湖北省の陝富栄さん 刑務所で迫害され両眼を失明
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 【明慧日本2023年8月4日】湖北省襄陽市老河口市の法輪功学習者・陝富栄さん(58歳男性)は2021年1月5日、谷城県で法輪功の真実を人々に伝えていたとき、警官に連行され、谷城県留置場に拘禁された。その後、陝さんの消息は途絶えてしまった。しかし、先日、陝さんは秘密裏に懲役4年の判決を言い渡され、湖北省荊門市沙洋県範家台刑務所に送られたことがわかった。現在、陝さんは刑務所で迫害され、両眼が失明の状態である。

 陝さんは湖北省江山機械工場に勤めていた。法輪功を学び続けていたため、陝さんは中国共産党当局から、繰り返し連行され、留置場、洗脳班労働教養所、刑務所に10年ほど拘禁されていた。残酷な迫害を受けた陝さんは命の危険に晒されることもあった。迫害された陝さんは妻に離婚されてしまった。陝さんは86歳の母親と一緒に暮らしていたが、母親は息子が連行されたことでかなりショックを受けて、2022年の年末に亡くなった。臨終にも息子と会えなかったという。

 以下、陝さんは受けた迫害事実の一部である。

 1999年10月末、陝さんは北京の最高検察庁を訪ね、法輪功の無実を訴えたが、連行され、地元の北京駐在事務所に拘禁された。その後、老河口公安局江山公安局の警官によって地元に送還され、老河口第一留置場に拘禁され、2000年の新年前に解放された。拘禁されている間、陝さんは自白強要の拷問を受けた。

 2000年6月28日、法輪功の冤罪を訴えるため、陝さんは列車に乗って北京へ行こうとしたが、途中の河南省新郷で警官に止められ、下車を強要された。その後、老河口公安局と江山公安局の警官によって地元に連れ戻されて、老河口第一留置場に40数日間拘禁され、5500元の罰金を強制される迫害を受けた。

 2001年新年前、法輪功迫害の停止を求めるため、北京へ行こうとした陝さんは、勤め先の当直室に10数日間拘禁され、尋問も受けた。

 2001年4月13日、江山公安局と洪山嘴派出所の警官は陝さんを連行し、老河口第一留置場に拘禁した。3カ月後、陝さんは1年3カ月の労働教養処分を科され、襄樊労働教養所に送られた。教養所で、陝さんは信仰を放棄させられるために、強制洗脳、法輪功を誹謗中傷するビデオを見せられ、法輪功を止める誓約書を書かされるなどの精神的な迫害を加えられた。また、両手でつま先を触ったまま立つ体罰、殴打、レンガ運びなどの肉体的な迫害も受けた。

 2015年12月7日、陝さんは法輪功迫害を引き起こした江沢民に対して告訴したため、警官に連行され、懲役4年の判決を下された。2019年に解放された陝さんは勤め先の会社に不当に解雇された。

 2021年1月5日、連行された陝さんは判決を言い渡されて、刑務所で迫害され、両眼が失明してしまった。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/7/16/463031.html)
 
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