【明慧日本2023年8月15日】(河北省=明慧記者)河北省邯鄲市の法輪功学習者(以下、学習者)である郝樹衡さんと息子の郝虎成さんは、法輪功の「真・善・忍」の教えを堅持していたため、中国共産党(以下、中共)に長年迫害されてきた。樹衡さんは不当に労働教養を科され、5月26日に冤罪が晴れないまま死亡した。虎成さんは、2度にわたって不当判決を受け、現在も拘禁されている。
郝樹衡さんが受けた迫害
2001年9月10日、樹衡さんは法輪功を紹介する資料を配布したため、真相を知らない人に通報された。9月12日、武安市活水郷派出所の警官と武安市刑事警察隊員は、樹衡さんを武安市留置場に連行した。武安市留置場で、樹衡さんは重さ10キロ以上の足かせをかけられ、足から頻繁に出血していた。
2002年1月、樹衡さんは武安市公安局の警官に連行され、邯鄲労働教養所に連行され、1年間の労働教養を科された。邯鄲労働教養所で、彼は「転向」しないという理由で、刑務官に三角ベルトや、長さ1メートル以上の木の棒で殴られたり、スタンガンで口に電気ショックを加えられ、感電させられた。2002年末、解放された。
拷問の実演:殴打 |
5月26日、中共による長期にわたる高圧的な迫害の下、樹衡さんは冤罪が晴れないままこの世を去った。
郝虎成さんが受けた迫害
虎成さん(37歳男性)は 浙江省寧波市で働いていた期間中、法輪功について人々に伝えたとして、2007年の元旦前に中共の人員に連行され、寧波市裁判所から懲役2年3カ月の実刑判決を言い渡された。
近年、虎成さんは北京でエアコンや電化製品の修理をして生計を立てていた。2021年の正月休みに、虎成さんはウィーチャット(WeChat)でエポックタイムズの記者に新年の挨拶ビデオを送った。北京市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官はウィーチャットのソフトウェアを通じて、宅配便の住所の位置情報を受け取り、旧暦正月6日に虎成さんに電話した。虎成さんは旧正月に故郷に帰ったため、北京国保は武安市活水郷派出所に虎成さんへの拘束を命じた。そして、活水郷派出所は15日間の拘束令状を発行した。虎成さんは北京の弁護士に再審を求めたため、同派出所は拘束を実行しなかった。旧暦2月初め、虎成さんは再び北京に出稼ぎに行った。
2021年4月22日夜、虎成さんは北京市で車を運転中、携帯を通じて警官に捜索された。警官は虎成さんの車から1000枚の5元の真相紙幣(法輪功の文言を書いた紙幣)を発見した後、彼の借家を家宅捜索し、携帯電話、通帳などの私物を押収した。警官は当日の夜、虎成さんを北京市昌平区留置場に連行した。虎成さんを連行したのは北京市昌平区沙河鎮七里渠派出所の警官であったという。
2022年1月20日午前9時、北京市昌平区裁判所は昌平区留置場で虎成さんにオンライン裁判をかけた。2022年4月上旬、北京市昌平区裁判所は虎成さんに懲役3年の実刑判決と罰金を言い渡した。
虎成さんは現在、唐山冀東刑務所に拘禁されている。信念を放棄することを拒否しているため、親族との面会も通話も拒否されている。