寧夏の尤海軍さん 控訴棄却される
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  【明慧日本2023年7月21日】寧夏回族自治区中衛市中寧県の法輪功学習者・尤海軍さん(53歳男性)は法輪功を学び続けているため、2021年5月6日、警官によって連行された。今年4月13日、中衛市沙坡頭区裁判所は尤さんに懲役5年、罰金1万元の判決を言い渡した。尤さんは判決を不服とし、同市中級裁判所に控訴したが、棄却された。

 尤さんはレッカー車のドライバーだったが、母親と娘3人で暮らしている。尤さんは娘の病気治療のため、法輪功を学び始めた。尤さんの妻は、娘が赤ちゃんのときに、尤さんと離婚して家を出た。娘は小さいころから体が弱く、3歳のときに癲癇を発病し、時々痙攣を起こし、口から泡を吹き、意識を失うこともあった。尤さんは幼い娘を連れて、いろいろな病院に行き、治療したが、無駄だった。2004年、尤さんは、法輪功が病気治療と健康を改善する奇跡的な効果があると聞き、法輪功を学び始めた。わずか3日間学んだだけで、4歳の娘は痙攣を起こさなくなり、回復した。以前喘息を持っていた尤さんも、修煉してから良くなった。それ以来、尤さんは法輪功の教えの「真、善、忍」に従って自分を要求し、優しい父親、親孝行な息子となった。

 10年前 懲役3年6カ月の判決を受ける

 2013年9月15日、中寧県公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の隊長・劉勇は数人の警官を率いて尤さんの家に押し入り、尤さんさんと法輪功学習者・丁乾さんを連行した。尤さんは連行された後、迫害に抗議するため断食を行い、命が危険な状態になった。

 国保の劉勇らは表彰してもらうため、丁さんに罪を被せる証拠を偽造し、尤さんにも「有罪になる証拠」を探った。劉勇らは、尤さんの娘が通っている中寧県黄濱小学校に何度も行き、脅迫した。ある日、娘は数人の警官に威圧され、足が震えて何も喋れなくなり、数日経っても元に戻らなかった。劉勇は娘を脅迫しても、欲しい「証拠」を入手できなかったため、娘の数学教師である陳秀玲を唆して悪事を働いた。ある時、陳は教鞭を手に取り、娘の身体と頭を激しく叩き、教鞭が折れるまで止めなかった。陳が娘に暴力を振るうたびに、同級生たちは皆怯えていた。

 2014年4月3日午前、中寧県裁判所は尤さんに不正裁判を行った。法廷で弁護士は尤さんの無実を強く訴えた。「法輪功の修煉は完全に合法であり、真・善・忍は普遍的な価値です」と法律に基づいて説明し、即時に尤さんの釈放を求めた。しかし、この裁判は、国民、検察官、裁判官など、法の執行機関が結託して、偽の証拠と偽の鑑定を演出したものである。彼らは弁護士の話を何度も中断させた。2014年5月30日、裁判所は丁さんに懲役3年、尤さんに懲役3年6カ月の判決を言い渡した。

 再び5年の判決を受ける

 2021年5月16日、尤さんは中衛県の国保の警官によって連行された。情報筋によると、警官は長期にわたって尤さんが乗っていたバイクを監視していたという。

 その翌日、尤さんは刑事拘留され、中衛市留置場に送られた。同年5月31日、中衛県検察庁は逮捕状を発付した。8月25日、沙坡頭区検察庁は尤さんを起訴した。

 今年3月31日、沙坡頭区裁判所は尤さんに不正裁判を行った。尤さんは法廷で「法輪功の修煉は病気治療と健康保持に効果があり、真・善・忍に従って、より良い人になることです。法輪功の小冊子の内容は、すべて人々に心を修め、善良で良い人になるようにと書かれています。法輪功は邪教ではありません。私は社会を危うくしたり、人を傷つけたり、法律の実施を妨げることはしていません」と主張した。

 法廷で、弁護士や家族と弁護人は法律に基づき、尤さんの無罪を主張し、中寧県の国保の指導官である周旭に対し、事件処理において故意に証拠を偽造し、当事者に強要し、脅迫してその偽造したものを認めさせようとしたことを説明した。

 尤さんが留置場に拘禁されている間、周旭は、身元不明者と留置場に行き、尤さんに謄本に似たような書類にサインするよう求めたが、尤さんはサインしなかった。そのため、周旭は激怒し、「サインしなければ、生きて出られない。中国には不当な事件が何万件もある。お前が死んでも構わない」と言った。

 法廷で、尤さんは「なぜ署名しなかったか」という質問に対して、「その文書に書いてあるのは私が言ったことではありません。ですから、署名はしなかったのです」と答えた。傍聴席の尤さんの親族も周旭に偽証について聞いたが、周旭はすぐに立ち上がり、法廷を後にした。

 しかし、裁判所は法律を無視し、2023年4月13日、尤さんに判決を下した。それを不服として尤さんは控訴したという。

 尤さんは控訴書に「法輪功を学ぶことは合法であり、法輪功を宣伝する資料を配布することも合法です。これは『中華人民共和国憲法』と『新聞出版総署令第50号』で許可された合法的な行為です。2台の携帯電話に保存された電子書籍と音声ファイルは、法輪功の学習と修煉に不可欠なものです。法輪功の修煉は罪ではありません。一審では、邪教の宣伝だと言われたことは完全に間違っていることで、濡れ衣であり、私は無罪です」と書いた。

 しかし、中級裁判所は法律を無視し、中寧県国保の指導員・周旭が法廷に提出した偽証で、2023年6月26日、正当な理由もなく尤さんの控訴を棄却し、原判決を維持した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/7/11/462872.html)
 
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