広玲さん(孫広軍さんの姉で、法輪功を学んでいない。帰宅)、李菲さん、王さん、李さん、侯宝才さん(帰宅)、呉静コンさん夫妻である。その日の午前6時頃、約10人の警官は学習者・孫広軍さんの宅に押し入り、孫広軍さんと学習者ではない姉・孫広玲さんを、共に連行し、パソコンと法輪功書籍を押収した。 

 龍口開発区の学習者・任濤、于暁梅さん夫妻は龍口開発区派出所の警官によって連行された。

 龍口市下丁家の学習者・于華さん(帰宅した)は下丁家派出所の警官によって連行された。

 学習者・張さんは龍口市南ケイ家村で連行された。

 上記の学習者たちは、いずれも不当に家宅捜索を受けた。家宅捜索に関わった警官は、若い人が多く、学習者の家のベッドの下まで細かく調べ、大量の法輪功の書籍、法輪功創始者の写真、パソコン、プリンター、法輪功の文言が書かれたカレンダー、小型スピーカー、ステッカーなどの私物を押収した。一部の学習者とその家族は手錠をかけられ、派出所に連行された。警官は家宅捜索の際、制服を着用せず、派出所に戻ってから制服を着用した。

 派出所で、警官は学習者に住所、家族構成、身分証明書の番号などを尋ねた。一部の警官は、法輪功の真実は何かと聞き、学習者が答える前に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい、法輪功は邪教ではない」と自ら言った。また、警官は紙に書かれた何人かの名前を指して、学習者に知り合いかどうかを聞いた。家族を含むほとんどの学習者は携帯電話を取り上げられ、その中の連絡先の人と「どうやって知り合ったのか」などと聞かれた。

 帰宅した人を除き、連行された男性学習者のほとんどは龍口留置場に、女性学習者は煙台留置場に送られて拘禁されているという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/5/19/461000.html)
 
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