弟は4年前に拘禁され、兄の岳乃亮さん 懲役7年を宣告される
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 【明慧日本2023年8月16日】吉林市に住む法輪功学習者・岳乃亮さん(63歳)は、2022年2月14日、母親の家(豊満区建華村)で警官によって連行され、15日間拘束された。その後、口前留置場に収容され、さらに吉林市留置場に1年6カ月拘禁された。今年7月末、不当に懲役7年の実刑判決を言い渡され、現在は四平刑務所に収監されている。

 警察の話によると、岳さんが拘束された「理由」は、岳さんは母親の家に「法輪大法は素晴らしい! 真善忍は素晴らしい!」という内容の対聯、年画、福字などを貼っていたからだという。警官は対聯、年画、福字を剥がし、また家の中から法輪功の本や法輪功関連資料などを奪った。警官らは岳さんの83歳の母親の目の前で狂ったかのように岳さんを暴行し、平手打ちで口を強く叩いた。

 岳さんは1960年1月に生まれ、吉林省吉林市昌邑区蓮花街に在住。岳さん、妻・焦秀萍さん、弟・岳乃明さんは法輪大法の修煉を堅持しているとして、何度も中国共産党のメンバーによって連行され、拘禁された。焦秀萍さんは2002年に、岳乃明さんは2004年に、2人とも2年間の不当な労働教養を強いられた。岳乃明さんは2008年にまた連行され、その後3年6カ月の懲役刑を言い渡された。

 岳乃亮さんが受けた迫害

 岳乃亮さんは1999年1月に法輪功の修煉を始めた。半年後、中国共産党は法輪功に対する残酷な迫害を発動した。2000年1月、岳さんは法輪功の無実を伝えるため北京へ陳情に行ったが、陳情機関で連行され、吉林市の留置場に引き戻され、その後、洗脳班で1カ月以上にわたり迫害された。その後、1000元の支払いを強要された後、解放された。

 2002年3月、岳さんは蓮花街道事務室メンバー、派出所の警官らによって連行され、1カ月以上にわたって迫害された。

 2003年9月16日、20人以上の警官らが岳さんの家に押し入り、岳さんの妻・焦秀萍さんを連行することができなかったため、代わりに岳さんを連行して一晩拘束した。翌日、母親と弟の妻が派出所に行って解放を求め、警官らは岳さんを解放した。 

 岳乃亮さんの妻・焦秀萍さんが受けた迫害の事実

 焦秀萍さんは多くの病気に苦しんでいたが、1998年7月、法輪功の修煉を始めた途端、すぐに病気が治った。しかし、1999年7月、中国共産党が法輪功に対する残酷な迫害を始めた。同年末、焦さんは交流会で警官によって連行され、不当に15日間拘束された。

 2000年1月、焦さんは法輪功の無実を訴えるために北京に行ったが、陳情機関で連行され、吉林市に引き戻された後15日間拘束された。その後、焦さんは蓮花街道に連れて行かれ、約1週間拘束された後、洗脳班に1カ月以上にわたって迫害された。焦さんは蓮花街道に800元、洗脳班に1000元を強要された後帰宅できた。

 2001年12月、焦さんは再び北京に行った時、天安門広場で警官に連行され、鉄の籠に閉じ込められ、その後吉林市留置場に身柄を拘束された。留置場では、昌邑区刑警隊の警官が焦さんを拷問し、手錠をかけて鉄の椅子に縛り付け、手足を動かせないようにし、顔を殴った。45日後、焦さんは長春の「黑嘴子」労働教養所に移動させられ、不当に2年間の労働教養を受けた。焦さんの話によれば、労働教養所は焦さんに信仰を放棄させるために暴力的な「転向」を行い、刑務官の劉連英と朗某はそれぞれスタンガンを使い、焦さんの体の敏感部位に同時に電撃を加えた。「彼女たちは何度も私を電撃し、寝ることを許しませんでした」と焦さんは語った。焦さんはまた、強制的に働かされ、朝4時ごろ起き、夜10時ごろまで働かされ、その後12時まで立たされた後初めて寝ることが許された。焦さんはどうしても法輪大法の修煉を放棄しなかったため、不当に収容を185日間延長された。

 焦さんは2003年5月29日に労働教養を終えて帰宅したが、勤務していた会社から解雇された。

拷問のイメージ図:スタンガンで電撃を与える

  弟・岳乃明さんが受けた迫害の事実 

 岳乃明さん(1963年生まれ)は現在60歳で、吉林市豊満区江南郷建華村に在住。岳さんは2001年に法輪大法の修煉を始めた。この時点で中国共産党は既に法輪功を迫害している。

 岳さんは以前酒を好んで飲み、泥酔した後いたるところに寝たり、時には路上で寝たりしていた。しかし、法輪大法の修煉を始めてから、岳さんは酒を断ち、他人に気を配る人間に変わった。知人たちは岳さんを良い人と評価している。岳さんは真・善・忍の信仰を守るために、何度も連行され、家宅捜索をされ、数万元の金銭と高級品を奪われ、労働教養を強いられ、懲役を言い渡された。その間、残忍な強制灌食と拷問を受けた。

 2008年4月27日、岳さんは北京海淀西釣魚台空軍総病院の近くで小さな店を経営していた時、空軍総病院のスタッフと北京市公安局海淀分局及び恩済荘派出所の警官と共謀し、岳さんを連行した。警官らはすべての法輪功の書籍、現金約1万7,500元(約35万円)、店内の高級煙草を奪った。奪い取られた総財産の具体的な額はまだわかっていない。岳さんは最初に海淀留置場に不当に拘束されたが、その後2年間の労働教養を強いられ、北京市の労働教育局、遼宁省昌図県の関山子労働教養所、遼宁省本溪市の威宁営労働教養所に次々と不当に収容された。

 2018年10月30日の昼、岳さんは自宅で警官によって連行され、吉林市留置場に不当に収容された。2019年5月24日、豊満区裁判所によって不当に3年6カ月の懲役刑と5000元(約10万円)の罰金を言い渡された。控訴後、吉林市中級裁判所によって不当な判決が維持された。岳さんは2019年8月27日に吉林省公主岭刑務所に移動させられ、迫害を受けた。

 岳乃明さんの不当な拘禁期間は2022年4月に終了した。現在、兄の岳乃亮さんは7年の不当な懲役刑を言い渡され、四平刑務所に拘禁され迫害されている。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/8/11/464045.html)
 
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