【明慧日本2023年6月27日】遼寧省鞍山市(あんざんし)在住の法輪功学習者・白雪松さん(男性)は当局に不当に連行されたあと、懲役3年6カ月の判決を下された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
白さんは2023年4月10日に鞍山市第二拘置所から遼寧省大連市の南関嶺刑務所に移送された。15日後、再び大連市刑務所に移送されたあと、第2監区に拘禁されている。
白さんの家族は5月8日に大連市刑務所側から白さんとの面会を拒否された。職員によると、一般の受刑者は教育された後に家族との面会が許可されるが、白さんは法輪功を学ぶことを堅持しているため、家族との面会を拒否されているという。
白さんの家族は刑務所の業務課に電話し、白さんとの面会を要求した。電話に出た女性スタッフは、当局が「法輪功を放棄しないと家族と面会できない」と言った。家族は、そのように定めている法律を知りたいと尋ねた。職員は、関連する法律は自分で調べるべきだと答えた。
5月10日、白さんは第5監区に再配置された。
5月22日、家族は再び業務課に電話し、面会と売店の口座に入金したいと要求した。職員によると、刑務所は、家族が白さんに書いた手紙を受け取り、それを第5監区に転送したと述べた。女性スタッフは彼らがお金を入金することに同意し、面会要請に関しては、面会センターを紹介した。
白さんの家族が面会センターに電話したところ、職員の劉さんは、翌日(火曜日)が第5監区の受刑者への面会予定日だと告げた。
5月23日、白さんの家族は刑務所へ行った。面会センターで手続完了した後、待合室に入ることが許され、そこでは他の多くの家族連れの姿が見られた。長い間待った後、白さんの家族は家族訪問の手配を担当していた看守が電話に出るのを見た。電話の後、看守は、白さんの状況は非常に特殊であり、刑務所では白さんとの面会のみを許可しており、話すことはできないと述べた。
その後、別の人がやって来て、白さんの家族に対し、「第5監区の責任者が、白さんは法輪功を放棄しないため家族との面会は許可されていないと言っている」と伝えた。白さんの家族は、彼らの命令に従って待合室から出ることを拒否した。若い看守が彼らを外に引きずり出した。
5月24日、家族は地元のすべての刑務所を管轄する大連市司法局に電話し、刑務所が家族の面会を剥奪していることについて苦情を申し立てた。電話に出た担当者は無礼で、さまざまな言い訳をしてその問題に対処しなかった。
翌日、家族は大連市刑務所の面会センターに電話したところ、センター長が電話に出た。白さんは厳重に管理されており、面会は一切認められていないという。センター長は白さんの家族に省レベルの当局に苦情を申し立てに行けばいいと話した。
白さんの家族は遼寧省刑務所管理局の苦情ホットラインに電話をかけ、電話に出た担当者は苦情を関係者に伝えると約束した。
情報筋によると、大連市刑務所に20人以上の法輪功学習者が拘禁されている。彼らは洗脳班に参加するために毎朝集められた。法輪功を放棄することに同意した場合にのみ、日用品の購入や家族の訪問が許可される。第5監区の受刑者も冷凍食品の仕分けと梱包を強いられ、作業場は非常に湿気が多く、寒かった。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)