【明慧日本2023年7月17日】スウェーデンの法輪功学習者(以下、学習者)は、6月27日から7月1日にかけて、首都のストックホルム南部にあるゴットランド島のヴィスビーで開催された「政治週間」に参加した。
学習者は法輪功のブースを設置し、市民や角界の人々に法輪功の素晴らしさを伝えると同時に、24年に渡る中国共産党(以下、中共)による残忍な迫害の実態を伝えた。多くの人が理解し、総理大臣から学生に至り、学習者の努力に感謝し、学習者が行っている迫害制止の署名活動を支持すると言った。また、市民は法輪功を修煉したいとも言った。
ブース前で中共による「生体臓器狩り」の模擬実演を行う学習者 |
迫害制止の署名をする市民 |
スウェーデンで、年に一度行われている「政治週間」はスウェーデン・アルメダレン・ウイークとも呼ばれ、1968年から始まったという。毎年各党のリーダーや、政治家、経済界、NGO組織およびジャーナリストも含めて、この歴史ある古城に集まっている。今年は、6万人が暮らしているこの島に、1週間で3万5千人の観光者が訪れた。活動が行われる期間中、人々は現在の社会問題を巡って検討会、政治演説会を行った。
政治家は法輪功を理解する
「政治週間」が行われた期間中、学習者は総理大臣のウルフ・クリスターソン氏と短く交流した。クリスターソン総理大臣は、法輪功が弾圧されていることを知っており、学習者は総理大臣に施策を取って迫害を阻止するように呼びかけた。
スウェーデン外交官は、ブース前で学習者と交流した。彼は法輪功について多く知ることができ、学習者の活動の全てに感謝の気持ちを示した。
「生体臓器狩り」の模擬実演を通して迫害の実態を伝える
「生体臓器狩り」の模擬実演をする学習者 |
学習者のエリックさんは、「生体臓器狩り」の模擬実演をする傍で中共に迫害された体験を語った。エリックさんは、「7歳の時、つまり15年前の7月のある日、6、7人の私服警官が自宅に押し入りました。警官らは『轉法輪』などの書籍とDVDを押収した後、両親を不当に連行しました」と話した。
中国で家族が迫害されたと言う個人的な体験を語るエリックさん(右2) |
そしてエリックさんは、「母は1カ月後に家に戻りましたが、父は2年間の労働教養を受けていました。その時、北京の有名な弁護士を依頼したのですが、その弁護士は敢えて受けませんでした」と話した。エリックさんの証言から見ると、中共が法輪功を弾圧することにあたって、「法律なんか守る気はない」ということを示している。
トーマスさんは、25年間法輪功を修煉する心得を分かち合った。トーマスさんは14歳の時、母親から法輪功の主要な書籍『轉法輪』をもらった。母親が健康博覧会に参加した時、購入したという。
それからのトーマスさんは、新たな人生が始まったという。トーマスさんは、「緊張する日々だったのですが、法輪功の修煉は、心の平静を保持しました。法輪功は心身を修煉する方法であり、1992年から中国から伝わって、7年間後には、非常に人気のある功法になったのです。しかし、中共は1999年から法輪功を迫害し始め、すべての国家機関を利用して、法輪功の看板を汚そうと図ったのです」と述べた。
コンピュター専門家、「中共を阻止すべきです」
ビョルン・エクランドさんは、ゴットランド島の別荘で夏を過ごしていたが、彼は「生体臓器狩り」を模擬実演する場にしばらくいたという。
コンピュター専門家ビョルン・エクランドさん |
1975年からコンピュータに関する仕事を始めたというビョルン・エクランドさんは、「私は、法輪功を知っています。法輪功に関する情報を読んだことがあります。とても素晴らしい理念を持っています。中共による法輪功迫害は止めるべきです」
「西側諸国は、中共を甘く見ることをしないように忠告しておきます。我々は中共に騙されずに対抗すべきです」と言った。
市民、「毎年活動に参加し、法輪功を支持しています」
カール・ワハトマイスターさんは、「5、6年前の『政治週間』に参加した時、初めて法輪功に出会いました。それ以降は毎年『政治週間』に参加する度に、法輪功を支持する気持ちを伝えています」と話した。
ワハトマイスターさん、「ずっと法輪功を支持しています」 |
また、ワハトマイスターさんは、「法輪功は迫害されています。人々は、法輪功ために何かをする義務があるのです。もし、不公正な目に遭っていて、被害者を手伝ったりするということは人間性の表れなのです。逆に世界の人々が、関係ない、他人事と思っていれば、悪者に生かせる空間を与えることになり、人類に災難をもたらすわけです」と話した。
また学習者から、中共により真・善・忍を修煉する学習者が、弾圧されていることを聞いたワハトマイスターさんは、「中共は、法輪功が素晴らしいとわかっているはずです。中共は自分が悪いと分かっており、恐怖感で理性と人間性を失ったのです」と述べた。
メディアを勉強する学生、「中共が真・善・忍を信仰している人を弾圧することはおかしい」
エルヴィラ・オルバーグさんとダニエラ・マイルーフさんは、メディアを勉強している学生である。彼女たちは以前の「政治週間」に参加した時、法輪功に出会ったことがあったが、法輪功をあまり理解してなかったという。2人は「学習者たちが、この賑やかな中でも平静に煉功していることに驚きました」と言った。
エルヴィラ・オルバーグさん(右)とダニエラ・マイルーフさん |
オルバーグさんは、「中共の統治は悪政であると思っています。中共による法輪功への弾圧はとても怖いことです。世の中には、多くの団体が迫害を受けたりしていますが、『生体臓器狩り』という暴行を受けているのは法輪功以外はないのです」と強調した。さらに彼女は、「中共が、法輪功の真・善・忍を学んでいる学習者を弾圧すること自体がおかしいのです」とも述べた。
そして、オルバーグさんとマイルーフさんの2人は、「法輪功を学びたいです。学習者が持っているその平静さを体験したいからです」と言った。
市民、「法輪功を学びたい」
兵役を終えたばかりの男性、「法輪功を学びたいです」 |
ゴットランド島からピートさんが、法輪功のブースにやって来た。ピートさんは法輪功の第一式の功法を習った。彼は「和やかさを体験しました。エネルギーが体の中を流れていると感じました。今までない体感です」
「法輪功を修煉するということは、真・善・忍に従って心を修煉します。中共による、法輪功への24年にわたる迫害は、一億人が修煉していることに嫉妬と恐怖感があるからです」
「今まで、『なぜ中共が、法輪功を弾圧しなければならないのかと』いうことを理解していませんでした。私は今、やっとわかりました」と述べた。そして彼は、近くの煉功点で煉功すると決めたという。「今日は私の人生での転換点です!」
翌日ピートさんは、再び法輪功ブースにやって来てこう言った。「私は驚きました! 私の体に変化が起きました。強いエネルギーを感じます! 法輪功はこんなにも素晴らしくて、簡単な功法だから、だから学習する人が多くいるのですね!」
煉功動作を習う中学生のヒューゴさん(左) |
中学生のヒューゴさんは、ストックホルムに住んでいる。「政治週間」の期間中、ヒューゴさんは友達と一緒に法輪功のブースにやって来た。彼は、集団煉功している学習者を暫く見ていた。そして、こう思ったという。「法輪功を学びたい!」
翌日、ヒューゴさんはブースにやって来て、学習者から第一式の功法を学んだ。ヒューゴさんは、「体がエネルギーで充満しているのを感じました。頭もスッキリしています!」と興奮して話した。