北京の韓春波さんに再び懲役8年の不当判決
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 【明慧日本2023年6月28日】北京の法輪功学習者・韓春波さん(60代女性)は2021年3月、アパートに押し入ってきた北京公安局房山支局の警官らに不当に連行され、家宅捜索を受けた。今月の情報によると、韓さんは房山区裁判所により不当懲役8年の実刑判決を言い渡されたという。韓さんはこの判決を不服として北京第二中級裁判所に控訴したが、結果として不当な裁判はそのまま維持された。

 内モンゴルのフフホト女子労働教養所で迫害された

 2008年、韓さんは北京市海淀区青龍橋のあるスーパーマーケットで、青龍橋派出所の警官らによって不当に連行された。その後、韓さんは清河留置場、蘇家坨拘留所、北京市労働教養収容者派遣所で次々と拘束され、ひどい虐待を受けた。

 韓さんは不当に2年間の労働教養を受けた後、北京市労働教養収容者派遣所によって800元の人民元で内モンゴル自治区フフホト女子労働教養所に奴隷労働者として売り渡された。

'示意图:中共监狱中的奴工迫害'

拷問のイメージ図:刑務所での奴隷のような労働

 フフホト女子労働教養所の悪徳な警官らは、他省からきた法輪功学習者(以下、学習者)に対してさらに無差別な迫害を行った。学習者に対して拳で殴り、蹴り、手錠で拘束して電気ショックを加え、トイレに行かせず、眠らせず、口をテープで封じた。さらに、学習者の頭を汚れた水で「洗う」ことで人格を侮辱した。抵抗した学習者は、懲罰としてしゃがんだり、立たされたり、首吊り刑を受けた。両足が地面すれすれで、手錠で両手を吊し上げられた。多くの学習者がこのような拷問を受け、手錠が肉に食い込み、気絶するまで続いた。冬には凍りつく寒さの中で立たせられ、夏には太陽の真下に晒された。朝5時から夜10時まで罰として立たされた。

'酷刑演示:吊铐'

拷問の再現:吊し上げ

 北京女子刑務所で受けた迫害

 2015年、韓さんは北京市海淀区のあるスーパーマーケットで法輪功迫害の実態を伝えていたところ、回龍觀派出所の警官らによって不当に連行され、昌平区の留置場に拘束され、迫害された。留置場では、刑務官と刑務官が唆した受刑者のリーダーが韓さんを地面に押し倒し、韓さんの手、足、腰に拷問具を装着した。24時間連続で、7日7夜、さらに1日も延長して拷問具を着けさせられた。昼間は韓さんは強制的に拷問具をつけたまま働かされ、また暴力を振るわれた。夜になると、拷問具によって韓さんは激しい痛みに耐えられず、息が詰まり、死ぬほど辛い思いをしたという。

'中共酷刑刑具:手铐脚镣'

拷問のイメージ図:手錠と足枷

 2015年1月、韓さんは昌平区裁判所により秘密裏に懲役3年6カ月の不当判決を言い渡された。韓さんは判決を不服として控訴したが、北京市第一中級裁判所により元の裁判を維持され、その後、北京女子刑務所に収監された。

 北京女子刑務所で、韓さんは迫害を受け、毎日24時間受刑者のリーダーに嫌がらせ、脅迫、恐喝を受けていた。韓さんは恣意的にいつでも拷問されていた。殴られたり蹴られたりすることは日常茶飯事だった。トイレに行くこと、水を飲むこと、歯磨きや顔洗うこと、買い物をすることなど全て禁止された。ご飯とおかずの量は勝手に減らされたり、残業を強要されたり、奴隷のように働かされた。睡眠も奪われ、他の受刑者の罪を被せられ、自分の洗面器で排便させられる等々。冬には、韓さんは全裸にさせられたままで、突然、受刑者のリーダーによって頭から全身を通して冷水をかけられた。そのため、韓さんは息が詰まるような状況になった。

'中共酷刑示意图:浇凉水'

拷問のイメージ図:冷水を浴びせられる

 韓さんは尖ったもので背中を傷つけられ、手指、足、足指などが拷問を受けて負傷し、お腹が膨れて痛くて耐えられなかった。

 2018年、韓さんは3年半にわたる投獄から解放され、北京女子刑務所を出所した後、精神的にも身体的にも回復していない傷害を抱えながら、放浪の生活を送っており、無実の嫌がらせや脅迫に頻繁にさらされていた。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/6/8/461740.html)
 
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