広州市の邱楚燕さんは迫害により死亡
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 【明慧日本2023年7月31日】広州市茘湾区の法輪功学習者・邱楚燕さんは、2021年3月22日に茘湾区公安局、石囲塘派出所、僑中派出所の警官たちによって連行された。その後、邱さんは「保釈」で帰宅したが、住居監視、嫌がらせなどの一連の迫害を受け、身体的・精神的に大きなダメージを受けた後、2022年12月中旬に逝去した。享年44歳。

邱楚燕

邱楚燕さん

 邱さんは広東省揭陽市榕城区中山街街永革村の出身で、2006年に法輪功を学び始めた。邱さんは「法輪功のおかげで、善人であることの意味を理解し、誰も見ていないところでも、善人でなければならないという道理が分かった」と生前に話した。

 邱さんは広州市茘湾区の借家に住んでいた。情報筋によると、邱さんの経済状況はあまり良くなく、借家は非常に簡素で、基本的な生活を維持する品物しかなかった。しかし、邱さんは人々に法輪功の真実を知ってもらうため、家の中にスペースを作り、自分で法輪功迫害の真実を載せて資料を作り、配布もしていたという。

 2021年3月、邱さんは広州市芳村で法輪功の資料を配ったとき、監視カメラに撮られた。

 2021年3月22日午後5時、夕食を作って、まだ食べていなかった邱さんは、家に侵入してきた警官4、5人に連行された。警官らは法輪功関連の書籍、資料、パソコン、プリンター、真相紙幣(法輪功の文言が書かれた紙幣)などの私物を押収した。当日夜11時、南華西派出所の警官は邱さんの夫に電話をかけ、夫の母親の家を家宅捜索すると言ったが、断られた。

 翌日午後4時過ぎ、茘湾区公安支局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)と石囲塘派出所、南華西派出所の警官ら4人は、パトカーで夫の母親の家に行き、入室しようとしたが、拒否された。同日夕方、邱さんは「保釈」で家に帰った。

 帰宅した邱さんはひどい貧血になっていたが、警官らは邱さんに対する迫害をやめなかった。

 その2カ月後の5月21日午前、茘湾区公安局の警官・羅は電話で邱さんの夫に、邱さんを起訴すると告げた。

 8月4日午前、石囲塘派出所の警官・徐は電話で調書を作るため、邱さんを派出所に呼び出したが、家族は邱さんが体調不良で行けないと拒否した。

 8月18日、石囲塘派出所の警官とコミュニティの職員2、3人は邱さんの義母の家に行き、ドアを叩きながら「召喚したらすぐ来い」と脅迫した。

 頻繁に嫌がらせを受けた邱さんも、家族も重圧を感じ、邱さんの健康状態は徐々に悪化していった。2022年初め、邱さんは体がかなり弱くなり、お腹が大きく腫れるなどの合併症が現れたが、迫害はまだ続いた。

 2022年3月8日、石囲塘派出所は邱さんを派出所に呼び出し、供述の記録をしようとしたが、邱さんは派出所に入るのを拒否し、サインも拒んだ。

 3月16日、邱さんは入院したが、石囲塘派出所の警官は病院にまで行って「保釈」期間満了との理由で、居住監視の同意書にサインを強要した。しかし、家族に拒否された。警官はその通知書を無理やり家族に渡して立ち去った。

 3月28日、石囲塘派出所の警官は電話で邱さんに「鑑定書と認定書にサインをするように」と話した。

 2022年5月、邱さんが選任した弁護士は、茘湾区検察庁に出向い、事情を聞いたところ、茘湾公安局が茘湾区検察庁に邱さんの案件の資料を提出する準備をしているが、まだ提出していない段階である。検察庁はまだ立案していない状態で、ファイルを閲覧することができないことがわかった。

 同年10月6日、邱さんはEMS(国際スピード郵便)で、茘湾区検察庁、茘湾区公安支局、石囲塘派出所に案件を取り下げるようと申請書を郵送した。

 邱さんは申請書で「法輪功は私たちに真・善・忍に従って、善良な人間になるように教えています。悪いことをすれば自分に災難をもたらします。苦しみながらも善行を行えば、徳を積むことができます。徳は最も尊いものです。私は法を犯さず、誰にも危害を加えず、社会を危険にさらすことのない、合法的で法を遵守する市民です。この案件は、私の家族に心身ともにダメージを与え、私にも健康と婚姻を失わせました」と述べた。邱さんは公通字[2000年]第39号の通達と新聞出版総署第50号の令という文書を添付し、自分は法に違反していないことを案件担当者に伝え、案件の取り消しと、個人の自由の回復を要求した。

 しかし、邱さんは返事一つもらえなかったという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/7/22/463281.html)
 
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