【明慧日本2023年8月9日】(広東省=明慧記者)張育珍さん(56歳女性)は、江西省南昌市進賢県李渡鎮出身、大卒。2010年頃に家族と一緒に広東省中山市坦洲鎮金山城に移住した。1998年3月に法輪功を修煉し始め、元々患っていたトラコーマ、腰痛、関節炎、水虫、ニキビなどの病気は修煉後すべて治った。
張育珍さん |
1999年7月に中国共産党(以下、中共)が法輪功への迫害を開始して以来、張さんは中共に少なくとも12回連行され、派出所、留置場、洗脳班、労働教養所、刑務所に拘禁されたことがある。2000年、法輪功のために北京に陳情しに行ったところ、北京市第二地方裁判所から懲役6年の実刑判決を不当に言い渡され、出所後、また労働教養所に連行され、3年の労働教養を科された。江西省女子刑務所では長期間拷問を受け、両手が不自由になった。
長時間、手錠をしたまま「吊るしあげ」られ、不自由になった両手 |
2019年7月12日、広東省珠海市の7つの派出所の警官が一斉に学習者の自宅に押し込み、大規模な家宅捜索と連行を行った。張さんは、学習者の家で法輪功の書籍を読んでいる時に連行された。珠海第一留置場で、彼女は何度も断食を行い、命の危険にさらされるほどの迫害を受けた。2020年、張さんは珠海市香洲区地方裁判所に懲役3年半(一説には7年)の実刑判決を受け、広東省女子刑務所に連行された。
張さんが何度も拘禁され、迫害を受けていたため、刑務官は彼女を「再犯者」とみなし、特に厳しく迫害した。張さんは、しばしば受刑者から拷問を受け、その悲惨な声がフロア全体に聞こえるほどだった。2022年6月のある日、呂という名の刑務官が泣いている張さんに駆け寄り、こう言った。「受刑者は正しいことをしているのだから、張育珍は殴られて当然だ」
張さんは迫害され、猫背になり、足が震え、歩くことさえできなかった。刑務官と受刑者は張さんを無理やり車椅子に乗せ、作業場に押し込んで奴隷労働をさせた。50代の張さんは70代の老婆のように迫害され、やせ細り、骨ばった体にはわずかな骨しか残っていなかった。
張さんの両親も法輪功を修煉していたが、中共の絶え間ない嫌がらせと脅迫の中で、相次いで亡くなった。現在、出所した張さんは親戚の家で暮らしているが、半身不随で錯乱状態にあり、自分の身の回りのこともできない。