【明慧日本2023年8月4日】法輪功学習者(以下、学習者)は7月22日、ニューヨーク州北部のオレンジ郡政府所在地ゴーシェンで、「7.20反迫害24周年集会」を開催し、中国共産党(以下、中共)による学習者への迫害を暴露し、各界の人々に邪悪な中共の姿を見極め、迫害の制止に協力するよう呼びかけた。 ニューヨーク州議会議員カール・ブラベネック氏より、声援のビデオメッセージが送られた。
オレンジ郡政府所在地ゴーシェンで行われた集会 |
煉功する学習者 |
7月22日土曜日、空は晴れ渡り、学習者は集会の前に煉功を行い、法輪功の素晴らしさを紹介し、集会横の幹線道路に中国語と英語で書かれた人目を引く横断幕をたくさん掲げた。横断幕には、「法輪功への迫害の停止を」、「中共の学習者からの生体臓器収奪の制止を」などと書かれていた。人々は立ち止まって耳を傾け、通り過ぎる車はクラクションを鳴らして応援した。
NY州議会議員「法輪功の非暴力抵抗はすべての人を鼓舞している」
ニューヨーク州議会のカール・ブラベネック下院議員は、声援のビデオメッセージで、深い敬意と同情を表明した。
そして「私の祖父母は、1940年代後半に旧チェコスロバキアの共産主義弾圧から逃れ、自由を求めて米国に渡りました。 彼らの子孫として、私はこの迫害に対する皆さんの闘いの重要性を理解しています。私の家族と同様、法輪功学習者は、基本的人権と信仰の自由を抑圧しようとする権威主義政権の下で、想像を絶する挑戦に直面しています。彼らの真・善・忍の平和的追求は、かえって残酷な迫害に遭い、人々に共産主義の暗黒の日々を思い出させています」
「自由と正義の精神に基づき、私たちは信教の自由と人権を求めて闘う法輪功学習者を、声を大にして支持します。彼らの非暴力抵抗への揺るぎない取り組みは、私たち全員を激励し、逆境に直面するとき人間の精神を示しています」と述べた。
オレンジ郡法輪大法学会代表「真善忍を堅守し迫害に反対する」
オレンジ郡法輪大法学会の世話人の一人であるリアム・オニール氏は、「(法輪功への)迫害は過去24年間、中国の隅々に浸透している。学習者は真・善・忍を堅持して迫害に反対し、すでに迫害に勝利し、人々に希望を示している。相反して、迫害は中共当局を非常に危険な状態に追い込んだ」と語った。
オニール氏は集会で、彼は少年時代、長距離を走るのが好きだったと話した。交通事故で走れなくなり、しかし災いが福に転じて修煉の道を歩み始めた。彼は、修煉による変容した深い話を分かち合うことで、法輪功とは何なのか少しでもスポットがあたることを望んでいると話した。
法輪大法情報センター代表「迫害はすでに失敗している」
集会で発言する法輪大法情報センター代表のベン・マロニー氏 |
法輪大法情報センター代表のベン・マロニー氏によると、1999年2月14日、中国国家体育委員会の関係者は、『USニューズ&ワールド・レポート』社のインタビューに答えて、「1億人の人々が法輪功を修煉している可能性があり、法輪功の修煉により、中国の国民医療制度は多額の医療費を節約している。政府は、李洪志先生をパリの中国大使館に招き、法輪功を伝授してもらった」と述べた。
中共はなぜ1999年7月20日に法輪功を迫害し始めたのか? マロニー氏は主に4つの理由があると考えている。
1、法輪功の人気が高く、急速に成長しており、中共の党員の人数を上回っている。
2、法輪功は完全に中共のコントロールを受け入れない。
3、法輪功の指導原則は、共産主義および無神論思想と相容れない。
4、政治局の指導者・江沢民の嫉妬と政治的動機。
中共が法輪功を弾圧するために莫大な資金を投入してきたにもかかわらず、その迫害はとうの昔に失敗に終わっている。法輪功は中国と世界中で繁栄し続け、数え切れないほどの人々に健康、希望、心の平和をもたらしている、とマロニー氏は話す。世界中の一般市民や政府指導者は、この迫害を非難し、中国当局者に制裁を実施しているという。
