欧州議会前で集会 中共による法輪功迫害の制止を呼びかける
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 【明慧日本2023年7月11日】(明慧記者・周文英、容法)フランス、ドイツ、オランダ、ベルギーの法輪功学習者(以下、学習者)は6月27日、ベルギーのブリュッセルにある欧州議会の前で集会を開き、欧州議会に対し、24年間続いている中国共産党(以下、中共)による法輪功迫害を制止するよう呼びかけた。同時に、法輪功について人々に伝え、何人かの学習者は自らの体験をもとに、中共の残虐な迫害を暴いた。

图1~2:欧洲议会前法轮功学员呼吁欧洲议会制裁中共持续二十四年的迫害行动。

欧州議会前で、24年間続いている法輪功への迫害に対し、中共への制裁を欧州議会に呼びかける

 午前9時から、学習者は集会現場には「法輪大法は素晴らしい」、「真・善・忍」、「法輪功への迫害を停止せよ」、「欧州議会決議案採択、中共の臓器狩りを非難」と書かれた横断幕を掲げた。横断幕の前では、学習者が煉功音楽に合わせて煉功していた。

 欧州議会前を行き交う人々は、欧州議会関係者も含め、黄色いTシャツを着た学習者の穏やかな煉功場面や、彼らが示した法輪大法のすばらしさと、中共による法輪功への残酷な迫害の写真や説明に見入っていた。 特に、中共による法輪功迫害に反対する決議を採択した欧州議会の横断幕は、多くの人々に衝撃と感動を与え、中共による迫害に反対し、学習者を支持する意思を表明した。

 欧州議会議員、中共による法輪功迫害を非難

图3:欧洲议会议员拉尔斯·帕特里克·伯格(白色衬衣者)与法轮功学员交谈并合影

欧州議会議員ラース・パトリック・バーグ氏(写真の男性)が学習者と懇談した後、記念撮影した

 欧州議会議員ラース・パトリック・バーグ氏は集会に駆けつけ、活動に関心を持っていると表明し、そして明慧記者のインタビューに応じた。

 バーグ氏は、中共による法輪功への迫害について、「学習者が迫害され、甚だしきは投獄までされて非常に腹立たしいことです」と言った。 彼は、これはEU、欧州議会と中国の代表の間で議論し、解決すべき問題だという。

 中共による法輪功への迫害が24年間も続いていることについて、バーグ氏は、「これは(取り組むべき)非常に重要な問題ですが、同時に非常に難しい問題でもあります」と話した。 同氏は続けて、「今こそ解決案を示す必要がある時期にきています。なぜなら、このような状況がこれほど長く、長年続いているからです。 これは、中国(中共)とEUの相互にとって不利益なことです」と述べた。

 また、中共による法輪功迫害の真実を知るため、バーグ氏は長時間にわたり学習者から話を聞いた。 そして、中国で迫害を受けた学習者の劉玉梅さんに、迫害の実態を尋ねた。劉さんは、「中国の刑務所でさまざまな残酷の拷問を受け、何日も体と首を地面に固定され、ハンガーストライキで抗議した際、無理やり管で食事を入れられ、九死に一生を得ました。 家族4人が法輪功を修煉している理由で迫害され死亡しました」と話した。それを聞いたハーグ氏は同情を示し、学習者と記念写真を撮った。

图4~7:法轮功活动现场以及了解迫害<span class='voca' kid='62'><span class='voca' kid='62'>真相</span></span>的人们

活動現場で法輪功について尋ねる人々

图8:签名支持法轮功反迫害的民众

反迫害活動を支持し、迫害の反対を署名する人々

 欧州議会前の集会で、中国山東省出身の学習者・楊金花さん(51)は、15年間に10回も迫害を受けたことを語った。

图9:法轮功学员杨金花(中)议会前讲述十五年被迫害的经历。

集会で15年間に10回も受けた迫害を語る楊金花さん(中)

 学習者・丁楽斌さんは、中共に不当に拘束されている両親の釈放を求めるボードを掲げ、両親の救出に協力を呼びかけ、苦しんでいる両親と早く再会したいと願っていると話した。

图10:法轮功学员丁乐斌议会前呼吁营救被迫害的父母

中共に不当に拘束されている両親の釈放を求める丁楽斌さん

 「あなたたたちの活動は重要だ!」

图11:埃曼纽尔·坎德诺和女儿

エマニュエル・カンデノさんと娘

 エマニュエル・カンデノさんは小学校の教師である。 彼女は娘と一緒に欧州議会の前を通りかかったとき、学習者が坐禅している穏やかな光景に心を打たれた。 特に今日、人々に(真実を)知ってもらうことが重要であり、真実を理解するためには、自分自身で情報を補う必要があるという。 彼女は学習者の行動を高く評価した。「あなたたちの活動は重要であり、早く成功し、一日も早く迫害が終わることを望みます!」と話した。

