【明慧日本2023年8月11日】(明慧記者・李静菲)2023年7月20日は、法輪功学習者(以下、学習者)が平和的かつ理性的に迫害に反対して24周年の記念日である。1999年7月20日、中国共産党(以下、中共)の江沢民グループは法輪功への残酷な迫害を開始し、その迫害は現在も続いている。今年、学習者が主催した反迫害24周年の活動に際して、ヨーロッパ10カ国の政治家が書簡を送り、また活動に出席して声援を送った。
英国の政治家が学習者の反迫害に声援
英国の学習者は7月15日、ロンドン中心部でパレードを行い、中共による学習者への残虐な迫害と生体臓器収奪の犯罪を暴露した。英国の国会議員7人からは学習者を声援する書簡が送られた。
学習者を声援する書簡を送った英国の国会議員7人。写真は上段左より右・下段の順:英国のイアン・マーレイ国会議員、パトリック・グレイディ国会議員、トミー・シェパード国会議員、レイラ・モラン国会議員、ルパ・フック国会議員、スコットランド国民党のアン・マクラフリン国会議員、ポール・ブリストウ国会議員 |
英国のイアン・マーレイ国会議員は、法輪功への声援書簡の中で、「我々は、(中共が)このような重大な人権侵害を行っていることを容認することも、傍観することもしない」と述べた。
パトリック・グレイディ国会議員は書簡の中で、「私は常に中国と世界中の法輪功と法輪功学習者の側に立ち、そして中共に迫害され抑圧されているすべての人々を救出するために立ちあがることを誓います」と述べた。
ルパ・フック国会議員は、「私たちは決して傍観せず、このような重大な人権侵害を容認しないという明確なメッセージを持ち続けて、英国政府に働きかけます」と書簡の中で述べた。
ポール・ブリストウ国会議員は書簡の中で、「英国は、中共による法輪功学習者やその他の団体への迫害が続いていることを深く憂慮している。彼らの実状は心を痛めるものであり、だからこそ中国は英国で人権に注意を払うべき31カ国のうちの1つとなっています」「ご安心ください、私はあなた方の懸念を外務大臣に伝えます」と述べた。
英国法輪大法学会は7月17日、ロンドンの国会議事堂で「法輪功のストーリー:中国では再びジェノサイドが起きているのか? 」と題してセミナーを開催した。元保守党党首、中国に関する国際議員連盟(IPAC)主席のイアン・ダンカン=スミス卿、貴族院議員で宗教と信仰の自由に関する超党派グループの共同創設者兼副議長デービッド・アルトン卿、キングス・ヒースのフィリップ・ハント卿、マリー・リマー議員がゲストスピーカーとして講演した。
写真は上段左から右・下段の順:元保守党党首、中国に関する国際議員連盟(IPAC)主席のイアン・ダンカン・スミス卿、貴族院議員で宗教と信仰の自由に関する超党派議員グループの共同創設者兼副議長デービッド・アルトン卿、キングス・ヒースのフィリップ・ハント卿、マリー・リマー議員がゲストスピーカーとして講演した(明慧ネット合成写真) |
アルトン卿は英国議会の貴族院で「生体臓器収奪と法輪功」と題する講演を行い、中共が学習者の臓器を生きたまま摘出する残虐行為を非難した。中共の民主主義に対する脅威と干渉を理解するには、法輪功が受けた脅威と残虐行為を理解しなければならないと述べた。
アルトン卿は講演で、「沈黙している時ではない」と述べた。
ドイツ政治家が法輪功を声援、中共の迫害停止を促し、迫害参与者の責任を追及
ドイツの学習者は7月15日、ミュンヘンで集会を開き、ドイツ政府と社会に対して、中共による法輪功迫害に注目し、迫害を止めるために協力するよう呼びかけた。ドイツの国会議員、州議会議員およびその他の政治家12人が、学習者に書簡を送り、中共を糾弾し、中共政府に法輪功への迫害を直ちに停止し、迫害参与者の責任を追及するよう求めた。
