【明慧日本2023年8月18日】遼寧省大連市在住の法輪功学習者・童淑栄さん(79歳女性)は8月9日午前10時50分、甘井子(かんせいし)裁判所の不当審理かけられことになった。法輪功は世界で1億人に親しまれる気功であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
2021年10月17日、童さんが法輪功迫害の事実について、数人の中学生と話したあと、生徒らは警察に通報した。営城子派出所の警官らは童さんに自宅で数回嫌がらせをした後、童さんに6カ月の居住監視(自宅監禁の一種)を言い渡した。
2022年5月、営城子派出所の警官らが童さんの自宅を訪れ、童さんに2回目の居住監視6カ月を言い渡したばかりで、甘井子検察庁に告訴状を提出したと言った。
同年10月17日、検察庁は童さんに3回目の6カ月の居住監視を言い渡した。その後、検察庁は、童さんの訴訟を甘井子裁判所に提出した。
今年5月15日、営城子派出所の警官2人が童さんの自宅を訪れ、童さんを甘井子裁判所まで車で連行したが、警察は童さんに場所を教えなかったため、童さんは自分が甘井子検察庁にいると思っていた。
童さんはそこの職員に、裁判官に手紙を渡すように頼んだが、職員は法廷に検察官はいないと言い、その時になって初めて、童さんは自分が裁判所に連行されたことに気づいた。
午後6時30分、営城子派出所の警官4人が到着し、童さんを地元の病院に移送して身体検査を行わせたところ、高血圧であることが判明したが、それでも裁判官の命令により警察は童さんを地元の拘置所に連行した。童さんは高血圧のため入所拒否となり、警察は午後9時にようやく童さんを自宅まで車で送った。
自宅に戻ったあと、童さんは、起訴状には自分に対する捏造された容疑が含まれていると指摘し、検察と裁判所に書簡を送り、容疑に反論した。そして、訴訟の却下を求めるとともに、関連政府機関にも書簡を送り、自分のために正義を守るよう求めた。しかし、何の返事も返ってこなかった。
その後、裁判所は童さんの最初の法廷審理を8月9日に実施するとした。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)