2023年上半期、法輪功学習者702人の不当判決が判明(二)
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 【明慧日本2023年7月31日】(前文に続く)

 迫害事例:  

 1、北京の顧秀英さんに懲役2年

 北京西城区の顧秀英さん(88歳女性)は明慧カレンダーを配布したとの理由で警官に身柄を拘束され、懲役2年、刑務所外執行の判決を宣告された。

 2、瀋陽市の梁淑智さんに懲役3年、罰金2万元

 2023年5月30日、遼寧省瀋陽市中級裁判所の関係者2人は瀋陽市の学習者・梁淑智さん(86歳女性)の自宅を訪ね、原審維持という再審の結果を知らせた。

 6月21日、瀋陽遼中区裁判所は家族に電話を掛け、梁さんの体調を見て刑務所外執行対象になれるかを判断すると話した。

 梁さんは遼中区裁判所に懲役3年、罰金2万元(約40万円)の不当な判決を宣告された。

 3、北京市の鄧春仙さんに懲役3年

 北京市の学習者・鄧春仙さん(82)は3年前に起訴され、今年6月15日に強制に健康検査を受けさせ、懲役3年、罰金3000元(約6万円)の判決書を通達された。

 三、エリートたちにも不当な判決を宣告

 明慧ネットの統計によると、2023年において53人のエリートが不当な判決を宣告された。中には国家公務員、大学教授、教師、高級エンジニア、、会計士、デザインナー、画家、医者、企業家、ラジオの司会者、税務局の局長など、各業界のエリートがいた。

 迫害事例:

 1、上海市の優秀なソフトエンジニア何氷鋼さんに懲役6年

 上海の学習者・何氷鋼さん、張軼博さんは2021年10月9日、長寧区の国保警官らに不当に連行された。その後、何さんは拷問されて両手と両足に障害が残り、張さんは胸部に腫瘤ができた。2023年6月12日、何さんに懲役6年、張さんに懲役5年の不当な判決が言い渡された。何さんに対する判決が下されたのはこれで三度目だった。 

 何氷鋼さんは、ソフト開発技術者で天賦の才能があり、人助けを喜びとして、余計なことには関わらない優しい人である。何さんは1991年に「盲人用パソコン音声ソフト」を開発し、「第六回上海市億利達青少年発明賞」を受賞し、「第六回全国発明賞」の銀メダルも受賞した。

 法輪功を学んでいたとして、2000年に大学院で勉強中だった何さんは復旦大学を強制休学にされ、拘禁された。2010年4月、何さんは再度不当に連行され、拘禁期間中に酷く迫害を受け、脊椎圧迫により四肢に障害を引き起こした。2011年、上海長寧地方裁判所は何さんが障害を引き起こしているのを無視して、何さんに懲役5年の実刑判決を宣告した。

'何冰钢'

何氷鋼さん

'张轶博'

張軼博さん

 2、大学の教授、有名な眼科専門家・董宇さんに不当な判決

 長春市の学習者・孫淑霞さんと董宇さんは2022年3月4日、法輪功迫害の真相資料を配布した後、長春市公安局南関支局・曙光路派出所の警官に連行された。2023年6月中旬、孫さんは長春市朝陽区裁判所から不当に懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡され、董さんも不当判決(刑期が不明)を受けたことが分かった。

 董さん(50代女性)は吉林大学第一病院の眼科医長、大学教授、有名な眼科医である。長い間、一人一人の患者に対して真面目で責任感があり、さまざまな難しい目の症状を専門に治療し、多くの患者に光を与え、患者から高く尊敬されている。

 3、四川西華師範大学の女性講師・陳平さんに懲役2年

 四川省南充市順慶区裁判所は2023年3月17日、現地の西華師範大学の女性教師で法輪功学習者・陳平さんに懲役2年の実刑判決を宣告した。

 消息筋によると、当日、順慶区のあるコミュニティーの関係者が電話で陳さんを呼び出した。陳さんは応じて行ったところ、すぐに連行され、裁判所の関係者に懲役2年の判決を宣告された。陳さんの家族は陳さんに面会するのを申し出たが中共当局に拒否され、しかも「弁護士を雇ったら弁護士と共に逮捕するぞ」と脅された。

