中国法会|北京で面と向かって真相を伝える
■ 印刷版
 

文/河北省の大法弟子

 【明慧日本2023年8月12日】北京に行くことを考えると、私は恐れる心が湧いてきました。その理由は二つありました。一つ目は、北京に行くには検問所を通らなければならないことでした。私の名前が中国共産党(以下、中共)の「ブラックリスト」に載っているため、検問所を通る時に身分証明書を見せなければならず、行ったり来たりすることが不便であること、そして二つ目は、北京は中共の巣窟だと思ったことでした・・・。本文からの抜粋

 ――本文からの抜粋

 * * * * * * *

 師父、こんにちは!

 同修の皆さん、こんにちは!

 私は農村に住む女性の大法弟子です。息子夫婦は北京で建材を売っており、孫は北京で勉強しています。元々あった建材市場が取り壊されることになり、息子は孫の学校から60キロ以上離れた別の場所に引っ越したので、私は息子から孫の面倒を見るようにと頼まれました。2017年、私は孫の面倒を見るために北京に行きました。

 一、恐れる心を打破し家を出る

 北京に行くことを考えると、私は恐れる心が湧いてきました。その理由は二つありました。一つ目は、北京に行くには検問所を通らなければならないことでした。私の名前が中国共産党(以下、中共)の「ブラックリスト」に載っているため、検問所を通る時に身分証明書を見せなければならず、行ったり来たりすることが不便であること、そして二つ目は、北京は中共の巣窟(実は上海が、あの江沢民の所在地で中共の中心地であった)であり、環境が悪いと思ったことでした。私は自分の正念が強くなく、人を救うことに影響するかもしれないことを恐れました。

 しかし、私は自分の使命と責任、つまり師父が法を正すことを手伝い、衆生を救い済度することだということを知っており、師父の慈悲なる済度を無にすることはできませんでした。北京に到着してからは、真面目に法を学び、より多く正念を発し、恐れの物質や要因を取り除き、自分の空間場を清めました。そして、私は地元から持ってきた真相資料と真相シールを配布して貼りました。

 ある晩、真相資料を配りに出かけると、その時恐れる心がとても重くなりました。私は師父の「大覚は苦を畏れず 意志は金剛より鋳られる 生死に執着無く 坦坦たり正法の路」[1]という法を暗唱しました。暗唱しながら、喉の奥の心臓がゆっくりと下がり、師父が恐れの物質を取り除いてくださったのでした。配り終わった後、楽に家に帰りました。

 またある夜、私は真相シールを貼りに行きました。ある道の電柱がとてもきれいで、私は「法輪大法はすばらしい」「真・善・忍はすばらしい」というシールを電柱に貼りました。私は電柱1本おきに貼って、その後帰宅しました。帰宅後、私は「真相シールを悪人に引き剥がされないように、護法神、見守ってください、これは人を救うためのものです」という念を発しました。翌朝、誰かが破ったのではないかと思って通りに出てみると、2枚は破られていましたが、警察署の目の前に貼ってあった「法輪大法はすばらしい」というシールのうち1枚は破られていませんでした。今回、私は正念の効果を実感しました。

 それから数日後、師父のご加護の下、地元の同修と知り合いました。年配の同修は「『法輪大法はすばらしい』というシールは、数日前から警察署の入り口の電柱に貼lっていて、今もそのままになっています」と言いました。「私を励ましてくださっているのは師父だ!」と、私は年配の同修の言葉を聞いてとても感激しました。

 息子が住んでいた家が取り壊されることになったので、私は学校の近くに家を借りました。学校には、普段から真相を伝えようと思っている女性がいたのですが、なかなかその機会がありませんでした。ちょうど引っ越した日にその女性が話を聞きに来たので「天安門焼身自殺事件」と「三退すれば平安を保つことができる」などの話をしました。私の話を聞いて、その女性はは喜んで中共の共青団と少年先鋒隊の共産党組織を脱退し、自分のためにより良い未来を選びました。

