湖南省の劉朝陽さん 網嶺刑務所で迫害され死亡
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 【明慧日本2023年8月5日】(湖南省=明慧記者)湖南省常徳市の法輪功学習者(以下、学習者)・劉朝陽さん(男性、年齢不明)は2017年5月に不当に連行された後、2018年6月に懲役8年の実刑判決を宣告され、同年10月23日に刑務所に拘禁された。わずか3年足らずの2021年3月、劉さんは株洲網嶺刑務所の第10監区で迫害され、死亡した。

 明慧ネットの報道によると、1999年7月に中国共産党(以下、中共)が法輪功を迫害して以来、劉さんは平穏無事な日がほとんどなく、何度も警官に連行、拘禁され、家族は常に戦々恐々として、劉さんのことを心配していた。特に2004年には、劉さんは無錫市濱湖区河捋口派出所の警官らに連行され、「五馬分屍」という拷問を受け、殺されるところだった。2015年には再び連行され、常徳市武陵区公安支局で自白を強いられ、下半身から出血するほど殴られた。

 以下は、明慧ネットが記録した劉さんに関する迫害の事実である。

 2002年11月1日、ある法輪功学習者が明慧ネットに中国共産党による迫害の体験を投稿した。2001年5月頃、留置場に不法に拘留された時、留置場で610弁公室の人員がロープで劉さんを椅子に縛り付け、睡眠を許さず、法輪功を中傷する内容を聞かせたり見させたりしたが、劉さんは目を閉じて一切見なかったため、無理やり目を開けられ、留置場から労働教養所に送られたことを目撃したという。

 2005年6月末から7月初め頃、常徳市で多くの学習者が監視され、警官に連行された。劉さんも連行され、留置場に拘束された。その後、不当な判決を言い渡され、10月に津市刑務所の第二収監センターに拘禁された。期間中、劉さんは第二収監センターの副所長を含む3、4人の警官から激しい暴行を受け、顔は腫れ上がり、服は引き裂かれた。

中共酷刑示意图:殴打

拷問のイメージ図:激しい暴行を振るわれる

 2015年8月11日午前5時、常徳市武陵区政法委(治安・司法などを統括する機関)、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)、および武陵区各派出所、各コミュニティの関係者らは、一斉に25人の学習者の自宅に押し入り、学習者を連行し、家宅捜索を行った。劉さんと他の14人の学習者は、白合山留置場に拘禁された。劉さんは拘束中、尋問され自白させるため警官から拷問を受け、下半身を殴られて流血した。劉さんは同年10月に帰宅した。

 2017年5月12日、劉朝陽さんと学習者の劉峰高さんは、常徳市九重天住宅地で9人の警官により連行され、15日間拘束された後、鼎城区留置場に移送された。2人は、強制的に手錠をかけられ、足かせをはめられ、家族から送られた日用品と衣類をもらえず、非人道的な拷問を受けた。2018年3月、常徳市検察庁は2人の学習者を常徳市裁判所に起訴した。

 常徳市裁判所は2018年3月、4月と6月6日、劉朝陽さんと劉峰高さんに対して不当な裁判を3回行い、それぞれ懲役8年と懲役7年の実刑判決を言い渡した。2018年10月28日、2人は株洲網嶺刑務所に移送された。

 それ以来、劉朝陽さんに関する情報は一切入っていなかった。最近、劉朝陽さんは2021年3月、株洲網嶺刑務所で迫害され、死亡したことが判明した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/8/3/463752.html)
 
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