【明慧日本2023年6月22日】雲南省昆明市の法輪功学習者・王進仙さんは、法輪功の修煉を堅持しているとして4回にわたって不当判決を受け、懲役14年を宣告された。刑務所で、王さんは様々な拷問を受け、特に刑務官によって唐辛子汁をかけられたとき、顔に火傷を負い、顔中に黒い傷痕が残った。
王進仙さん |
王さんは1956年に生まれ、元昆明市宜良県百貨店の職員で、1997年に法輪功を学び始めた。1999年7.20以来、王さんは法輪功の教えを堅持しているとして、4回にわたって不当な判決を宣告された。
1回目の判決は懲役4年(2007年3月~2011年3月)
2回目の判決は懲役3年(2012年4月~2015年4月)
3回目の判決は懲役3年(2015年5月~2018年5月)
4回目の判決は懲役4年(2019年2月~2023年1月)
拷問の再現:掌の大きさの椅子に、長時間座らされる |
拘禁されていた期間、王さんは様々な肉体的、精神的な拷問を受けた。長時間、掌のような大きさの椅子に座らされ、常に刑務所の規則で監視カメラを作動し、他の受刑者に監視させ、罵られ、寒い冬に冷たい風に晒されるなど厳しく管理された。さらに、刑務官に平手打ちされ、トイレットペーパーの使用禁止、布団の使用も禁止、食事の量は他の受刑者に決められ、多くても、少なくても完食しなければならない、等など。
特に4回目の冤罪を受けて雲南省第二女子刑務所に拘禁されていた期間、王さんは刑務所で「真・善・忍の特性に従う人こそ好い報いに会う」、「天が中国共産党を滅ぼす」などのスローガンを叫んだとして刑務官に何度も唐辛子汁をかけられて顔を火傷し、2級の浅い火傷と1級の顔損害と診断された。
王さんの話によると、刑務官は唐辛子汁を次のようにかけたという。まず窓を閉め、刑務官はマスクなどの防護装置をして、ほかの受刑者を退室させ、王さんだけを閉じ込めてから唐辛子汁をかけた。かけた後、刑務官はすぐに退室した。窓などが閉められていたため、王さんは鼻がむせて呼吸困難になった。時には唐辛子汁の量を多くかけられ、ビル全体の受刑者も鼻がむせたり、咳が止まらなかった。
ある日、王さんは唐辛子汁をかけられた後、顔から液体が出てきた。鏡で自分を見ることが禁止されたので、顔に何が起きたのか王さんには全く察知できなかった。同室の他の受刑者は王さんの状況の深刻さに気付いた後、刑務官に報告した。刑務官は医務室から軟膏を持ってきて王さんに渡したが、2日経っても好転しなかった。王さんの顔にたくさんの大きな水ぶくれができたため、刑務官はやっと王さんを病院へ連れて行った。王さんは9日間入院して治療した後、顔に黒い跡がいっぱい残った。この状況下で、刑務官は王さんにビデオ録画で、今回の事件はすべて王さんの自己責任だと王さんに認めるのことを強要した。王さんは刑務官の無理な要求を拒否した。
拷問のイメージ図:奴隷のように労働させられる |
雲南省第二女子刑務所で、王さんは奴隷のように労働を強要された。服役中の人々は労働を強要されたのに「自己の願望で労働する」という申請書を書くように強要され、しかもノルマを100%達成すると書くように強要された。王さんはこのような申請書を書くことを拒否したとして丸一日の体罰を受けた。椅子に真っすぐに座って動かないようにと強要された。