【明慧日本2023年8月16日】ヨーロッパ各地の法輪功学習者(以下、学習者)はオーストリアの首都ウィーンで8月4日から5日にかけて、集会とパレードを行った。2日間の中で、学習者たちは法輪大法の素晴らしさ、中国共産党(以下、中共)による迫害を暴露し、多くの人から支持された。
ウィーンはヨーロッパの歴史文化都市であり、豊かな音楽遺産から「音楽の都」として知られている。法輪功のパレードが通る旧市街地は国連の世界遺産に指定され、毎年700万人近い観光客が訪れる。
ウィーンの旧市街地で功法を実演する学習者 |
ウィーンのの中心部を通る天国楽団 |
学習者の活動は多くの市民を惹きつけた
学習者による龍の舞 |
法船の形の花車の上で功法を披露する学習者 |
白装束に身を包み、迫害され死亡した学習者の遺影を持つ学習者たち |
中共による生体臓器狩りを暴露する学習者 |
天国楽団の演奏は市民に歓迎される |
8月4日、学習者によるパレードは天国楽団の先導でウィーンの中心部を行進した。法輪大法をテーマにした方陣は、法輪大法を説明する英語とドイツ語の大きな横断幕、功法実演チーム、法船の形の花車で構成された。法輪功への迫害阻止をテーマにした方陣では、白装束の女性たちが亡くなった学習者の遺影を手に、中共による法輪功への残酷な迫害を暴露した。また、学習者は中共による生体臓器狩りの犯罪を実演した。パレードには、腰太鼓チーム、龍の舞、獅子の舞もあった。
活動の2日目、学習者はヘルベルト・フォン・カラヤン広場でインフォメーションデーを開催した。同日、天国楽団も広場で「法輪大法は素晴らしい」、「神聖の歌」、「師恩頌」を演奏した。
法輪功の無実を理解した市民は署名で反迫害を支持 |
学習者の2日間のプログラムは多くの人々の注目を集め、感謝の言葉を述べる各国の人々が絶えなかった。多くの人が「とてもいい仕事をしている」と言った。真・善・忍の教えは迫害されるべきではなく、世界中に広めるべきだという声も多かった。
また、多くの中国人が学習者の活動に関心をもち、法輪大法についてもっと知りたいと言った。『共産党についての九つの論評』を受け取り、帰ったらじっくり読むと言う人がいた。又その場で「三退」した人もいた。
市民は中共の迫害を非難
ドイツの学習者・丁楽斌さん(右) |
ドイツの学習者・丁楽斌さんは、両親の丁元徳さんと馬瑞梅さんが迫害を受けた実態を語り、中共に迫害を止めるよう呼びかけた。丁さんと馬さん2人は法輪功を学んでいるとの理由で、今年5月に中共に身柄を拘束された。馬さんは一時出所で帰宅したが、監視されている。 一方、丁さんは現在も不法に拘禁されており、家族は面会できていない。
もう1人の学習者・劉さんは、自身が中共により迫害された経験を話した。劉さんは法輪功の無実が書かれた資料を配布したとして、身柄を拘束された。その結果、5人に見張られ、何時間も小さな腰掛けに座らされ、少しでも動くと殴られた。劉さんは現場の市民に、迫害された多くの学習者は刑務所から出られないと話した。
学習者の話を聞き、中共の法輪功に対する残酷な迫害を知り、多くの人が衝撃と憤りを感じ、反迫害の署名をした。ドイツから来た観光客は、中国で多くの恐ろしいことが起きていることは聞いたことがあるが、中共による法輪功への迫害は初めて聞いた。「実にひどい話です」と話した。
ウィーン近郊から来た女性は、「今、座禅しているだけで迫害されるなんて信じられません」と言った。中国との関係について、彼女はこう言った。「経済のことばかり考えて、人権のことを考えないのは間違っています」
ロンドン在住のインド人夫婦はこう話した。「中国共産党の統治下で、人々が「真・善・忍」といった普遍的な価値観を信じたために迫害されているのは理解できません。「真・善・忍」の教えは何も間違っていません。誰もがこの教えを守るべきです」
人々は「真・善・忍」に共感し、善が悪に勝利することを願っている
1人の男性はパレードを見た後、中国の学習者に挨拶を送りたいと言った。彼は「メキシコのルイスです。(皆さんのパレードを見て)感動して涙が出ました」と話した。彼はまた、ここで良い精神力を感じ、この力が悪に打ち勝つことを望んでいると語った。
学習者のパレードが通り過ぎる時、一組の親子が熱心に見ていた。父親は、「『真・善・忍』の教えは世界中のすべての人に当てはまるので、世界中に広めるべきです」と言った。息子はユダヤ人のスカーフをかぶった少年で、ヘブライ語の資料を受け取ってとても喜び、すぐに読んだ。