希望山中国人協会「『中共の脅威を警戒するセミナー』が地域社会の反響を呼ぶ」
集会で発言する希望山中国人協会スポークスマンのクリス・チェン氏 |
希望山中国人協会スポークスマンのクリス・チェン氏は集会で、オレンジ郡における中共の悪事を暴露することが非常に重要だと話す。なぜなら、この(中共)政権は神韻のアーティストに対する嫌がらせ、希望山中国人協会の主催者の一人が受けた殺害予告、および中共がハッキングを利用してアメリカ人の個人情報を収集しているという。
「この12カ月の間に、協会は4回の『中共の脅威を警戒するセミナー』と1回の『中共を終わらせよう』という集会と自動車によるパレードを開催しました。これらのイベントは地域社会の共感を呼び、多くの参加者が集まり、地元紙でも好意的に報道されました。オレンジ郡知事のスティーブ・ノイハウス氏は、ワーウィック町で開催された『中共の脅威に警戒しよう』というイベントで、今年3月に中国からのサイバー攻撃がオレンジ郡最大の医療機関のひとつを襲い、そのシステムを乗っ取られました」と述べた。
今日まで続く残忍な迫害
集会で発言する学習者の王珊珊さん |
学習者の王珊珊さんは集会でこのように話した。彼女の父、王広輝さんは、中共による長期間の拘留、殴打、その他の肉体的、精神的拷問を受けた後、2009年9月に死亡した。母親の劉愛華さんは今年3月、中共にさらに4年の懲役刑を違法に言い渡された。母親が中共に迫害されたのは11回目であり、母親は法輪功を修煉し続けているだけで、10年以上も獄中で過ごしたという。
彼女はたびたび中共の嫌がらせ、脅迫と威嚇を受け、特に彼女の弟が神韻芸術団に入団した後、当時、彼女の長女が生まれて3カ月で、 警察は彼女を連行して一日中尋問し、弟が神韻芸術団に入団したことについて説明するよう求められた。警官は、弟について幼稚園、小学校、舞踊学校、大学まで、弟に関することはすべて調査済みであり、弟が現在、神韻芸術団の主要なパフォーマーであること知っていると言った。警官はまた、もし彼女が供述しなければ、自白を引き出すために彼女を刑務所に送ると脅した。迫害から逃れるため、王さんは故郷を離れなければならなかったという。
ニューヨークに留学中の高校生の陳法縁さん |
ニューヨークで留学中の高校生・陳法縁さんは集会で、16歳の時、彼女の父親・陳陽さんと母親・曹志敏さんが2020年10月に仲間の学習者と一緒に法輪功の著作を学んだとして強制連行され、のちに判決を受けたと話した。その時の彼女は16歳で海外に留学していた。彼女は、中共による24年間にわたる法輪功への迫害を止めるために、米国政府と一般市民に援助の手を差し伸べるよう訴えた。
地域住民「我が国は真善忍を必要としている」
「真・善・忍はとても素晴らしい原則」と話すフィリップ・スパナゲル氏 |
クリスチャンのフィリップ・スパナゲル氏は、この集会を見かけ、事情を詳しく知りたいと言った。 真・善・忍はとても素晴らしい原則であり、我が国に必要な原則です。中共権力者は、(権力が)脅かされていると感じているため、すべての人を迫害しています。 私は、彼ら(学習者)が堅持し続けることを願っています」と語った。
真・善・忍はあなたをもっと強くし、邪悪は暗黒であり、 しかし「真」は光明なのです。あなたがライトをつければ、暗黒の部屋が明るくなり、暗黒は光明から逃げなければなりません。この集会がそうであったように、私たちも世界に光明をもたらすことができますように、願っています」と話した。
当地の市民アル・ビアスさんは、「私たちは団結して中共(の迫害)を制止できると信じています。我が国はこの問題に対して深い理解、さらなる積極的な認識、そしてしっかり準備して、ある日、中共が存在しなくなる時、世界はどのように変わるのか? それは素晴らしい世界になると私は思います」と語った。