宝鶏市の張金満さん、王宋霞さんは裁判に直面
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 【明慧日本2023年8月10日】陝西省宝鶏市の法輪功学習者・張金満さん(68)、王宋霞さん(84)さんは昨年5月、警官に連行された。その後、2人は「保釈」で帰宅した。今年7月、2人は金台区検察庁から同区の裁判所に起訴され、裁判に直面している状態である。

 張さんは宝鶏市高家鎮太寅村に在住。王さんは宝鶏市中心病院を定年退職した医者である。2022年5月8日午前、2人は宝鶏市中心病院の東門の付近で法輪功の真実が書かれた資料を渡しているときに、江潭路派出所の警官に連行された。警官は2人の携帯電話での通話を盗聴していたという。王さんは翌日保釈されて帰宅した。張さんは千陽県留置場に送られ、15日間拘束された後、保釈されて帰宅した。それ以来、江潭路派出所の警官は王さんに対して繰り返し嫌がらせをしている。

 今年5月、宝鶏市金台区検察庁の検察官は突然王さん宅を訪ねてきて、案件について尋問し、「今後、法輪功に関する案件は、県のものが岐山県で管理するようになった」と言った。現在、張さんと王さんは、宝鶏市金台区裁判所に起訴されている。

 7月3日、王さんは、金台区検察庁の検察官・王蕾と検察官補佐・鐘佩からいわゆる起訴状を受け取り、「10日後に裁判を行う」と告げられた。その後、王さんは検事の王蕾のところに行き、法輪功は合法であることを告げ、起訴の法的根拠を示すようにと要求し、裁判の取り下げも求めた。しかし、王蕾は王さんの話を受け入れず、法廷での審理を主張した。 

 王さんは数年来、いろいろな迫害を受けてきた。

 宝鶏市渭濱区姜潭路に住む王さんは、1998年に法輪功を学び始めた。それから、すべての言動において、王さんは「真・善・忍」の基準に自分を要求し、道徳が向上でき、持病が完治した。

 しかし、1999年7.20日、中国共産党が法輪功迫害を開始した。王さんは法輪功への信仰を堅持しているとして、何度も姜潭路派出所の警官と姜潭路街道事務所の職員に嫌がらせ、連行、拘禁、監視などの迫害を加えられた。ある日、王さんは法輪功の新しい経文をほかの学習者に渡したという理由で姜潭路派出所の警官と姜潭路街道事務所の職員に連行され、ある空き家に監禁され、法輪功をやめることを強制された。 

 2009年7月、王さんと他の学習者は法輪功の真実の資料を作ったとして、宝鶏市渭濱区「610弁公室」と渭濱公安分局の警官に連行され、宝鶏市凌雲ホテルにある洗脳班に送られた。そこで、王さんたちは20数日間にわたって、長時間に鉄の椅子に座らされ、睡眠を奪われるなどの拷問を受けた。その結果、王さんは脳梗塞、冠状動脈性心臓病、呼吸困難、歩行困難など深刻な病状が現れて、保釈された。2010年2月8日、王さんは不当な裁判をかけられ、懲役7年執行猶予7年の判決を宣告された。

 2018年5月8日午後2時ごろ、王さんを含む7人の法輪功学習者は、一緒に法輪功の本を読んでいたとき、当局が法輪功に対して誹謗中傷する宣伝を信じた隣人に通報された。王さんたちは警官に連行され、姜潭路派出所で取り調べを受けた。王さんはその夜11時過ぎに解放された。

 明慧ネットの報道によると、2015年7月上旬、宝鶏市政法委員会は、派出所と結託し、数多くのパトカーを出動させ、法輪功学習者に対して大規模な連行と家宅捜索を行った。張さんは2015年7月9日に警官に連行され、尋問を受けて、宝鶏市留置場に7月25日まで不当に拘禁されたという。 

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/7/21/463228.html)
 
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