'中共酷刑示意图:约束衣'

中共による拷問のイメージ図:束縛衣

 2020年7月26日、陳さんは人々に法輪功迫害の実態を伝えていた際、中共による法輪功への誹謗中傷を信じる中学生2人に通報され、その後駆けつけてきた警官らに連行された。中誠派出所で、十数人の警官らが陳さんに暴力を振るった。陳さんは束縛衣に着せられ、食事を与えられず、凍えさせるなどの拷問を受けた。翌日夜、陳さんはやっと解放されて帰宅できた。しかし、住宅監視の処罰になった。

 半年後、警官らは陳さんの書類を検察庁に提出した。17カ月後、書類は裁判所に回っていった。

 4、貴州大学の元講師・趙躍さんに懲役6年

 貴州省貴陽市の学習者・趙躍さん(65)、郭永鳳さん(71)はそれぞれ懲役6年、3年の不当な判決を宣告され、貴州省第一女子刑務所に拘禁されている。

 趙さんは貴州大学を定年退職した教師で、1995年から法輪功を学んでいる。1999年7.20以降、法輪功を学んでいる理由で、嫌がらせ、家財の押収、拘禁などの迫害を受けた。2回の労働教養処分を受け、仕事を失った。また、燗泥溝洗脳班で3カ月にわたって迫害され、長時間立たせる、睡眠を禁止され、洗顔、トイレの使用禁止、低温所で凍えさせるなどの虐待を受けた。

'中共酷刑示意图:多根电棍电击'

中共による拷問のイメージ図:電撃

 5、瀋陽市の李方芳さんに再び懲役5年6カ月

 瀋陽市の学習者・李方芳さんは2022年8月3日不当に連行された。当日夜、鉄西区公安支局に移送され、翌日、瀋陽市第一留置場に拘禁された。2023年1月、李さんは瀋陽市経済開発区裁判所に開廷され、同月末、懲役5年6カ月の不当な判決を言い渡され、罰金1万元(約20万円)を科された。

 李さんが実刑判決を下されたのは、今回で3回目である。李さんは控訴したが、中級裁判所に原審のまま維持され、しかも開廷と判決も家族は通知を受けていなかった。。

'沈阳法轮功学员李方芳照片'

李方芳さん

 李さんは今年約50歳で、瀋陽大学外国語学部卒で、マクドナルド東北地区の元マネージャーであった。李さんの両親が法輪功を学んでからしばらく、持病が治ったため、李さんも2004年に法輪功を始め、しばらくして長年罹っていた胃病が治った。李さん一家も「真・善・忍」に従いより良い人を目指し、常に法輪大法の素晴らしさを人々に伝えている。

 2009年5月21日、李さんと母は沈陽市和平区裁判所で懲役3年の判決を言い渡された。さらに同年10月13日、李さん親子は遼寧省の女子刑務所に連れて行かれ、拘禁期間中に拷問や強制労働などの悲惨な迫害を受けた。

 2014年10月27日、李さんは沈陽市和平区裁判所によって懲役7年6カ月の不当な判決を言い渡された。李さんが法輪功を諦めないとして、2019年7月の猛暑に独房に閉じ込めた。また、20日以上も手錠をかけられ、食事や睡眠、トイレや洗面も許されず、迫害によって心臓病を発症し、入院することになった。李さんは何度も『法輪大法は素晴らしい』と叫んだとして倒され、プラスチックテープで口を封じられ、縛られ、全身が痙攣し、発作を起こした。2021年5月13日、李さんは7年半の冤罪から解放された。

 (続く

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/7/20/463073.html)
 
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