譚美光さん 2年間「強制失踪」させられた後、2年6カ月の不当な懲役刑
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 【明慧日本2023年6月3日】2021年3月18日、広東省佛山市の法輪功学習者・譚美光さん(以下、譚さん)は、永安派出所と叠滘派出所の警官に連行された後、「強制失踪」された。家族も彼女の行方が分からず、何の消息も得ていない。2年余りが経過した今、広東省佛山司法系統の秘密裏の操作により、譚さんは2021年末、佛山市禅城区裁判所により不当に懲役2年6カ月の刑を言い渡されていたことが分かった。

 1970年11月生まれ53歳は、佛山市南海区桂城街道に住んでおり、1997年に法輪功を修煉し始めた後、心身ともに恩恵を受けた。中国共産党(以下、中共)が法輪功を迫害し始めた後、譚さんは何度も中共から迫害を受けた。

 2001年初め、譚さんは地元警官に連行された。洗脳班で8カ月以上も不当に拘留された後、彼女は佛山市三水女性強制労働教養所に移送され、そこでさらに1年3カ月の強制労働教養を強いられた。その期間中、譚さんは8昼夜も寝ることを許されない「熬鷹」(日本語では「疲弊した鷹」のことをいい、睡眠剥奪の拷問のことをいう)と呼ばれる拷問を受け、囚人ら(麻薬中毒者)に殴られた。2002年12月下旬、彼女は唇と鼻先の間に深い傷跡があるのを目撃された。

中共酷刑示意图:殴打

中共による拷問のイラスト:殴打

 2005年11月4日、譚さんは再び連行され、殴打や電気ショックなどの拷問を受けた。当時、彼女の夫は生計を立てるために地方に行っており、12歳の娘の面倒を見てくれる人もいない状況だった。

 2006年8月28日、譚さんは佛山市南海区裁判所から不当に懲役5年の判決を受け、広東省女子刑務所に移送され、迫害を受け続けた。彼女の自宅を違法に家宅捜索した警官らは、迫害の事実を暴く資料を見つけた後、彼女がパソコン印刷の方法を知らないことを知りつつ、彼女に重刑を科そうと企て、彼女の学歴を「小学校三年生」から「短大」に変更した。

 2011年6月初め、譚さんは再び連行された。不当な行政拘留の期間が終わった後、彼女は信仰を放棄しないという理由で、三水洗脳班に移送され、迫害を受け続けることになった。

 度重なる迫害に遭う中でも、譚さんは法輪功への迫害の実態を人々に伝え続けていた。2021年2月21日、彼女は佛山市禅城区紅路直街と紅路市場で市民に法輪功迫害についての資料を配布していた際、真相を理解していない人に通報され、警官に尾行された。2021年3月18日、譚さんは佛山市禅城区南堤新街のフリーマーケットで真相紙幣を使って果物を購入したとき、警官に連行され、不当な家宅捜索を受けた。

 それから譚さんは消息不明のままで、家族もその行方を知らなかった。直近に得た情報によると、佛山市司法系統の人員らが彼女を罪に陥れようと裏工作を行ってきた結果、2021年4月23日に不当に逮捕された譚さんは、2021年11月12日佛山市禅城区裁判所に不当な懲役2年6カ月の実刑と罰金3000元を宣告された。

 (編集責任者:楊平)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/5/27/461322.html)
 
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