不当拘禁中の常錚さん 現在の状況確認とれず
■ 印刷版
 

 【明慧日本2023年7月4日】江蘇省蘇州市(そしゅうし)の法輪功学習者・常錚さん(51歳女性)は2021年5月、当局に連行され、不当判決を言い渡された。常さんの家族のほとんどは米国に住んでいるため、常さんの刑期や彼女が現在どこに拘禁されているかを確認することができない。

 法輪功は世界で1億人が愛好する気功だが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 2021年5月10日早朝、蘇州市で張さんを含む法輪功学習者15人を連行するため、200人以上の警官が出動した。学習者の1人は15日間の拘留後に釈放され、12人は6カ月の拘禁後に釈放された 。常さんともう1人の学習者は拘禁されたままで、後に判決を受けた。

 常さんは、母親(常桂鳳さん)の心臓病、糖尿病、メニエール症候群が法輪功を学んでから良くなった事実を目にし、1997年に法輪功を学び始めた。

 1999年に中国共産党が法輪功への迫害を始めて以降、常さんと母親は法輪功を学んでいるという理由で繰り返し迫害された。

 彼らは2001年に連行され、上方山洗脳班に連行された。常さんの母親は15日間、常さんは8日間拘留された。

 2人の女性は2010年1月下旬、法輪功について人々に話していたとして再び連行された。常さんは蘇州市第一拘置所に19日間拘禁された。常さんの母親は派出所で3日間の取り調べを受けたため、保釈後は健康状態の悪化に苦しんだ。常桂鳳さんは 2010 年 6 月 19 日に亡くなった。59歳だった。常桂鳳さんの死は、80代の母親・焦素珍さんにとって非常に大きな苦痛だった。焦さんはよく窓際に立って「私の子よ、戻ってきて」と叫んだ。 焦さんの健康状態も悪化し続け、2012年8月に亡くなった。

 2012年11月6日、常さんは再び連行され、洗脳班に1カ月間拘禁された。

 迫害を命じた中国共産党政権の元指導者・江沢民を刑事告訴したとして、張さんは2015年7月9日、派出所で終日取り調べを受けた。

 2016年3月30日、張家港市で常さんと他の3人の学習者は法輪功に関する資料を配布したため、錦豊派出所の警官らに連行され、斜橋拘置所と黄タイ第四拘置所に拘禁された。常さんの拘禁中に、常さんの叔父が米国から電話をかけ、拘置所に常さんを釈放するよう促した。常さんは4月29日に保釈された。その後、張家港市検察庁は常さんの訴訟を却下した。

 常さんの親戚は米国に住んでいるため、面会もできず、常さんの口座に入金することもできない(中国の刑務所では、拘禁されている者は歯磨き粉、歯ブラシ、トイレットペーパー、さらには食料などの基本的な日用品を自分で購入しなければならない)。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/5/19/461025.html)
 
関連文章