 カンデノさんは続けて、「もし人々が独裁政権(の迫害)に対して毅然とした態度で臨まなければ、加担していることになるというのが世界的な認識です。 だから、毅然とした態度を取ることを約束しなければならないのです」と述べた。 彼女は最後に、学習者に勇気を奮い起こすよう励ました。

 「真・善・忍は、すべての人間が遵守すべきと信じる」

图12:大卫赞扬真善忍

真・善・忍を称賛するデイビッドさん

 2カ月前に定年退職したスコットランド人のデイビッドさんは、欧州議会に処理しなければならない仕事がまだ残っていたため訪れた。 彼は写真を撮ったり、学習者と話したりして多くの時間を過ごした。 彼は、仕事柄、政治や社会正義に関心があったため、中共の法輪功への迫害状況について少し知っていたという

 デイビッドさんは自分の考え方を真剣に話してくれた。「世界には多くの事業があり、それを信じるためには信じる心を持たなければなりません。 貧困であれ、不公平であれ、あなたには政治的な発言権はないかもしれないが、政府が悪いことをするのを止める力もないかもしれないが、少なくとも正しいことを信じようとするなら、それが始まりなのです」。 迫害に反対する嘆願書に署名するよう求められた彼は、「世界中の不公平の現象が明日にも解決されることを願っています 」と言った。

 デイビッドさんはまた、法輪功修煉の基準である真・善・忍についても語り、「そうです。真・善・忍は、すべての人間が遵守すべき(基準)だと信じています。 悲しいのは、今日多くの人がそれを実行していないことです」という。

 「生体臓器摘出は邪悪である」

图13:伊莎贝拉·瓦洛(右)与营救父母的法轮功学员合影拍照

両親の救出を呼びかける学習者と記念撮影するイザベラ・ワロさん(右)

 元獣医で画家でもあるイザベラ・ワロさんはチェコ共和国出身で、現在は夫とベルギーに住んでおり、中共による法輪功への迫害を身をもって体験しているという。 彼女は、「私はチェコ共和国出身で、全体主義的な支配は何を意味しているのかを知っています。当時、私たちにも類似する全体主義的な体制がありましたので、今の中国人と同じように全体主義的支配に耐えていました」と語った。

 法輪功について、ワロさんは2年前に迫害の資料を読んだことがあると言い、「臓器を盗むことは、あまりにも恐ろしすぎます。人道的ではなく動物にも及ばず、一部の人は動物よりも悪く、これは絶対に怖いことです」と話した。

 ワロさんは、「私はあなた方が自由になり、すべての迫害が制止されることを望みます」と言った。

 ワロさんは迫害に反対する請願書に署名した後、支持を示すために、両親を救出する学習者と一緒に写真を撮った。

 「人々に真実を知ってもらうことが重要」

图14:伊丽莎白-凯尔佩里(Élisabeth Kelperi)

エリザベート・ケルペリさん

 欧州議会の通訳を務めるエリザベス・ケルペリさんは、中国における法輪功の迫害について以前から知っていた。

 ケルペリさんは、「私たちは多くの決議案を読みましたが、迫害は恐ろしいことで、私たちは迫害、および中国とヨーロッパでの問題について人々に知ってもらう努力をしなければなりません。 人々はそれについてよく話していますし、私たちもその状況をよく知っています」と話す。

 「真実を知らない人々に知ってもらうことが重要です。迫害は1999年に始まり、24年が経ちました。迫害はとても残忍で、臓器売買は恐ろしいもので、人々は真実を知らないのです」と話すケルペリさんは、学習者が最後までやり通すように励ました。

  ケルペリさんは、「真・善・忍は普遍的な価値観であり、人々が尊重すべき、誰もが遵守すべき価値観です」と話した。

 ブリュッセルのバス運転手であるジャウアド・ラキさんは、休憩時間に活動を見に訪れた。「真・善・忍は中国の歴史のルーツであり、良いことです。 中国人だけでなく、世界中のすべての人が信じ、実践する権利を持っています」。彼は最後に、「私は世界でいかなる形式の迫害を反対します。中国人のみならず、世界中のすべての人に信仰と実践の権利があります」と述べた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/6/30/462510.html)
 
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