ドイツ連邦議会議員のギュンター・クリングス博士は、声援書簡の中で、「これほど多くの人々の生活に悪影響が及び、家族が引き裂かれていると聞いて、私たちは傍観することはできない」と述べた。
写真は上段左から右・下段の順:バイエルン州議会議員でキリスト教社会同盟新聞( CSU )の 報道官ベルンハルト・ザイデナート氏、キリスト教民主同盟(CDU)のドイツ連邦議会のミヒャエル・マイスター博士、テューリンゲン州議会議員、緑の党議会グループ主席アストリッド・ローテ=バインリッヒ氏、緑の党ヘッセン州議会議員マルティナ・フェルドマイヤー氏、ドイツ社会民主党連邦議会議員ギュリスタン・ユクセル氏、ドイツ連邦議会議員で、連邦議会CDU/CSUグループ法務ワーキンググループ主席ギュンター・クリングス博士、 ドイツCDU連邦議会議員ザビーネ・ヴァイス氏、ヘッセン州議会副議長で緑の党議員カリン・ミュラー、グリューネ氏、欧州ウイグル協会会長のアスガル・カン氏、ドイツ・アーエフデー党の国会議員で、人権報道官ユルゲン・ブラウン氏、ヘッセン州議会議員ハイコ・カッセッケルト氏、ドイツ連邦議会議員で、エフデー党財政政策担当報道官ケイ・ゴットシャルク |
ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州の学習者が7月22日、ケルン大聖堂前に集まり、法輪大法の素晴らしさを伝え、迫害の停止を訴えた。
ドイツ自由民主党(FDP)メクレンブルク・フォアポンメルン州議会議長レネ・ドムケ氏、社会民主党国会議員フランク・シュワーベ氏、社会民主党国会議員ディルク・ウルリッヒ・メンデ氏が、学習者の迫害と闘いを表明、支持する書簡を送った。
ドムケ氏は書簡の中で、「学習者への迫害は中国だけの問題ではないことを認識する必要がある。 これは基本的人権と信仰の自由に関わる、私たち全員の問題なのです」と述べた。
写真は左から右の順:ドイツ自由民主党(FDP)メクレンブルク・フォアポンメルン州議会議長ルネ・ドムケ氏、ドイツ社会民主党(SPD)国会議員フランク・シュヴァーベ氏、ドイツの国会議員ディルク・ウルリッヒ・メンデ氏より、声援の書簡が送られる |
イタリア各界が法輪功に声援を送る
イタリア全土の学習者が7月21日、イタリアの首都ローマの中国大使館前で集会を開き、中共の悪行を暴露し、迫害の停止を訴えた。 イタリア各界からは、学習者を支持する声援の書簡が送られた。
イタリアの政治家7人と人権委員会の副主席、「信教の自由と人権」誌の編集長は、学習者に声援書簡を送り、過去24年間にわたる中共の迫害に対する学習者の平和的で理性的な反対を支持することを表明した。写真は上段左から右・下段の順:共和国上院欧州連合政策委員会委員長ジュリオ・テルツ氏、イタリア上院議員ルシオ・マラン氏、元欧州議会副議長ファビオ・マッシモ・カスタルド氏、元国会議員エリザベッタ・ザンパルッティ氏、ローマ市議会副議長ピエトランジェロ・マッサーロ氏、イタリア急進党党首イゴール・ボーニ氏、元カッパト欧州議会議員で、ピエモンテ州人権・市民権委員会副委員長ジャンピエロ・レオ氏、信教の自由と人権雑誌『「ビター・ウィンター」』編集長マルコ・レスピンティ氏(明慧ネット合成写真) |
多くのイタリア国会議員から声援の書簡が送られ、中共による人権侵害を非難し、イタリア当局に対し、この迫害を終わらせ、信条と思想の自由が尊重され確保されるよう、尽力することを強く求めた。書簡は、平和的な力で中共の迫害に反対してきた学習者の勇気を称賛し、学習者の反迫害行動を支持した。
イタリア共和国上院欧州連合政策委員会のジュリオ・テルツィ委員長は書簡の中で、「20年以上もの間、(中共は)平和的な団体である法輪功に嫌がらせと侵害は中断することなく続けている。学習者が常に体現してきた価値観は、一種の平和的な力であり、中共の迫害に反対する勇気である。それは 『冷酷なジェノサイド』に対する効果的な反迫害行動である」と述べた。
(続く)