【明慧日本2023年8月16日】黒竜江省ハルビン市香坊区の法輪功学習者(以下、学習者)蔡秀瑛さんと夫の朱鳴鏑さんは、疫病を避けて命を救う方法を人に伝えたため、警官に連行された。そして、2022年12月、大慶裁判所は蔡さん夫婦に対して不当な裁判を行い、蔡さんに懲役10年と罰金7万元、朱さんに懲役9年8カ月と罰金6万元の重刑判決を言い渡した。蔡さん夫婦は控訴したが、棄却された。今年5月15日、蔡さんは黒竜江省女子刑務所に送られ、朱さんは大慶留置場に拘禁され続けている。
蔡さんは黒竜江省黒河市の市委員会宣伝部の元幹部で、夫の朱さんはハルビン市松北区税務局の副局長だった。朱さんは小さい頃から体が弱く、30代になると、高血圧と脳血流不足を患った。蔡さんは法輪功を学んで、法輪功が非常に優れている功法だと感じたので、多くの病気に苦しんでいた夫の朱さんに法輪功を勧めた。朱さんも法輪功を学んで、めまいがなくなり、狭心症の発作もなくなり、血圧も正常に戻った。心身ともに法輪功の恩恵を受けた蔡さん夫婦は、法輪功の素晴らしさを他の人に伝えようと思った。
逮捕と量刑
2020年4月7日と8日、蔡さん夫婦と学習者の李力壮さん、霍暁輝さん、唐竹インさん、李艶清さん、丁燕さん、焦其華さん、趙麗華さんらは、自家用車の中で、携帯電話を使って人々に疫病を避け自らの命を救う方法を伝えた。そのため、蔡さんたちは大慶市公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保大隊)と大慶市龍南公安分局の警官に連行された。
不当拘禁中、蔡さん夫婦はハルビン市松北区にあるホテルに連行され、そこで黒竜江省公安局国保大隊の警官から強制的に洗脳させられ迫害された。
2020年5月中旬、蔡さん夫婦は「保釈」として解放されたが、2人は帰宅した後も、警官から何度も嫌がらせと脅迫を受けた。大慶市公安局龍南分局の警官は、車を含む蔡さんの家の私物を大量に押収した。朱さんは、一刻も早く私財を返してほしいと、龍南公安分局の担当警官に何度も電話したが拒否された。
2022年7月の初め、朱さんは龍南公安分局の局長に連絡を取り、改めて私物の返還を要求した。7月5日、龍南公安分局の案件担当者から電話があり、「身分証明書を持って、押収物を取りに来るように」と言われたため、翌朝、朱さん夫婦は龍南分局に赴くも、その場で連行された。その後、夫婦に逮捕令状が出された。
2022年12月末、大慶裁判所はオンラインで蔡さん夫婦に裁判を行い、夫婦ともに不当な重刑と罰金の判決が下された。その後、二人は控訴したが「原判決維持」となった。
今年5月15日、蔡さんは黒竜江省女子刑務所に送り込まれ、朱さんは今も大慶留置場に拘禁され続けている。
2020年4月当時、蔡さん夫婦とともに連行された他の学習者7人は、大慶市譲胡路区の裁判所にて、4回にわたって裁判が行われた。2021年11月17日、裁判所は、李力壮さんに懲役10年8カ月、唐竹インさんに懲役9年4カ月、趙麗華さんに懲役7年5カ月、霍暁輝さんに懲役7年3カ月、丁燕さんに懲役4年2カ月、焦其華さんに懲役4年、李艶清に懲役1年10カ月の不当な判決を宣告した。
2022年1月7日、4人の女性学習者の唐竹インさん、趙麗華さん、丁燕さん、焦其華さんが黒竜江省女子刑務所に移送され、2022年2月17日、2人の男性学習者の李力壮さん、霍暁輝さんが呼蘭刑務所に収容されたという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)