【明慧日本2023年7月4日】雲南省昆明市(こんめいし)在住の法輪功学習者・高瓊仙さん(83歳女性)は5月9日、警察によって救急車で運ばれたあと、行方不明になった。高さんは法輪功を学んだとして昨年4月19日、西山区裁判所から懲役6年の不当判決と1万3,000元の罰金を言い渡された。
法輪功は世界の人々に親しまれる心身修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
高さんは1994年に法輪功を学び始め、心身ともに元気になった。高さんは2020年10月27日頃、他の法輪功学習者・王瑾さんとともに連行された。王さんは引き続き拘留されたが、高さんは健康状態が悪いため、すぐに1,000元の保釈金で釈放された。2021年4月に西山区検察庁が2人を起訴した直後、西山区裁判所は彼らの訴訟の審理を開催した。
高さんは2021年8月に自宅で転倒し、脚を骨折した。2021年12月頃に2回目の審理が予定されていた際、裁判所は審理に出席するため自宅にカメラを設置するよう命じたが、高さんの家族は拒否した。
裁判官は12月17日、高さんの裁判を保留する決定を下した。しかし、検察官・張麗は12月20日に起訴手続きを更新し、高さんを起訴しようとしている。その間に、警察と検察は何度も高さんに嫌がらせをした。
西山区裁判所は、2022年4月19日に高さんに対して裁判を開催した。裁判官は、高さんが法輪功を学び、法輪功のチラシを配布し、法輪功の資料を自宅に保管し、刑期中に別のいわゆる犯罪を犯したという理由を捏造して、高さんに懲役6年の不当判決、1万3,000元の罰金を言い渡した。
高さんは、2004年7月に法輪功の話をしたとして連行され、3年間の強制労働を課されている。高さんは2017年8月29日、他の4人の学習者と共に再び連行された。その後、5人全員が晋寧(しんねい)県裁判所から判決を受けた。高さんは懲役2年、執行猶予3年の不当判決だった。