【明慧日本2023年6月2日】山東省膠南市の法輪功学習者・畢吉利さんは、5月上旬に青島西海岸新区で連行され、拘置所に不当に収容され、今は断食をもって迫害に抵抗している。彼の妻も同時に連行され、現在の状況は不明なため、外部による注目が必要である。
2023年5月9日、青島市黄島支局の警官らは、西海岸新区で40人余りの学習者を連行した。それらは畢吉利夫妻、丁月欣さん、孫竹香さん、程秀華さん、夏玲さん、王金祥さん、潘悦蘭さん、孫さん、逢さん、金芳さん、徐世美さん、程秀美さん、劉月清さん、丁洪平さん、李殿霞さんなどである。現在、すでに帰宅した学習者もいる。警察はかなり長い間、これらの学習者を監視していたと伝えられている。詳しい状況はまだ調査中である。
明慧ネットの情報によると、畢吉利さんは現在57歳で、夫婦はともに青島膠南市の学習者である。地元警官による連行を回避するために、夫婦は2022年6月7日に家を追われ放浪生活を余儀なくされた。
2022年5月30日の午前、畢吉利さんは体調が優れない兄の畢吉泉さん(学習者)を見舞いに行った。彼が兄の家に到着してわずか数分後、突然、6人の私服警官が家に入ってきた。兄の同僚だと思い込んだ畢吉利さんは、彼らに挨拶をした。後に、そのうちの2人が地元の警官で、他の4人は隠珠派出所の者だと知った。警官らに署名を迫られた畢吉泉さんは署名をせず、彼らに法を説いたが、警官らは聞く耳を持たず、2階に上がって違法な家宅捜索を行った。その時、畢吉泉さんは突然倒れて意識を失い、痙攣し始めた。畢吉泉さんを看護していた人が救急車(120番)を呼んだ。救急車が到着すると、数人の警官も救急車に乗り、畢吉利さんにも車に乗るように強要した。漢方病院に着いた後、畢吉利さんは医師に要求された支払いを済ませる際に、隙を見て逃げ出した。
兄の畢吉泉さんは同日の夜12時30分に帰宅したが、その後ずっと警官に監視されていて、嫌がらせを受け、署名を強要された。警官に拷問され続けた結果、畢吉泉さんは尿毒症に罹り、入院することになった。
2022年6月7日の午後4時半過ぎ、膠南公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らが自分と妻を連行しようと企てていることに気づいた畢吉利さんは、仕方なく妻と一緒に家を出ることにした。2023年5月9日、2人は青島西海岸新区で警官に連行された。今のところ、畢吉利さんが拘置所で断食して迫害に抵抗していることだけが分かっており、畢吉利さんの妻の状況は不明である。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
(編集責任者:田園)
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