【明慧日本2023年6月3日】太陽が輝き、わずかな風がゆっくり吹く中、フィンランドの法輪功学習者(以下、学習者)は5月13日、首都ヘルシンキのフォーラムショッピングセンター付近で、法輪大法が伝わって31周年記念と、法輪大法の創始者である李洪志先生の72歳の誕生日をお祝いし、師父の慈悲なる普度に感謝した。
活動現場の黄色の風船の飾り付けが人目を引き、学習者達はギターの演奏、フルス(訳注:葫蘆(ヒョウロ)という実で作られた中国の伝統的なひょうたん笛)の演奏、歌唱、集団煉功などを行って法輪大法の素晴らしさを伝え、また心身を健康にし、道德を回復させる効果が高いことも教えた。道行く人々は微笑みながら一礼したり、学習者に親指を立てたりした。多くの人がチラシを受け取り、中共による迫害が続いていることを知って、署名して法輪功学習者のたゆまぬ努力を支持した。
才芸の実演で喜びを分かち合う法輪功学習者 |
法輪功学習者のたゆまぬ努力を支持する人々 |
ヘルシンキ大学の博士課程の大学院生であるアントン・ベルグさんの卒業論文は、ウイグル族の人権問題に関することであり、中共がデータ化ハイテクノロジー(訳注:大量のデータを活用するための技術)を用いて中国の人権を制圧していることに重きを置いた内容であるという。「私は法輪功が中共による残酷な迫害に遭っていること、生体臓器収奪(臓器狩り)をされていることを知っています。これらの内容はヒューマン・ライツ・ウォッチの報告書(訳注:国際人権擁護団体・ヒューマン・ライツ・ウォッチが発行する報告書)に掲載されており、私もこれらの内容を卒業論文に書き込みました」とアントンさんは言った。
博士課程の大学院生であるアントン・ベルグさん(右)、中国の人権問題を卒業論文の主題にしている |
アントンさんは「中共は各信仰を抑圧し、ウイグル族だけでなく、キリスト教や法輪功も含まれています。これらの信仰は中国文化の一部分であり、中共はこれらを敵視し、これらの精神面での信仰は全て気に入らないのです」と言った。
どのように中国の人権問題を助けるのかという話になった時、彼は「各国間で協力し、更に多くの関心を集め、更に多くの国が中国の経済取引を削减します」と述べ、「人権侵害を犯している行為を見て見ぬふりをしたり、放棄したりしてはいけません」と言った。
トルコから来た大学生のエイル・キュプキュさんは、かつてスウェーデンのストックホルムを旅行中に、法輪功への迫害の真相を聞いたことがあるという。彼女は「私はあなたたちが残酷な共産主義を暴露していることを知っています。中国でとても多くの人が虐殺され、生体から臓器摘出されています。あなた達はただ中国の平和を希望しているだけですが、発言の権利がありません。これが独裁なのです」と言った。
「必ず変えられる」と法輪功を支持するエイル・キュプキュさん(左)とバラン・ベイラクタログル(右)さん |
当時エイルさんは、法輪功のチラシをスウェーデンからフィンランドに持ち帰り、友達と情報供給し、その中の1人に中国の友達がいて、臓器狩りのことを知って悲しんでいたという。
側にいたバラン・ベイラクタログルさんは、「中国の人権は問題があり、これは必ず変えなければならず、人は言論の自由や信仰の自由があるべきです」と言った。
活動期間中、ある若い男性が近づいてチラシを受け取ってから、チラシに書かれた生体臓器収奪の画像を指して「これはどこで起きているのですか?」と学習者に質問した。学習者は「中国です」と答えた。
彼はまた「この画像は何の意味ですか?」と質問し、学習者は「画像の中で横になっているのは法輪功学習者で、意識がはっきりした麻酔をしていない状況下で臓器を摘出されています。この事は約2002年から始まり、現在も続いています」と答えた。
学習者は続けて「法輪功学習者は、真・善・忍に基づき良い人になるよう努力し、身体はとても健康です。それで中国で1992年から1999年まで、1億人もの人が法輪功を修煉していました。1999年当時の国家主席である江沢民が、こんなに多くの人が煉功しているのを見て迫害を開始し、現在に至ります」と言った。
学習者はまた、自身も中国で20年以上毎日びくびくし、迫害におびえた暮らしを父母と共に体験した経験を話した。他はそれを聞くととても驚き、学習者に「あなた達のために何ができますか?」と聞いてから、彼は真剣に署名用紙に迫害反対を支持する署名をした。
足を止めて説明に耳を傾け、法輪功の反迫害を支持して署名をする男性 |
インドから来たキラスさんは、法輪大法の紹介を聞いてから、すぐにヘルシンキの煉功場を尋ねた。彼は、彼の妻が座禅にとても興味があると言い、彼自身も法輪功の書籍である『轉法輪』を読んでみたいと言った。彼は「迫害が発生するべきではなく、フィンランドのように1人1人に人権があるべきです」と言った。
カタリナさんは、1年前ヘルシンキで法輪功について知ってから、ネット上でたくさんの人権問題に関する情報を見たと言い、彼女は迫害の発生を非常に辛く感じると言い、「1人1人が平等に扱われるべきです」と言った。
マイケルさんは、ヘルシンキの学生で、彼の母親がかつて法輪大法を学んでいたため、法輪功の境遇を非常に理解しているという。彼のパートナーのエンマさんも立ち止まって、法輪大法デーを祝賀する演出を見ていた。中国の修煉者の体験を聞いてから、彼女は中国の問題に対して非常に心を痛め、また学習者たちが素敵な午後を過ごすよう祈った。
ロシアからの夫婦が立ち止まってチラシを読んでおり、学習者達が彼らにロシア語のチラシを渡した事にとても喜び、同時に喜んで署名用紙に署名した。
3人の高校生がいて、その中の2人はバングラデシュ人で、1人がフィンランド人である。彼らは以前新聞で中国がウイグル族に対して人権侵害していることを知り、この日ここでの活動を通して法輪功学習者の体験を聞き、同情したという。ある女の子は学習者に抱擁し、心を込めて法輪功学習者の安全、全てが順調にいくように祈った。