中国法会|ニエルの修煉物語
■ 印刷版
 

文/山東省の子ども弟子 ニエル

 【明慧日本2023年6月20日】

 尊敬する師父、こんにちは! 同修の皆さん、こんにちは! 

 私は大法の9歳の子ども弟子で、ニエルと言います。現在は小学4年生です。年齢は若いですが、私も古い大法弟子と言えます。なぜなら、私は1998年の夏に法輪大法を学び始めたからです。第2回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会にも修煉体験を書きましたが、手続きを怠り、完成したものを送ることができませんでした。今回は早めに書きましたが、もうすぐ締め切りとなっています。しかし、今度こそ絶対にチャンスを逃しません。今から、私の修煉体験をお話しします。

 (一)

 私は生まれてからほとんどおばあちゃんに育てられました。おばあちゃんは1998年5月に法輪大法を学び、私はその夏に法を得ました。

 おばあちゃんは、私が法を得た時に起きた、非常に神秘的な出来事について話してくれました。ある夏の日、私は1歳でした。おばあちゃんが手に『轉法輪』という本を持って「ニエル、見てごらん、あなたは大法の子ども弟子だよね?」と言いました。私は手を振りながら大喜びで、「はい、はい、はい!」と答えました。その言葉が口から自然に出てきたのです。おばあちゃんは続けて「ニエル、大きくなったら大法を学ぶ?」と尋ねました。私は喜んで本を手にして再び「学ぶ、学ぶ、学ぶ!」と三回叫びました。おばあちゃんは驚いて「ニエル、どうして話せるようになったの?」といいました。というのは、それまで私は全く話せなかったからです。

 それ以降、私は『轉法輪』を見ると、必ずめくって師父の写真を探し、写真を見つけたら抱きしめようとしました。おばあちゃんは私が本を汚さないように、いつも『轉法輪』を私の手の届かない場所に置いていました。少し大きくなると、おばあちゃんが法を学び始める時に、私は師父にご挨拶をしたいと言いました。おばあちゃんは師父の写真を見せてくれ、私は手を合わせて「師父、こんにちは!」と言いました。そして、私はおばあちゃんに、花にも挨拶をしたいと要求しました。おばあちゃんは『轉法輪』の裏表紙をめくって見せ、私は再び手を合わせて『轉法輪』の裏表紙に印刷されている花に向かって「お花さん、こんにちは!」と言いました。挨拶が済むと、私は満足しました。

 おばあちゃんは私が大法に同化するために生まれてきた子供であると言っています。まず最初に法をよく学ぶべきだと教えてくれました。おばあちゃんはよく法を読んで聞かせてくれますし、師父の録音も流してくれます。私はそれをとても楽しみにしています。話せるようになった後、おばあちゃんは私に『洪吟』を覚えさせてくれました。

 おばあちゃんが大法の真相を伝える横断幕を掲げる際は、私を背負って外出しました。おばあちゃんが1枚掲げると、私はおばあちゃんの背中から「法輪大法は素晴らしい」と叫びました。当時私はまだ「法輪大法は素晴らしい!(中国語でファールン・ダーファー・ハオ)」と完全に言えなかったのです。

 2000年初冬のある日、私は3歳を過ぎていました。おばあちゃんと他の8人の同修と一緒に北京の天安門に大法の無実を実証しにいきました。私は胸に「真・善・忍」と書かれたキラキラ輝く横断幕を掲げていました。私たちは天安門広場の城楼の近くに立ち、横断幕を広げて「法輪大法は素晴らしい!」と大声で叫びました。私たちは10人全員が横断幕を広げました。その日は天候が良く、風も日差しも美しく、壮観でした。

 警察が私たちを見つけ、警察車両が私たちに向かって悪意を持って近づいてきました。警察は私たちを車に引きずり込んで、一人の同修の髪を引っ張りました。私は力強く『洪吟』の「威徳」を大声で「大法、身を離れずして 心に真善忍、存す 世間の大羅漢 神鬼、十分懼れる」と言いました。口ではそう言いましたが、心の中では少し怖かったのです。しかし、同修たちが一切恐れていないのを見て勇気づけられました。

 私たちは天安門広場の北から南へまっすぐ歩き、広場を出て、師父のご加護により、その日の夜にはスムーズに帰りの列車に乗ることができ、私たち10人は無事に家に帰ることができました。

 小学1年生の2学期には、私は文字が読めるようになり、自分で『轉法輪』の学習を始めました。2004年の冬、私は小学2年生に進級していました。私たち数人の修煉仲間で学法グループを立ち上げ、それ以来、続けています。学法グループでは、順番に『轉法輪』を読みます。私が読む順番になると、最初は速く読んで声も小さかったのですが、同修からの指摘を受けて、読むのが上達していきました。他の同修と比して学び、比して修し、向上が速くなりました。

 休みの日は、おばあちゃんと一緒に1日の半分学法をし、もう半分は資料を配布します。「共産党についての九つの論評」を配布したり、迫害の真相を伝えたり、三退を勧めたりして、衆生を救っています。

