山西省平定県のシー秀林さんは迫害されて死亡
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 【明慧日本2023年7月9日】山西省陽泉市平定県の法輪功学習者・シー秀林さんは、長期的に中国共産党(以下、中共)からの嫌がらせ、脅迫を受けていた。シーさんは、労働教養処分や実刑判決なども受けたことがある。2021年11月、刑務所から出所し、帰宅したシーさんは絶えず、嫌がらせを受けたため、体が回復せず、今年6月に他界した。

 シーさんの娘は重圧の下、20年前から精神障害になった。

 法輪功は真・善・忍の理念に基づき、自らを修め、世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中共によって迫害されている。 

 シーさんは平定県南アウ村在住で、1999年1月から法輪功を学び始めた。2003年、シーさんは平定県610弁公室と同県公安局の警官に連行された後、労働教養処分1年2カ月を科された。2003年7月~2004年10月まで、太原市新店女子労働教養所に拘禁された。

 シーさんの娘・劉艶明さんは師範学院を卒業後、陽泉市平定県鎖簧鎮の東鎖簧小学校の教師になった。劉さんは責任感があり真面目に仕事をし、国の育成人材とされた。しかし、母親・シーさんが労働教養所に拘禁されている間、劉さんは、村や職場から圧力をかけられ、絶えず脅迫された。その重圧に怯え、精神のバランスを崩してしまった。2004年後半から、劉さんは家に引きこもり、仕事にも行かず家庭も築けなかった。

 2017年4月6日午前9時過ぎ、平定南関派出所の警官3人と、南アウ村の治安担当者2人がシーさんの家にやって来て、質問をしたり、写真を撮ったりした。シーさんは彼らに、法輪功は佛家の修煉法で、真・善・忍に従って心を修め、善い人になることを教えるもので、法輪功を迫害してはならないと話した。さらに、警官に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を唱え忘れないようにと告げた。

 2020年1月14日午前10時、南アウ村の治安担当者は米、小麦粉、油、牛乳を持っている男女7、8人を連れて「新年の挨拶に来た」と言って、シーさんの家に入った。しかし、治安担当者は携帯電でシーさんの写真を撮り始めた。シーさんは彼を止め「これは違法行為です」と告げた後、彼らはその場を去った。

 2020年8月2日午後、シーさんは学法グループで学法をしていたとき、押し入った警官10数人によって平定県公安局に連行された。シーさんなどの学習者たちは翌日午後7時頃まで尋問を受けた。その後、シーさんたちは陽泉拘留所に送られ、法輪功を学ぶことを放棄するようにと強いられた。15日間拘束された後の8月18日夕方、シーさんは陽泉市盂県留置場に送られたが、身体検査でヘモグロビンがわずか4g/dlしかなかったので、帰宅させられた。

 2020年12月8日、シーさんは平定県裁判所に不当に裁判を開廷された。家族や親戚、友人は皆、法廷での傍聴を許されなかった。法廷には平定県の警察・検察、裁判官の数人だけだった。裁判後、彼らはシーさんを盂県留置場に送って、迫害を続けようとしたが、身体検査の結果、シーさんのヘモグロビン値は3g/dlだったので、留置場側がシーさんの入所を断った。シーさんは帰宅したが、平頂県公安局から「半年間の居住監視」の通告を出された。

 2021年1月、平定県裁判所は、シーさんに対して2回目の裁判を行い、シーさんに懲役10カ月の判決を言い渡した。2021年7月22日、シーさんは陽泉留置場に連行された。娘の劉さんは精神病院に送られた。

 2021年11月、帰宅したシーさんは嫌がらせを受け続けた末、2023年6月に亡くなったという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/6/21/462196.html)
 
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