遼寧省阜新市の甄士傑さんは刑務所に送り込まれる
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 【明慧日本2023年7月21日】遼寧省阜新(ふしん)市の法輪功学習者・甄士傑さん(69歳男性)は、昨年7月、警官に連行された。2022年11月、阜蒙県裁判所は甄さんに対して不正裁判を行った。その後、甄さんは裁判所に懲役4年の判決を宣告され、今年5月18日、錦州刑務所に送り込まれた。 

 甄さんは阜新市清河門区に住んでいたが、阜新市海州区王営子北山に引っ越した。法輪功を学び続けている甄さんは、20数年来、中国共産党当局から実刑判決、労働教養処分などの迫害を加えられていた。

 中共が国民の憎悪を煽るために「天安門焼身事件」をでっち上げた。そのため、甄さんはこの事件の真実を暴露するために北京へ行ったが、北京で連行されて阜新市に連れ戻された。2001年4月27日、甄さんは、阜新市清河門区裁判所から不当に懲役3年を宣告され、遼寧省第二刑務所に送られ、第12監獄区に拘禁された。刑務所で甄さんは、強制労働と洗脳を受け、独房に8カ月間も拘禁された。

 刑期満了して、帰宅した甄さんは、妻に離婚され、中共当局からの嫌がらせも絶えなかった。迫害から逃れるめに、甄さんは家を出て放浪生活を余儀なくされた。

 2012年5月29日、甄さんは紫都台郷で法輪功の真相解明資料を配布していたところ、紫都台派出所の警官に連行された。その後、1年3カ月の労働教養処分を科され、阜新公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の大隊長・王鵬に瀋陽の馬三家労働教養所に送られた。教養所で、長期にわたって睡眠制限やトイレ制限、1日に20時間も小さな椅子に座らされ、スタンガンで手の甲に電気ショックを与えられ、平手打ちなどの拷問を受けた。血圧が180㎜Hgになっても、強制労働させられた。中共当局からの迫害は甄さん本人だけでなく、80歳過ぎの母親をはじめ、親戚や友人にも精神的苦痛を与えた。

 2016年5月16日、ある法輪功学習者が、阜新市海州区裁判所で不当裁判を受けたとき、甄さんが法廷外で「法輪大法は素晴らしい」と3回叫んで、声援を送ったが、阜新市和平派出所の警官に連行され、阜新市の新地留置場に拘禁された。海州区裁判所は2016年11月29日、甄さんに対する裁判を予定していた。甄さんも弁護士を依頼したが、未だにその裁判に関する情報はないままである。

 2022年7月31日昼、甄さんは阜新市海州区の河北派出所の警官に尾行されて連行され、家宅捜索をされた。警官は甄さんの家からパソコン、プリンター、すべての法輪功書籍などの私物を押収した。 2022年11月26日、甄さんは阜蒙県裁判所で不正裁判にかけられて、懲役4年を宣告され、今年5月18日に錦州刑務所に収容されたという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/7/12/462898.html)
 
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