【明慧日本2023年7月4日】黒竜江省孫呉県(そんごけん)在住の3人の女性法輪功学習者・曲永霞さん、李海霞さん、張桂芳さんは、法輪功を実践していることを理由に、2023年5月25日、愛輝区(あいきく)裁判所から曲さんに懲役3年3カ月、李さんと帳さんにそれぞれ10カ月の不当な判決を言い渡された。曲さんは中級裁判所に上訴した。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
2022年9月15日に、孫呉県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)、派出所の警官らとコミュニティの職員らが、曲さんの自宅を家宅捜索した。法輪功の書籍とノートパソコンは、警官らに押収された。
警察は張さんの法輪功の書籍、MP3プレーヤー、携帯電話も押収した(後に返却された)。 張さんを連行した後、同じ警官らが張さんの娘の家を捜索し、そこでさらに法輪功の書籍を押収した。 張さんの孫のコンピューターと製図板、家族が持っていた壊れたプリンターも持ち去られた。
連行中、李さんに関する情報は不明である。
張さんは後に保釈されたが、曲さんと李さんは黒河市拘置所に移送されるまで1カ月間孫呉県拘置所に拘禁された。
2023年5月25日、愛輝区裁判所は、曲さんに懲役3年3カ月の不当な判決、李さんと張さんにそれぞれ10カ月の不当な判決を言い渡した。
曲さんに対する過去の迫害
2017年11月17日、曲さんは地元のもう1人の法輪功学習者・楊立華さん(43歳女性)に同行して関連政府機関にアルバイトの仕事への復帰を訴えた際に再び連行された。2017年12月26日、孫呉県裁判所は、曲さんに懲役4年、楊さんに懲役3年を言い渡した。楊さんは2019年11月6日に黒竜江省女子刑務所で殴打され死亡したという。
2000年12月、曲さんは孫呉県公安局の警官らによって連行され、孫呉県拘置所に約7カ月間拘禁された後、チチハル市の双河労働教養所で2年間の強制労働を言い渡された。曲さんの娘は当時まだ1歳だった。
警察署、政府職員、コミュニティなどの地元当局は、曲さんが強制収容所から解放された後も、自宅や家族経営の店で曲さんに嫌がらせを続けた。嫌がらせをする人員らは昼夜を問わずいつでもやって来て、時には十数人で集団でやって来て、家族を恐怖に陥れた。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)