【明慧日本2023年7月8日】河北省三河市(さんがし)在住の法輪功学習者・隋麗先さん(72歳前後、女性)は5月14日、警官によって自宅から連行された。隋さんの逮捕は10日後に許可された。隋さんは現在起訴されている。
法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
隋さんの連行は、三河市公安局の局長・潘紀強(51歳男性)の命令によるものだった。潘は2023年5月10日頃、燕郊鎮(えんこうちん)を訪れた際、「5月13日世界法輪大法デーを祝賀」と書かれた横断幕を目にした。潘は燕郊鎮東城派出所に対し、横断幕を掲げた者を速やかに連行するよう命じた。警官らは監視ビデオを徹底的に調べ、横断幕を掲げたのは隋さんだと断定した。
警官は5月13日、隋さんのアパートの外に張り込み、隋さんの出入りをビデオ撮影し、映像に映っていた人物が隋さん本人であることを確認した。
翌日の午後5時頃、三河市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の李偉が、他の8人の警官とともに、国勢調査を行うために来ていると称して、隋さんの家のドアをノックした。
隋さんはそれを信じてドアを開けた。彼らは携帯電話の写真を隋さんに見せ、横断幕を掲げたかどうかを尋ねた。また、隋さんがアパートに出入りする様子を撮ったビデオを再生し、それが隋さんであることを認めるよう要求した。隋さんは黙ったままだった。
警官は隋さんと、たまたま隋さんを訪ねてきた他の2人の法輪功学習者を連行した。3人を東城派出所に連行した後、彼らは再び隋さんの自宅を捜索し、コンピュータ、プリンター、法輪功の書籍、法輪功迫害に関する資料を押収した。3人の学習者はその日のうちに何度も取り調べを受けたが、警官の質問に答えることを拒否した。
隋さんを除いて、他の2人は翌日釈放されたが、隋さんは三河市拘置所に移送された。
2013年に、隋さんは他の数人の学習者とともに法輪功の本を読んでいたところ連行され、廊坊洗脳班に拘禁された。
三河市公安局の局長・潘紀強(51歳男性) |
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)