広州市の易朝玲さん 繰り返し迫害され死亡
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 【明慧日本2023年6月3日】広州市海珠区の法輪功学習者・易朝玲さんは、2012年に法輪功を学び始め、心身ともに健康になった。しかし、易さんは不当な実刑判決などの一連の迫害を受けた後、健康状態が悪化し、2021年8月に実家の四川省で死亡した。享年59歳。

法轮功学员易朝玲女士

易朝玲さん

 易さんは1962年生まれ。大学を卒業後、広東省軽工職業技術学院の図書館に就職した。もともと体が弱かった易さんは、てんかん、胃病、腎臓病を患い、さまざまなところで治療を受けていたが、効果がなかった。2012年、故郷の四川省に戻ったとき、村人から法輪功を紹介されて学び始めた。その後、すべての病気が治り、健康な体を取り戻した。

 2017年6月3日、易さんは大学で法輪功迫害の真実が書かれた資料を配布しているところを監視カメラに撮られた。6月5日、大学の警備員に通報され、易さんは海珠区新港西派出所の警官に職場から連行され、職場で使っている机と棚の引き出しをすべて調べられ、自宅も家宅捜索された。法輪功の書籍、パソコン、法輪功迫害に関するDVDなどを押収された。易さんは海珠区留置場に拘禁された。その後、海珠区検察庁から起訴され、海珠区裁判所に懲役1年3カ月の判決を言い渡された。

 易さんは2018年9月5日、留置場から出た後、広東省教育庁に公職を解かれた。

 2019年9月13日中秋節、四川省雅安市の警官は省境を越えて広州市の自宅にいる易さんを連行した。雅安市に着いた後、高血圧の発症で、易さんは「保釈」で身柄を解放された。

 2020年11月18日、易さんが自分の档案(個人の人事記録)を確認するために元の勤め先に行ったところ、海珠区610弁公室の責任者・陳波と新港派出所の警官・張に連行され、「長寿村の穂華思想再教育センター」という洗脳班に入れられ、「三書」を書くことを強要された。易さんは従わなかったため、陳に「今日書かないと、帰れないぞ」と脅された。断食で抗議を行った易さんはその夜に解放された。5日後の11月23日、陳は数人の警官を率いて、易さんの家に行き、ドアをノックした。ドアを開けなかったため、陳は易さんの家の水道と電気を止めるよう命じた。仕方がなく、易さんが翌日に海珠区司法局に行くことを約束したことで、水道と電気が使えるようになった。易さんは海珠区司法局へ行き、そこで迫害を受けたというが、その詳細は未だに分かっていない。

 その後、易さんは深刻な病状を発症し、毎月多額の医療費が必要となり、婚姻も危うくなった。このような状況下で、易さんは中共当局の関係者から、夜間に自宅のドアを激しく叩かれたり、電気や水道を止められたりするなどの嫌がらせを受け、普通の生活ができなかった。

 そのため、易さんは広州の自宅を離れ、余儀なく放浪生活を強いられた。繰り返し迫害を受けた易さんは2021年8月、故郷の四川省都江堰で帰らぬ人となった。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/5/20/461027.html)
 
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