【明慧日本2023年6月15日】河北省淶水県(らいすいけん)在住の法輪功学習者・劉玉敏さん(75歳女性)が、法輪功を修煉したとして涿州市(たくしゅうし)裁判所に懲役3年、執行猶予4年の不当判決を下され、2023年5月9日に釈放された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
劉さんは1年間の拘禁後、かなり体が老化しており、拘禁中の虐待のせいで非常に衰弱していた。
劉さんは元小学校の教師だった。1999年中国共産党が法輪功を迫害を発動して以来、劉さんは真・善・忍を堅持していたため610弁公室による様々な迫害を受け、職場を解雇され何度も家宅捜索され、連行され、拘束され、繰り返し拷問をうけた。
2022年3月18日に息子の自宅で保定市公安局、涞水県公安局、涞水鎮派出所の武装警察官に連行され、保定市拘置所に拘禁された。その後、劉さんは涿州市検察庁に移送され、同検察庁は劉さんを起訴し、涿州市裁判所に不法に移送した。
裁判所は当初、2022年12月27日に審理を予定していたが、裁判長・解文海が新型コロナウイルス検査で陽性反応がでたため、中止した。2023年1月11日にオンラインで劉さんに対する審理を開催した。
家族によると、劉さんの健康状態は非常に悪いようだった。劉さんは髪の毛の多くを失っており、 高血圧のため、めまいを感じ、足に痛みがあった。 劉さんは2人の人員に支えられないと歩けない状態だった。
裁判所は2023年3月7日に第2回審理を開き、2人の弁護士が劉さんの無罪申し立てを行った。2人の弁護士は、中国では法輪功を犯罪とする法律は決してなく、法輪功迫害の事実に関する情報を他人に伝えることはいかなる法律にも違反していないと主張した。
劉さんの家族のうち3人が審理に出席した。彼らは審理を終えた後に劉さんに面会することを許可された。
裁判所は3月24日に第3回の公判を開き、5月9日、劉さんに懲役3年、執行猶予4年の不当な判決を下し、家族に拘置所まで迎えに行くように告げた。帰宅してから数週間が経った今も、劉さんは夜なかなか眠れず、あらゆる音に非常に敏感だった。
1999年7月20日、中国共産党の江沢民集団が法輪功に対する弾圧を開始した後、劉さんは信念を捨てなかったとして、当局から勤務していた小学校を解雇された。劉さんはまた、絶え間ない連行、家宅捜索、嫌がらせに直面していた。
劉さんの夫・呉彦水さんも法輪功修煉者で、拘禁中に受けた虐待が原因で2001年5月20日に死亡した。