【明慧日本2023年7月10日】黒竜江省ジャムス市の法輪功学習者・蔡桂芹さんは、法輪功を学び続けているため、実刑判決を宣告され、労働教養処分、地元の警官からの嫌がらせ、家宅捜索、拘禁、罰金など、いろいろな迫害を受けた。長期的な恐怖の下で生活していた蔡さんは心身ともにダメージを受けた末、2022年8月9日にこの世を去った。享年75歳。
蔡桂芹さん |
ジャムス市の第一プラスチック工場を定年退職した蔡さんは、以前、深刻な胃病を患い、病院で胃がんの初期症状だと診断された。とても痩せていて、階段を上るのも疲れきっていた。しかし、法輪功を学んでから、胃病が治り、普通の食事ができるようになり、顔色も良くなり、健康を取り戻した。蔡さんは法輪功の教えの「真・善・忍」に従って自分を律し、穏やかな家庭を築いた。蔡さんの変化を見て、家族は蔡さんの法輪功の修煉を応援した。
しかし、1999年7.20、中国共産党の江沢民グループは法輪功への弾圧を開始した。当局の警官は常に蔡さんの家に行き、嫌がらせをしていた。その迫害から免れるため、蔡さんは家にいても電気をつけなかったり、布団で窓を遮ったり、誰が来てもドアを開けなかった。しかし、ジャムス市佳東派出所の警官は数回も蔡さんの家を家宅捜索をし、蔡さんを留置場に連行して、16日間拘禁した。
2008年1月18日、蔡さんは数人の法輪功学習者と一緒に、ジャムス市松江郷に行き、法輪功が迫害されている事実が書かれている資料を配布した。しかし、当局の法輪功を誹謗中傷する宣伝を信じたある村人に通報され、松江派出所の警官に連行された。その後、労働教養処分1年を科され、蔡さんはジャムス市西格木労働教養所に送られた。その18日後、家族はお金を出して、蔡さんを家に連れ戻した。
2008年7月19日、蔡さんを含む6人の年配の法輪功学習者がジャムス市樺川県江川農場へ行き、「法輪大法は素晴らしい」と書かれた横断幕をかけた。法輪功のことを理解していない人が、蔡さんたちを通報した。そして、紅興隆公安局の警官は6人の学習者を連行し、紅興隆農墾公安局の留置場に送った。同年12月4日、紅興隆農墾裁判所は6人に対して不当に裁判を行った。蔡さんは懲役4年の判決を言い渡された。6人の中の2人は蔡さんの妹達だった。
蔡さん3姉妹はともに法輪功を学んで恩恵を受けたが、3人は、共に黒竜江省女子刑務所に入れられ、拷問などの迫害を受けた。3姉妹の家族全員は、大きなダメージを受けたという。