 二、小区で人を救う

 私は小区に移ってきてから、小区で縁のある人を救い済度するために、理智的に知恵を絞ってきました。ある日の午後、子供を学校に迎えに行くと、孫を迎えに来て待っているおばあさんがいたので、私は積極的におばあさんと会話を始めました。話していると、私の孫とおばあさんの孫は同じクラスでした。そこで私はこの機会に「天安門焼身自殺事件」と、江沢民が権力を使って法輪功を迫害している実態をおばあさんに伝えました。私は、大法弟子が信仰を捨てないために中共から拷問を受け迫害されていることについて話しました。おばあさんは泣きながら、江沢民はろくな死に方をしないと非難しました。

 ある日、おばあさんから「家に来てほしい」と電話がありました。おばあさんは煉功をしたいと言って私に教えを請い、おばあさんの親友も習いたいと言ってきました。その後、私はおばあさんたちに煉功動作を教えに行きました。数日間学習しても、おばあさんたちは覚えられず、学ぶのを中断しました。おばあさんたちは大法の修煉に入ったわけではありませんでしたが、未来への基礎を築きました。私はおばあさんの娘、息子、孫、さらにおばあさんの親友の2人の娘を三退させました。

 ある夜、ガラクタを集めていたあるおばあさんが私を見て、まるで懐かしい親戚であるかのように私に話しかけてきました。私たち2人はしばらく話し合い、私はすぐにそのおばあさんに真相を伝え、そのおばあさんを救ってくださるよう心の中で師父にお願いしました。私はそのおばあさんに「三退すれば平和を保つことができる」ということを話し「少年先鋒隊に参加したことがあるかどうか」と私は尋ねました。そのおばあさんは「少年先鋒隊に加入していましたが、それ以外は何も加入していません」と言いました。私は「それなら少年先鋒隊を脱退してください」と言いました。そのおばあさんは同意しました。

 そうこうしているうちに、そのおばあさんの夫がやってきました。そのおばあさんは「あなたも脱退したらどうですか、彼も少年先鋒隊に入っていました」と言いました。私がそのおばあさんに苗字を尋ねると、自分の名前と夫の名前を教えてくれ、2人とも本名で脱退しました。

 あと数日で夏休みという時、そのおばあさんの自宅から、おばあさんの孫2人が訪ねてきた時、私はそのおばあさんの孫たちに真相を伝えました。そして、おばあさんは孫たちに「2人ともこのおばさんの言うことを聞きなさい、このおばさんはあなたたちのためにやってくれているのですよ」と言いました。祖母の話を聞いて、子供たちは2人とも快く真相を聞いてくれました。

 偉大で慈悲深い師父が縁のある人を連れてきてくださり、私はこの救われた生命たちのためにとてもうれしく感じました。 小区には他にも縁のある人がたくさんいたので、私は知恵を絞って真相を伝えました。

 三、人を救えるのであれば私は行きます

 2021年5月1日の前に、友人(真相を伝えた時に知り合った人)から子供の送迎の仕事を紹介してもらいました。子供の両親は働いていたので、子どもの送迎をしてくれる人を探していました。友人から「行きませんか?」と聞かれました。人を救い、法を学び、正念を発することに支障がなければやってもいいと考えました。子供は午前7時に自宅を出発し、7時30分に登校、午後5時に下校しました。子供の父親は5時半に仕事から帰ってきました。土曜・日曜・祝日は休みでした。時間に問題なかったので「やります」と答えました。

 翌朝、私は子供の両親に会いました。子供の父親が「何歳ですか?」と私に聞きました。私は63歳だと言いました。子供の父親は「うわー、お若いですねー! 私の母は65歳で、あなたとは大違いです。母は高血圧で子供の面倒を見ることが出来ません。見てください、あなたの体はこんなに元気です! おばさん、月1000元でいいですか?」と言いました。私は「大丈夫です」と言いました。

