法輪功迫害の実態を伝えたため迫害に遭い 劉桂蘭さんが失踪
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 【明慧日本2023年5月25日】陝西省漢中市の法輪功学習者・劉桂蘭さん(70代女性)は5月16日、自動車教習所の職員に「真・善・忍」の良さを伝えたとして、東大街派出所の警官に連行され、不当な家宅捜索を受けた。その後、家族によって家に連れて帰られた。翌日、彼女を再度連行しに行った警官は、劉桂蘭さんが行方不明になっていることが分かった。家族も劉さんの行方が分からないまま、5日が過ぎた。

 劉さんは、漢中市漢台区民主街に在住。法輪功を学ぶ前の彼女は体の半分が痺れていて、目がかすみ、頭が重く半分が痺れていて、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、そして関節炎などのさまざまな病気に悩まされていた。彼女のレントゲンを見た医師は、「胃に穴が開くだろう」と言ったという。胃が痛くなると、彼女は体を丸めて隅に座り、吐く息も腐った卵のような匂いだった。家族は「息ができなくなったらどうしよう?」と心配し、彼女自身は人生の終わりを感じていた。

 1998年、法輪功を修煉すれば病気が治り、しかも無料だと聞き、劉さんは試してみようと思った。やってみた結果、効果はとても良かった。さらに、彼女は法輪功の教えに従って「内に向けて探し」、自分の多くの欠点を改め、明るくなった。それ以来、劉さんは楽しく家事をこなし、あらゆる仕事ができるようになり、家族の経済的負担と精神的ストレスを減らした。修煉による幸せを感じつつ、彼女は法輪功が本当に人々の道徳を向上させる良い功法だと思った。

 今年5月16日、劉さんは信号待ちしていたとき、自動車教習所の職員に『「真・善・忍」は命を救えるものなので、覚えておいて下さい」と親切に話した結果、その人に掴まえられ、東大街派出所に無理やり連れて行かれた。

 同日、東大街派出所の警官らは劉さんの自宅を家宅捜索し、家にあった法輪功創始者の写真や書籍、資料などの私物を押収した。状況を把握した後、派出所の警官は彼女の家族に、劉さんを家に連れて帰るよう伝えた。

 翌17日、警官から「さらなる処置があるため、劉桂蘭を派出所に連れて来い」との連絡を受けた時点で、家族は高齢の劉さんの姿がどこにもないことに気づいた。信じようとしなかった警官は、劉さんを連れて来なければ、彼女の年金支給を停止させ、娘婿が経営する会社を閉鎖させ、孫娘を停学にすると脅した。

 17日の夜から、警官らは劉さんが住むコミュニティの周辺で待ち伏せをし、劉さんを連行しようとしていた。現在、劉さんは迫害を避けるために家を出たとみられる。家族もその行方が分かっていない。家族は劉さんの安否をより一層心配している。

 法輪功に対する弾圧と迫害が続く中、劉さんは20年以上も中国共産党による迫害に耐え、歩んできた。彼女は法輪功によって新たな命を与えてもらい、「法輪大法は素晴らしい!」と、彼女が命の危険を冒してでも人々に真実を伝えたかったのは、より多くの人がその恩恵を受けることができ、命が救われることを望んでいたからである。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/5/23/461156.html)
 
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