【明慧日本2023年6月18日】四川省会理市(かいりし)在住の3人の法輪功学習者・羅継平さん(77歳前後女性)、鄭瓊さん(女性)、徐世開さんが、2023年5月25日、3人の住民は涼山県訴訟サービスセンターに申し立てを行い、涼山県中級裁判所が不当な一審判決を覆し、法律を守るよう求めた。
3人の学習者は、法輪功を学習しているという理由で年金を当局に停止された。法輪功は世界の人々に親しまれている精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。停止額は鄭さんが20万4,800元(約400万円)、徐さんが14万900元(約280万円)、羅さんが13万5100元(約270万円)であった。
3人の学習者は、2021年に会理市社会保障局を相手に訴訟を起こした。会理市裁判所は、羅さんの案件については2021年11月29日と2022年1月10日に2回の審理を行い、鄭さんの案件については1月17日に1回の審理を、そして徐さんの案件については1月18日に1回の審理を開催した。彼らの弁護士は、法律は「毎月」かつ「生涯」年金を受け取る労働者の権利を保護しており、社会保障局には法的根拠がないと主張し、理由の如何を問わず、一時的または無期限の年金の支払い停止は違法であると述べた。
裁判所は第一審で社会保障局勝訴の不当判決を下し、学習者らは涼山県中級裁判所に控訴した。彼らの控訴審理は2022年8月7日に行われたが、判決は下されていなかった。
3人の学習者は、2023年1月27日に中級裁判所を訪れ、案件の状況を尋ねたが、裁判長が不在であると告げられただけであった。
年金の恣意的な停止に対する控訴審理から10カ月が経過した今も、中級裁判所から何の連絡もなかったため、3人の学習者は涼山県訴訟サービスセンターに申し立てを行っていた。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)