 翌日の午後、私が子供を迎えに行くと、保育園のお迎えを待っていたのは、ほとんどが50代から60代のおじさん、おばさんたちでした。私は率先しておじさん、おばさんたちに挨拶に行きました。ある年配の女性から私は年齢を聞かれました。私は「63歳です」と言いました。その年配の女性たちは、若々しく太陽のような外見だ、と私を褒めてくれました。その時、私は「私は彼女たちを救わなくてはならない」という一念を発しました。

 毎日放課後、子供を公園に連れて行き、時にはちょっとした食べ物も持って行き、子供は私のことが大好きでした。子供の父親が仕事を終えて、私たちを探しに公園へ来て、公園で縁のある人に会った時に、私は真相を伝えました。

 ある時、放課後、子供が公園に行く時、ある女性が孫娘を連れて公園に来たので、私はその機会に真相を伝えて三退させました。どうしたらこの子たちの父兄を救えるのか、私は毎日考えていたのですが、師父は、私が心から救いたいと思っていることをご覧になり、按排してくださいました。

 ある時、子供を迎えに行くのが早かったので、まだ人があまりいませんでした。ある子子供の祖母が1人やってきたので、私はその子供の祖母を救えるチャンスがあると思い、私は三退すれば平安が保たれることを急いで伝えました。その子どもの祖母は理解し、喜んで中共の共青団と少年先鋒隊の共産党組織を脱退しました。

 私が世話をしている子供は小学校2年生で、20人ほどの子供で構成されるクラスでした。私は16人の子供の父兄に真相を伝え、三退させました。真相を伝える過程はとても素晴らしく、誰かを助けたいと思うと、すぐに誰かに出くわすのはすごいことでした。ある人は子供を迎えに行く途中で出会い、ある人は公園で出会い、ある人は小区で出会いました。偶然の一致のように思われるかもしれませんが、実際はすべて師父の按排によるものでした。

 子どもの両親には、焦らず伝え、私を理解してもらうきっかけを作りました。数カ月が経ち、子供の両親は私にとても満足していることがよくわかりました。一度、冬休みに実家に帰省したことがありました。子供の母親は、私に1000元の賃金を渡し、さらに300元を私に渡して「大晦日だから、おじさん(私の夫)のために何か買って帰ってあげてください」と言いました。私は丁重にお断りしました。

 私はその機会に、子供の両親に真相を伝えました。さっそく子供の父親が「おばさん、私は共青団と少年先鋒隊に入ったことがあるので、私を脱退させてください」と言いました。子供の母親は、あまり受け入れていない様子でした。その後、また機会を見つけて子供の母親に真相を伝えたところ、子供の母親は党員で、中共の無神論の毒害のせいで、本当に信じていないことがわかりましたが、中共の組織を脱退することに同意してくれました。

 結び

 ここ数年、孫に会いに北京に行った時、近くのスーパーや野菜市場、公園などをくまなく回って真相を伝え、多くの縁のある人を三退させました。実際に、北京で面と向かって真相を伝えることは難しくなく、思っていたほど怖くもなく、ほとんどの人が真相を受け入れ、真相を伝えるとすぐに三退するということを実感しました。

 私たちが法をしっかりと学び、正念をしっかり発し、人を救うことを一心に考えさえすれば、師父はいつも私たちをそばで加護してくださいました。人を救う時に正念を保っていれば、旧勢力はあえて迫害を加えることはありませんでした。実際、師父は私たちがその一歩を踏み出すために、私たちの執着心を取り除き、私たちの威徳を樹立し、最終的に円満成就するための土台を築いてくださったのでした。私は、表面上、子供に会うために北京に来ましたが、実際は、私の世界の衆生が救われるのを待っていたのだと気づきました。すべては師父の按排の中にありました。

 師父に心から感謝申し上げます!

 注:
 [1] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「正念正行」

 (明慧ネット第19回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/11/17/451511.html)
 
関連文章