 学校のある日は、5時50分に起きて朝の発正念を行い、その後30分間学法をします。学法の前に、必ず『論語』を一度暗唱します。今までに『轉法輪』を30回以上学びました。一度『轉法輪』を暗記し、『洪吟』と『洪吟(二)』も暗記し、新しい経文も学びました。現在、私は『轉法輪』の2回目の暗記を始めました。師父は『精進要旨』の「法の中に溶け込む」の中で「さらに、はっきり言えば、大法さえ読んでいればあなたは変わっており、大法さえ読んでいればあなたは向上しているのです」と説かれました。学法は師父が要求される三つのことのうちの一つであり、非常に重要です。

(二)

 師父は私たちに正念を発するように求めておられます。しかし、私は正念を発する時、いつも集中することができず、気が散ってしまったり、考えが乱れてしまいます。自分自身とても焦りを感じています。まるで師父が『轉法輪』の中で説かれたような「煉功の時に入静できない人がけっこういます。あちこちの気功師を訪ねては、『先生、わたしはどうして煉功の時に入静できないのでしょうか。入静しようとするとあらゆることが浮かんできて、妄想が始まるのですが』などと聞くのです。まるで海がひっくりかえったかのようになんでも湧いてくるので、まったく入静できません。なぜ入静できないのでしょうか? そのあたりが理解できない人は、何かコツがあるのではないかと思い込み、入静できるいい手だてを教えてほしい、と有名な師を訪ねまわります。わたしから見れば、これもまた外に向かって求めていることになります。自分を高めようとすれば、内に向かって探し、自分の心を修煉しなければなりません。そうしてはじめて本当に向上でき、坐禅の時に入静できるようになります。入静できるのは功にほかならず、定力の深さは次元の現われです」という状態でした。

 学法の後、私は日常生活で問題に遭遇したり、誰かと衝突したりした場合でも、自分自身の原因を内面に探し求めるようになりました。心が広くなり、徐々に坐禅の時にも静まることができるようになりました。何も考えず、邪悪を根絶することだけを考えます。ある時、心がとてもに静まり、目の前に金色の「法」の文字が現れました。おばあちゃんはこれが師父からの励ましであると言いました。私はとても喜びを感じました。

 ある時、私は真相を知らない一般の人が大法弟子が貼った大法のステッカーをはがし、地面に捨てているのを目撃しました。私はそれを拾い上げて家に持ち帰り、綺麗にして再び貼り直しました。

 私とおばあちゃんは頻繁に真相資料と『九評』を配布しています。最初は恐怖心がありましたが、だんだん恐れなくなりました。私たちは師父が私たちを見守っておられることを知っており、誰も私たちに手を出すことはできません。ある時、おばあちゃんと真相資料を配布している際、私は一人の人が私たちをじっと見つめているのを見ました。そこで私は「衆生を救うことは最も神聖なことであり、干渉することは許しません。『法は乾坤を正し、邪悪は全滅する 法は天地を正し、現世で直ちに報いがある』という正念を発しました。この強力な念が出ると、その人は去っていきました。本当に「念を正にすれば 悪は直に崩れる(『洪吟(二)』「恐れ無し」)でした。正念を持ち、正しく行動すること、私は師父の教えをしっかりと覚えています。

 また、おばあちゃんと一緒に常人の家に行き、真相を伝えます。おばあちゃんが真相を伝える間、私は静かに正念を発し、おばあちゃんに協力しました。一部の家には子供がいるので、私が子供たちと一緒に遊んであげている間、おばあちゃんに話してもらいました。

 人々が真実を理解し、中国共産党から脱退する度に、私はこれらの人々のために心から喜びます。真実を聞きたくない人々を見ると、心がとても悲しくなります。

 日常生活では、私はいつも自分が大法の子ども弟子であり、自分の行動が大法を実証できると考えています。隣人に挨拶し、隣人のおじいさんやおばあさんの手伝いをします。また、私はおばあちゃんやお母さんと一緒に階段や廊下を掃除し、みんなに良い生活環境を提供します。なぜなら、師父は大法の弟子は「どこにいても善人でなければならない」と教えておられるからです。学校でも、修煉者の基準に従って自分に要求することができます。

 私の視力は年々良くなり、今年の学校の視力検査でも完全に正常でした。学業もますます良くなり、クラスメートからは寛容な人として褒められ、先生からも進歩の最も大きい生徒と称賛されました。師父は私に知恵を与えてくださりありがとうございます。

 邪悪な迫害の日々の中で、私たちの家族も何千人もの大法弟子と同じく、大きな迫害を受けました。私の家族の中には1人が迫害で亡くなり、2人が労働教養所に送られ、家は二度も捜索され、家族は監視され、そして数え切れないほどの邪悪な嫌がらせがありました。しかし、これらは大法弟子にはまったく影響を与えませんでした。それどころか、大法弟子たちはますます大法を信じ、師父を信じるようになりました。師父の前進の足跡に続いて、ますます堅固になっています。

 もし不足なところがあれば、同修の慈悲深いご指摘をお願いします。

 (第3回中国大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2006/11/3/141540.html)
 
関連文章