中国法会|心を修めて業を取り去り善念で人を救う(二)
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――かつて虐待を受けた農村の嫁の体験

文/中国の大法弟子 艾珍

 【明慧日本2023年7月31日】(前文に続く)

 父と子の福

 夫は私の心身の変化を目の当たりにし、大法を認めてくれました。迫害の初期の数年間に、夫はいつも私をバイクに乗せて三つの町に真相資料を配りに行きました。

 私が大法の修煉し、人を救うために真相を伝えることを堅持したため、夫は中国共産党(以下、中共)の人間から迫害を受けることが少なくありませんでした。ある年、私が北京へ法を実証しに行った時、夫は町の警察署の署長と社会治安総合管理委員会会長に捕まり、殴られ、下半身を蹴られて傷を負い、地面に倒れて起き上がれず、2日間寝たきりで排尿もままなりませんでした。毎日、悪人から嫌がらせを受けたので、地方の親戚の家に身を寄せ、旧正月にも帰ってくる勇気がありませんでした。それでも夫は大法を信じ続け、私の修煉と人を救うことを支持してくれました。友人や家族が家に来た時、夫はみんなに真相を伝えました。

 2004年、夫が正門と平屋建ての家の屋根の上の雑多なものを片付けていた時、なぜかレンガの山を踏んでレンガと一緒に落ちてしまいました。夫は本能的に軒先をつかみ、手首に赤い傷をつけましたが、血は出ませんでした。転倒した時、夫はもともと頭を下にしていたことを思い出しました。しかし、着地した時には膝をついていたので、どこにも怪我はなく、レンガは割れましたが、夫には当たりませんでした。

 夫は立ち上がり、何事もなかったかのようにドアを通って家の中に入りました。私は夫に「平屋建ての家の作業はしないのですか? なぜ、外から入ってきたのですか?」と尋ねました。夫は「私は屋根から落ちたんだよ」と言いました。私はまだ信じず、外に出てみるとレンガが割れ、夫が着地した跡を見て、慈悲深い師父が夫を守ってくださったのだとわかりました。その後の数年間、夫は何度か家の屋根や木から落ちましたが、怪我をすることはありませんでした。

 2013年の大雨のある日、息子が電動自転車で帰宅中に、大きな三輪スクーターにぶつかり数メートル先まで飛ばされました。息子が立ち上がった時には、大きな三輪スクーターはすでに走り去っていました。息子は自分の電動自転車の前部が破損しているのが見ましたが、まだ電源は入っていました。息子は自転車を押して、修理屋を見つけ、修理してもらい、何事もなく自転車に乗って家に帰りました。

 2019年のある日、息子が出勤時に社長の車に乗っていて、大型車と衝突しました。車は壊れましたが、社長と奥さんと息子は車に乗っていましたが、何事もありませんでした。

 師父は「あなたは正法を修煉しているので、一人が煉功すれば、まわりの者に恩恵を与えることになります」[1]と説かれました。

 私が大法を修煉し、夫の祖父母が大法を信じ支持しているからこそ、師父は何度も夫や夫の父母を守ってくださったのだと私にはわかりました。そうでなければ、私の家族に災難が絶えないなかで、どうやってこの日々を生きてきたかわかりませんでした。ありがとうございます、師父!

 私は、真相資料を手に入れるとすぐに配りに行くため、中共の人間からいつも目をつけられていました。2021年5月のある夜、警官の集団に捕まり、ぬれぎぬを着せるための書類を渡され、刑務所に送られました。その時私には「誰かが決めることではなく、決めることができるのは師父だけだ」という念だけがありました。

 夜中の12時を過ぎると、警察署の警官たちは夜中に当直して私を監視するのを嫌がり、どうせ私が逃げられないと思い、まず私を家に帰して、翌日再び私を連れてくることにしました。翌朝、私は電動自転車で20キロほど離れた市場へニンニクの芽を売りに行きました。8時か9時頃になると、7、8人の警官が家に来ましたが、私は見つかりませんでした。この日、たまたま夫も家を空けていました。

 警官たちを見た近所の人たちは、何が起こっているのかを理解し、私の夫を見つけて事情を話しました。私がニンニクの芽を売りに行った帰りに、夫がバイクですぐに駆けつけて来ました。夫に会った時「もう家には帰れない」と言われ、近くの同修のところに暫定的に泊まりに行きました。その後、私は転々として町にやって来ました。80代の夫婦の同修のお手伝いさんが入院して仕事を辞めたので、同修は私を紹介しに行きました。こうして、私は大法弟子の行うべきことを続けながら、年配の同修の世話をしたり、真相資料を印刷したりしました。

 20年以上、法を正す時期の修煉を行ってきた結果、私は「師父と大法に対する確固たる正しい信念を保ち、衆生を常に心に留め、大法弟子が行うべきことを行えば師父が説かれた『弟子正念足りれば 師は回天の力有り』[2]の奇跡が起こるのだ」と実感しました。

 仕事に対する執着、闘争心、歓喜心、顕示心など、修煉して取り除いていない人心と執着がまだまだあることを私は知りました。残り少ない今後の法を正す時間の中で、着実に修める中でこれらの悪い心を取り除き、あらゆる次元で自分に対する要求に達し、三つの事をしっかり行い、師父について行き本当の家に帰ります。

 師父にお礼を申し上げ感謝申し上げます!

 ありがとうございます、同修の皆さん!

  (完)

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪
 [2] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「師徒の恩」

 (明慧ネット第19回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/11/18/451560.html)
 
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