夜話 - 輪廻転生を裏付ける10の驚くべき証拠
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 【明慧日本2023年6月6日】20世紀における西洋の代表的な輪廻転生の研究者とその書籍には、イアン・スティーヴンソン氏の『前世を記憶する20人の子供』と『前世を記憶する子どもたち』、ヘレン・ワンバック氏の『前世の再訪』、ブライアン・L・ワイス氏の『前世療法 米国精神科医が体験した輪廻転生の神秘』、およびモリス・ネザートン氏とナンシー・シフリン氏の『前世療法』がある。著書の中で、研究者たちは科学的検証、詳細な調査、確実で豊富な事例、緻密な論理的推理を重ねることで、輪廻転生が久遠から人類に存在した真の生命現象であり、フィクションや疑似科学ではないことを証明した。

 現段階での輪廻転生現象の事例をもとに、人々は輪廻転生を裏付けることができる10の驚くべき証拠をまとめた。 

 1. 子供たちの前世の記憶。イアン・スティーヴンソン氏が4〜10歳の子供3000人を対象に行った研究では、子供たちは自分の前世と家族に関する情報、自分の死や最後の言葉などを正確に思い出しただけでなく、そこに含まれる情報と知識量も子供が話せるものを遥かに超えていた。明慧ネットに掲載された「白い赤ちゃん」に関する物語は、このカテゴリーに分類できる。

 2. 同じ場所にあった先天母斑。スティーヴンソン氏は、一部の子供の体にある母斑が、子供が思い出した前世で撃ち殺された場所と高度に一致することを発見した。

 3. 人口統計データにおける研究。ヘレン・ワンバック博士は、1000人の研究対象者の前世での性別、社会的地位、経済階級、およびその他の細かい問題について記録した。彼らの前世の年代はさまざまである。しかし、同博士が収集したデータは、人口学者がそれらの年代について入手した情報とかなり一致している。

 4. 催眠により、前世の記憶を思い起こす。これは輪廻転生研究において広く用いられている手法である。被験者が心理学者の指導の下、微睡む状態の中で前世を思い出すよう要求される。実は、これは催眠にかかった人自身の宿命通功能が誘導され、解き放されるときの現れである。

 5. 知らない言語の習得能力。催眠にかかった人は、突然、今生においてまったく知らない一つまたは複数の言語を巧みに話すようになる。俳優のグレン・フォード氏は1960年に催眠術をかけられたとき、前世がルイ14世の騎士だったことを思い出し、3世紀前に消滅していたパリの方言を話し出した。

 6. 神童。作曲家のモーツァルトは4歳で作曲ができ、数学者のブレーズ・パスカルは11歳で新しい幾何学模様を描くことができた。DNAの遺伝的突然変異に起因するとすれば、彼らの兄弟姉妹ができない理由をどのように解釈するのだろうか? モーツァルトは、輪廻転生の中で自分が何度も音楽家として生まれたと明言した。

 7. デジャビュ。行ったこともない建物や都市を不思議なほど正確に知覚できる人がいる。そうした経験は、前世の輪廻転生の証拠だと考えられている。

 8. 恐怖症。溺れることを恐れたり、飛行機が低空で旋回することを恐れたり、速度が速すぎる車を恐れたりするなど、一種の原因不明の恐怖感がある。しかし、その恐れる対象物は現実的に脅威にはならない。催眠によって過去世に戻り、特に瀕死状態の記憶では、恐れていたものが前世での死因であったことが判明している。

 9. 同性愛とトランスジェンダー傾向。これには道徳倫理の欠如とずれがあるが、前世と今生の性別が違っているのも一つの原因である。一部の人は前世の性別感覚に留まっている。現代科学の認知は肉体の性別に限られている。しかし、修煉界の認識によれば、元神の性別が肉体の性別と同じかもしれないし、違うかもしれない。(例えば、北宋の有名な文学者、書家、詩人は前世が女性であった。さらに言えば、この世に生まれた人間として、勝手に自分の肉体の性別を変えたり、乱れた性的な行為をしたりすることは、人間である道徳規範に符合しないと見なされる。男性または女性として生まれることは業カによるものであり、輪廻転生する前の願望や按排の結果でもある。それを勝手に乱すと、複雑で深刻な結果をもたらしてしまう)

 10. 趣味、興味、執着。特定の歴史的な出来事に惹かれて、しかも専門家よりもその特定の細部に興味を持ち、没頭し、生涯の趣味にする人がいる。没頭するほどの興味はどこから来ているのだろうか? もしかすると、当時、そのような事件に関わった人たちの中には、自分もいるかもしれない。

 輪廻転生の思想は、東西の伝統文化の重要な一部であり、輪廻転生の物語や実例も無数にある。東洋の書物には、有名人の生まれ変わりを描いたものが数多くある。たとえば、唐の玄宗皇帝は音楽や音に長けた僧侶であり、蘇東坡の前世は銭塘門外の禅寺の僧侶であり、清の順治帝の前世は峨眉山の老僧であった。西洋では、古代ギリシャの哲学者プラトンは輪廻転生の思想を信じていただけでなく、それを盛んに広めていた。そして西洋のキリスト教も、ユスティニアヌス1世の時代までは輪廻転生説を信じていた。

 近代中国では、中共による無神論の宣伝の影響で、輪廻転生が封建的な迷信と批判され、政治的弾圧を受けてきた。しかし、近現代の西洋文明の中で、神学と生命学、霊学と心理学、精神病医学と催眠治療術などの異なる学問分野の相互融合の発展により、人々は科学と宗教、意識と脳、精神と物質などの相反するものに対する研究がますます深まった。それによって、生命、時空、人類自身の神秘に関する新たな探求の道が開かれ、輪廻転生に関する研究ブームも引き起こされた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/2/28/457115.html)
 
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